2024年7月27日
若き才能が鮮やかに舞う、木下アカデミー「ブルーム・オン・アイス」

森口澄士、中村俊介、朝賀俊太朗、高橋星名~個性の光る男子シングル~

- AD -

4月22~23日に京都府宇治市の木下アカデミー京都アイスアリーナで行われる「Bloom On Ice 2023」。日本初のフィギュアスケートのアカデミー、木下アカデミーで日々研鑽を積む若きスケーターたちが一堂に会するフレッシュなアイスショーです。そのショーを前に、今回は男子シングルの注目選手4名をご紹介します!

ペアと二刀流、森口澄士

まずご紹介するのが、ペアとシングルの両立に勤しむ森口澄士選手。現在、同志社大学に通う大学4年生です。ペアでの活躍はこちらの記事でご紹介した通りですが、シングルでも目覚ましい活躍を見せています。
 森口選手のスケート人生を一言で言えば、「右肩上がり」。ノービスの頃から濱田美栄コーチのもとで練習を続け、ずっと全国レベルで活躍していますが、苦しい時期も経験しました。
 それでも、木下アカデミーの練習生となり、シングルでシニアのカテゴリーに移行した2020年には初めて全日本選手権に出場し、12位。2021年にも2年連続出場を果たし、2022年の全日本選手権では、国際大会で活躍している選手たちを上回って、7位入賞を果たしました。フリーの点数だけで言えば5位の成績。跳んだジャンプはすべてのGOEがプラスの評価という会心の出来に、キス&クライでは思わず男泣きを見せました。
 「ペアとシングル、それぞれの練習で培ったことがお互いにいい影響を与えている」と語る森口選手。試合では両手を上げるリッポンジャンプに挑み、練習では片手タノジャンプにも挑戦するなど、向上心が止まりません。Bloom On Iceの舞台でも、飛距離のある大きなジャンプと、客席の一番後ろまで視線を飛ばすような表現力で、観客を楽しませてくれるに違いありません。

ジュニアグランプリファイナル進出、中村俊介

 精鋭ぞろいの木下アカデミーのジュニア男子のなかで先頭を走っているのが中村俊介選手。中京大中京高校に通う高校3年生の17歳で、普段は練習拠点の京都と学校のある愛知県を往復する日々を送っています。ノービス時代には全日本ノービス選手権のノービスBカテゴリーを2連覇するなど早くから頭角を現し、ノービスAでも2年連続で表彰台に上がります。2020年の木下アカデミー開設と同時に練習生に。日本選手のジュニアグランプリシリーズ派遣が再開された2022-2023シーズンには念願の国際大会デビューを果たし、フランス大会で1位、イタリア大会で2位という輝かしい成績を収めてファイナルにも進出しました。
 「このおっきな試合に出れたこと、フリーの表彰台を狙う緊張感、会場の盛り上がり方もすごいいい経験になりましたし、これを(次に)つなげていきたいです」とファイナルを終えた際のインタビューで語った中村選手。この1年、多くの舞台で音楽に没入したエモーショナルな演技を披露してきましたが、Bloom On Iceではどんなパフォーマンスを見せてくれるのでしょうか。

西日本選手権の王者、朝賀俊太朗

 世界の舞台で活躍するチームメイトに追いつけ追い越せとばかりの勢いで奮闘するのが、中村俊介選手と同じ高校3年生の17歳、朝賀俊太朗選手。地元大阪で練習を積み、全日本ノービス選手権でもトップクラスで活躍。木下アカデミー開設とともに拠点を京都に移します。ジュニアのカテゴリーに上がってからも毎年全日本ジュニア選手権に出場するなど実力を示し続けていましたが、チームメイトたちを追いかけるような恰好が続いていました。その状況を打破したのが2022年11月の西日本選手権。SP、フリーを通してマイナスの評価がついた要素はたったの1つ。強豪ひしめくこの大会で自分の実力やこれまでの努力をすべて出し切り、表彰台のいちばん高いところに立ちました。
 優勝後のインタビューで「モチベーションは、世界の舞台で戦っている俊介くんと(森本)涼雅くん」と語っていた朝賀選手。持ち味はパワフルで力強い動きですが、表彰台の頂からの景色を目にした朝賀選手が、どのように進化した姿でBloom On Iceに登場するのか、注目です。

全日本ノービス選手権優勝、高橋星名

 最後にご紹介するのは、木下アカデミーで練習する男子選手のなかで最年少の高橋星名選手。2010年1月29日生まれで、来シーズンからジュニアに参戦予定の、中学2年生の13歳です。出身地は神奈川県ですが、2017年の全日本選手権で濱田コーチと出会ったことがきっかけとなり、2018年から関西を拠点に練習しています。
 ノービスB1年目の全日本ノービス選手権は27位、B2年目は5位、A1年目は3位と着実に成績を伸ばし、ついに最後の全日本ノービスとなった2022年大会で優勝しました。2023年2月に行われた全国中学校スケート大会でも1年生ながら2位。メダリスト・オン・アイスや世界国別対抗戦のエキシビションにも登場し、アイスショーへの出演経験も豊富です。
 憧れは鍵山優真選手とアカデミーの先輩である森口選手と語る高橋選手の持ち味は、鍵山選手にも通じる柔らかなスケーティングと、繊細な音の表現力。たくさんの大舞台で経験を積んできたこの1年の集大成となるBloom On Iceでは、ショーの名前の通り大輪の花を咲かせてくれるはずです。

▶イベント開催情報
Bloom On Ice 2023
4月22、23日/木下アカデミー京都アイスアリーナ
問い合せ先
※2023年4月21日現在
- AD -

 関連バックナンバー

関連記事

- AD -

最新記事

error: