2026年5月27日
太陽生命Presents Fantasy on Ice 2026で「ラ・ラ・ランド」コラボを披露!

CROSS TALK 友野一希×青木祐奈「お互いの映画に入り込むコラボレーション」

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今年もファンタジー・オン・アイス(FaOI)が、いよいよ今週末の5月30日に幕張イベントホールでスタートします。今年のゲストアーティストは、ソン・シギョンさん(1部)、SUPER EIGHTの安田章大さん(2部)、家入レオさん(2部)。トップスケーターとアーティストの豪華コラボレーションや、スケーター同士のケミストリーが輝くファン待望のグループナンバーがずらりと並ぶ今年のFaOI。そのなかでも注目の1曲が、友野一希選手と青木祐奈選手による「ラ・ラ・ランド」です。

友野選手は、2021-2022シーズンのフリーに使用し、四大陸選手権で自身初のISU選手権メダルを獲得。青木選手は、同曲をフリーに選んだ昨シーズン、四大陸選手権初出場初優勝。残した戦績だけでなく、それぞれの個性を存分に堪能できるプログラムとして広く愛されています。今回のFaOIでは、そんな2人の代表作を掛け合わせるコラボレーションが実現! 公演を前に、友野選手と青木選手に、新たに生まれる「ラ・ラ・ランド」の楽しみ方を聞きました。

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青木「一緒にやりたいと話していたら叶いました!」

―― 今年もFaOIの練習が始まりましたが、本番に向けてはいまどんな思いですか。
青木 すごく毎年楽しみにしているアイスショーの1つなので、今年も出させていただけて光栄です。今回はずっと一希くんと「ラ・ラ・ランド」をやりたいねと話していたコラボレーションが実現するので本当にうれしいです。
友野 今年のファンタジーは、雰囲気がまたちょっと変わって、(佐藤)駿や(中井)亜美ちゃんといったフレッシュなメンバーも入っています。まあ、すでに「前から出てた?」ってくらい馴染でるんですけど。(笑)グループナンバーの構成でもこれまでと違う面が見られたり、逆にいままで通り豪華なコラボレーションがたくさん見られて、ぼくらも「ラ・ラ・ランド」があったりと、すごく盛りだくさんかなと思います。

―― 「ラ・ラ・ランド」はスケートファン待望のコラボレーションだと思いますが、同じ曲を使ったことで、コラボが決まる以前に2人のあいだで何か話していたことはありますか。
友野 冗談半分ぐらいでね?
青木 そう、全日本選手権のあととかにずっとね。
友野 もしかして、FaOIでコラボできないかなって。
青木 やりたいねって話していて、そうしたら……叶いました!

―― ある意味では、スケーター発信のコラボレーションでもあるんですね。
友野 実際の決まった経緯はわからないんですけど、そうじゃないかなとぼくらは思っています。

ファンタジー・オン・アイスの全体練習も始まり、開幕に向けて準備が進む。全体練習で滑る友野一希 ©World Figure Skating/Shinshokan

―― 「ラ・ラ・ランド」はフィギュアスケートでも人気曲ですが、そのなかでお互いのプログラムの魅力はどんなところに感じていたんでしょうか。
青木 一希くんのプログラムは4年前で、その間にたくさん「ラ・ラ・ランド」を使っている選手がいるんですが、そのなかでも自分のなかですごく印象に残っています。やっぱり最後のコレオが、彼にしかできないものだなと思いますし、あれを見て元気をたくさんもらっていたので、その印象が強いです。
友野 祐奈ちゃんの「ラ・ラ・ランド」は、作り込みがすごい。全日本の演技が終わったときに、本当に映画を観終わったような感覚になりました。ぼくのは、途中まではうまいこと雰囲気を作っているんですけど、コレオも個性がすごく出ていて、まあ、「カ・ズ・ランド」というか。(笑)祐奈ちゃんのプログラムは王道で、しっかり「ラ・ラ・ランド」の振りや世界観のポイントを押さえつつ、それが小さくまとまらずに、全体として祐奈ちゃんの個性が出ていて、作品として完成されているのを感じて、こういうやり方があったかと。まだ言語化が難しいんですけど、すごく不思議な感覚になって、「おれも、これやりてえ~!」って。自分と祐奈ちゃんの個性がミックスされたときにおもしろくなるんじゃないかなという気持ちがすごくあって、「いや、いまだよな!」って思っていました。

―― コラボレーションが決まって、プログラムの方向性はどんなところから話し合いを?
友野 シンプルやったよね? ぼくは祐奈ちゃんのステップやりたい。
青木 私は、一希くんのコレオをやりたい。やりたいものを詰め込みました。(笑)そのうえで、せっかくだから新しいものも見せたいなと、その前に映画の雰囲気を出す演出も入れようと話をして細かく決めていきました。

友野一希と2年連続コラボレーションする青木祐奈。全体練習にて ©World Figure Skating/Shinshokan

―― 振付監修として鈴木明子さんが入っていらっしゃいますが、振付作業はどのようなバランスで?
友野 去年もそうだったんですけど、いつも3人で意見を出し合っていいバランスで作っています。明子さんがぼくたちに合わせてやってくださるので、今回は前半が2人で組んで滑ったり、ぼくらのイメージと明子さんの振付を合わせて作っていくかたち。後半のステップとコレオはもう振付が決まっているので、そこはぼくらがお互い練習する。その間のつなぎ、ズレや違和感の修正とか、そういうアドバイスを明子さんからいただいています。

―― 曲の編集については?
友野 ぼくらのプログラムでは、同じ曲でも使っているバージョンが違ったりしたので、編集も考えましたね。
青木 全体の方向性というか、雰囲気は似ていたので、共通するところは使いたいねという話から、私も自分のプログラムで使う曲を決めるときにたくさん聞いて使いたかったパートとかもあったので、これがいいんじゃないかと提案しました。後半は、ステップをやってコレオなので、すごく盛り盛り。その分、前半はきれいにフィギュアスケートらしい滑りを映画の世界観に落とし込んでというのを意識して曲も考えました。
友野 最後はもう、総集編というか、パーティー! お互いの世界観の共有と爆発を楽しんでください!

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友野「『カ・ズ・ランド』に来て、勢いで圧倒する祐奈ちゃんを見たい」

―― 青木さんは、実際に「カ・ズ・ランド」の練習をしてみていかがでしたか。
友野 おもろかったですよ!(笑)
青木 まじで大変だった! スピードと勢いをつけるのがとくに難しいです。大変だったのが、一希くんの試合の映像を見ると、毎回音の取り方が違うんですよ。(笑)答えがなくて……
友野 ぼくも自分に対して「おいっ」って思いました。(笑)だから2人でどうしようかと相談して、じゃあ今回は世界選手権の振付に合わせよう!となりました。

―― 会場の空気感によってパフォーマンスも変わっていきますからね。
友野 そうなんです。だからもう、「アドバイスありますか?」って言われても、「パッションだね!」――って言いたいけど(笑)、今回はちゃんと合わせないといけない。ぼくもやっぱりあのときから成長もしていますから。映像のなかのぼくは、気持ちよーく、楽しそーに滑ってるんですよ。今回も、そこをいちばん大事にしながらも、決めるところはちゃんと決めようというので、世界選手権の音に合わせることに決めました。

―― では、今回は決まった音で合わせて滑ると。
青木 一応、その予定だけど……
友野 まあ、でも、ぼく的には祐奈ちゃんが、ぼくを圧倒するぐらいグワーッと勢いで滑るのを見てみたいとは思うけど。
青木 それは難しい。(笑)
友野 ほんとお互い楽しんでできているよね。楽しいし、きつい。(笑)
青木 そうなんですよ、めっちゃきついんですよ。自分のもともとの4分のフリーをジャンプを入れてやるよりきつくて。練習でも、途中で目が合った瞬間、(大きく息を吐いて)「ふー!」みたいな。
友野 しんどいけど―― 
青木 楽しい!
友野 終わったときにいい光景が浮かび上がるようなね。
青木 達成感がある。
友野 その自信をちゃんと完成させるために本番までに練習しておかないとな、というプレッシャーがあります。
青木 練習します!

練習終わりに今年のショーのメンバーたちと ©World Figure Skating/Shinshokan

―― 去年も同じく2人でのコラボレーションがありましたが、2人ならではの部分で去年よりパワーアップさせたいところや、注目してほしいポイントはありますか。
青木 ちょっとアイスダンスっぽい動きやステップも前半に入っているので、「ラ・ラ・ランド」の男女の雰囲気をそこで見せながら、後半はみなさんの見たい、お互いのコラボの部分をしっかりお見せします。1つで両方見せられるプログラムだと思うので、前半後半をうまく差別化して、自分たちもがんばりたいです。
友野 去年は完全に新しい曲で、クラシックだけどノリノリのクラシックEDMという世界観でやったんですけど、今年はそれぞれの正解があって、それを組み合わせるかたちなので、去年の経験も生かしつつ、前半はクリエイティブな部分を見せて、後半はお互いの世界観に、お互いの映画に入り込んでいくみたいな感じ。ぼくがもし祐奈ちゃんの「ラ・ラ・ランド」の世界に行ったら、祐奈ちゃんがもしぼくのところに来たらみたいな感じがあるかなと思います。

―― 1本の映画であり、2本分のおもしろさが詰まっているんですね。
青木・友野 そうです!

―― 最後に、見に来て下さる方々へ、「相手のここを見て!」という注目ポイントを教えてください。
青木 私の「ラ・ラ・ランド」はもともとキャッチーな振付が多いので、けっこうみんな真似してくれたりもするんですけど、そこは一希くんがかわいく、かっこよくやってくれると思うので、ぜひ見ていただけたら。たぶん一希くんのプログラムではなかなか見られない動きだよね。
友野 たしかに。女性的な要素も入っていたりするし。
青木 でも、ちゃんと一希くんの個性も出してもらいながらやるので、すごく素敵なものになると思います。
友野 本当に祐奈ちゃんがなかなかしない……
青木 爆発?
友野 爆発する祐奈ちゃんはなかなか見られない。でも、それをやりたいと言ってもらえているだけですごくうれしくて、ステップやコレオはお互いのプライドのぶつかり合いみたいなものも見せられたらいいなと思います。2人で一緒に滑っているけど、2人のそれぞれの世界観も全開に広がればうれしい。だから、ほんまはあんまり横で滑りたくないというか……
青木 え? あれ?(笑)
―― いままでの話が全部……
友野 いやいや、ほんまに!(笑)お互いをぶち抜く勢いでお互いの振付をやれたらいいなと思うし、映画の世界観を大事にしつつ、自分たちの個性とかスケーティングをうまいこと落とし込んでできたらなと。そういうところを見てもらえたらなと思います。
―― ありがとうございました。本番を楽しみにしています。

2人のコラボレーション「ラ・ラ・ランド」ぜひお楽しみに! ©World Figure Skating/Shinshokan
プロフィール
友野一希(ともの・かずき) 1998年5月15日、大阪生まれ。第一住建グループ所属。2022年四大陸選手権銀メダリスト。2022年全日本選手権3位。世界選手権には3度出場し、すべてトップ6に入る。昨季は四大陸選手権4位、全日本選手権6位。競技のなかでもショーマンシップを忘れないエンターテイナーとして、アイスショーにも引っ張りだこ。FaOIには4年連続出演。 青木祐奈(あおき・ゆな) 2002年1月10日、神奈川生まれ。日本建物管財所属。2026年四大陸選手権チャンピオン。昨季は全日本選手権5位、四大陸選手権でISU選手権初出場初優勝とブレーク。ノービス時代から高難度の3ルッツ+3ループを跳び、振付も手掛けるクリエイティブな才能でも注目され、国内外のアイスショーに出演する。FaOIはジュニア時代から通算5度目の出演。
= INFORMATION =
太陽生命Presents Fantasy on Ice 2026
5月30日(土)12:00/17:00 5月31日(日)13:00 会場:幕張イベントホール スケーター:ステファン・ランビエル、織田信成、田中刑事、佐藤駿、友野一希、チャ・ジュンファン、中田璃士、宮原知子、坂本花織、中井亜美、青木祐奈、ロランス・フルニエ・ボードリー&ギヨーム・シゼロン、櫛田育良&島田高志郎 アーティスト:安田章大(第2部)、ソン・シギョン(第1部)、家入レオ(第2部)
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