2026年7月16日
アイスダンサーとして競技に復帰する注目チームが新プログラム&コーチを発表!

“しょまりん”本田真凜&宇野昌磨が練習公開「1年目、ビビらずに爪痕を残す」

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本田真凜「100%を超えていける練習を」

-- 多くのメディアの前で練習をしてみて、現役復帰の実感もあったと思いますが、本日の感想を教えてください。
本田 (リンクに)入ったときにカメラの数に久しぶりに驚いたんですが、普段通りの練習をみなさんに見ていただけて、試合まであと3ヵ月少しなので、いつも通り落ち着いて練習ができたかなと思います。
宇野 これだけ多くのカメラの前で公開練習をしたのは、シングルのときも一度も経験がなかったので、久々にアイスショーとはまた違う緊張感を感じながらやらせていただいたんですけれども、真凜が言っている通り、日々の練習通りのものをみなさんにお見せするだけで、日々いい練習ができているという自信を持っていたからこそ、今日、特別なことをするわけではなく、いつも通りを見せればいいなと思っていました。

-- 現在、もっとも重点的に練習していることや課題を教えてください。
本田 検定テストに向けてフリーを重点的にやっていたんですが、つい数日前からリズムダンスもしっかり通せるようになって、両方ともプログラムが完成しているので練習しているのと、フリーは今日みたいにパートに分けて練習する日と、プログラムをひたすらかけて体力トレーニングをする日に分けて、毎日練習を積んでいて。シングルのとき以上に練習に時間が細かくかかるので、練習時間をたくさんこなして、かついい練習ができるようにと心がけて過ごしています。
宇野 いわゆる点数がつく技という部分も重点的で、もちろん練習もするんですけど、アイスダンスは1人ではなく2人ということで、ただ滑るとか、細かく点数がつくわけじゃない部分でも、膝を曲げるタイミングだったり、曲のどこを使って滑るだったり、すべてを合わせる時間だったり、点数にならない部分に時間をかけて毎日こだわって、本当に1歩ずつなんですけど、その1歩ずつをちゃんと2人で感じながら練習する日々を送れている。練習する分だけ自分たちが成長するというのを感じて、楽しくやっております。

-- 今シーズンの目標を教えてください。
本田 2024年10月にこの(アイスダンスで競技復帰する)決断をしてから、試合に向けてどんな演技をしたいか、どんなアイスダンスをしたいかというのを目標にしてやってきたので、1年目だからといってビビらずに、爪痕をしっかり残すつもりで戦っていきたいなと思います。
宇野 2人ともが大きな決断をして、競技という舞台でやることを決めているので、自分たちの大きな決断にちゃんと、いま、毎日覚悟を持って練習できていると思います。日々練習しているものを、試合という場で、結果というかたちで大きく表すことが自分たちの、“ご褒美”ではないですけれども、やる意義にも繋がってくると思います。しっかりいまやっている練習を続けながら、ちゃんと試合でも自分たちが望む結果を目指して、自分たちがアイスダンス、競技を楽しくできるように、この1年間、そしてこの4年間がんばりたいと思います。

-- 2030年に目指す理想を100%とすると、現在の状態はどのくらいですか。
宇野 2030年に自分たちのどの程度が100%なのか、果たしてアイスダンスに100%というものが存在するのかというとことで、ぼくはそういうものは存在しないと思っているので、自分がいまの現状、今日練習できる100%をやればいいと思っている。その100%を毎日積み重ねた先に、結果として素晴らしい演技をできるアイスダンスチームになっていればいいなと思っているので、いま現状はそういう日々を送れているかなと思う。ちょっと細かく質問に対しての答えにはなっていないかもしれませんけれども、いいものを作れると信じています。
本田 アイスダンスはシングルのとき以上に(練習の)映像を撮っていただいて、足の揃え方だったりとか、いろんなことを自分たちで客観的に見て直していく作業がすごく多いんですけど、1週間前に100%だなと思っていた演技でも、今週見返したら「まだここができていなかったな」「いまのほうがよくなっているな」という演技ができたり、日々更新していくような作業をしているので、2030年に向けてどんどん100%を超えていけるような練習ができればいいなと思います。

-- オリジナルのリフトについて、技名と説明をお願いします。
宇野 リフトにあまり技名というのが存在しないので、もちろん「スカーフ」とかはあるんですけど。みなさん各々オリジナルなものはやるんですけど――だから、技名はパッとは出てこないんですけれども、ぼくがシングルのときにクリムキンイーグルをやらせていただいていたので、それを踏まえたリフトが、難しいかなと最初は思っていたんですけど、2人で考えて、そしてこうやってちゃんと競技の場でお披露目できそうなので、単純に自分たちにとって、自分たちだけがやっているというところに、少なからず自信を持ってやることができると思う。それはすごくぼくたちにとって前向きな、自分たちを後押ししてくれる技なのかなと思っています。

-- シングル時代と変わって、フィジカルトレーニングや食事管理で工夫していることはありますか。
本田 同じスケートですけど、持ち上げられることはまずいちばん大きく違って、シングルのときになかったことなので、最初のうちは少しでも重りをなくすために減量というか、軽い状態でいたいなというのと、かつ体力をすごく使うので、いい塩梅で徐々に徐々に戻していければいいなと考えていました。食事管理はシングルのとき以上にするようになりましたし、現役を引退してからの2年間もずっと維持してきたので、それはよかったなと思う。持ち上げられる人としていい塩梅で調整していけたらなと思います。
宇野 ぼくは逆に増量と言いますか、ごはんをなるべく食べようと意識していて。もともとそんなにたくさん食べるタイプではなく、シングルを引退したときからも、太っている自分がないように、なるべく体重計に多く乗るというのをやっていたんですけど、いまはなるべく体重計に乗らずに、たくさん食べ続けるというのを最近やるようにしていて。いま確実に体重が増えてきているので、それが筋力にだんだんなっていったら、真凜も(リフトで上に)乗っていて安心できる状態になったらいいなと思っています。

-- 何キロ増えましたか。
宇野 3キロぐらいですかね。(笑)それが多いのか少ないのかわからないですけど。

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宇野昌磨「フリーのテーマは鳥(宇野)とお花(本田)」

-- プログラムのテーマや選んだ理由を教えてください。
本田 フリーの、今日練習していたほうは「Four Seasons(四季)」で、去年の12月に試合に向けたプログラムとして、すべて振付が終わっていて。アイスショーの小さいリンクでは、入らない部分をカットして滑るというのをやってきたんですけど、それをカナダに先日も行ってブラッシュアップしていただいて、よりレベルのとれるもの、加点を多くとれる滑りを意識して、いまは練習しています。リズムは新しいプログラムですでに完成しているんですけど、「ポエタ」で滑ります。今月末のアイスショーでお披露目になるので、いましっかりがんばっているところです。
宇野 フリーのテーマは「鳥とお花」がイメージ。最初に音楽をいただいたときに、2人にイメージするのはこういうものだからこうやってほしいというのが、「Four Seasons」で春夏秋冬と変わっていくなかで心情の変化も身体で表しつつ、アイスダンスだから2人でテーマに沿って表してほしいと話していただいております。

-- 練習のなかで、ここが2人の強みになっていくのではないかと感じているところは?
本田 まずは練習していくうえで、自分がここが強みかなと思い始めているのがスピードで、昌磨くんがもともと持っているスピードについていけるように日々トレーニングを重ねているので、いろんな技をスピードを出しながらきれいに揃えられるように、レベルがとれるように意識してできればいいなと思います。あとは、身長差がないからこそできるリフトや技、見え方もたくさんあると思うので、そういったものを見せられたらいいなと思います。
宇野 アイスダンスとして競技に挑戦しますけれども、もともと2人がシングルでやっていたという部分も間違いなくスケートをするという意味で強みにすることも可能だと思います。表現力という部分でも絶対に素晴らしい演目を2人で作ることができると思います。もちろん先ほどあったように、体格差が本来のアイスダンスからしたらちょっと違う体格差ではあるんですけれども、そこがネガティブな気持ちではなくて、ちゃんと強みにできる方法が、ぼくはあると絶対に思っていますし、そこを“補う”ではなくて“生かして”やっていくことが、ぼくたちの強みになっていくんじゃないかなと思います。

-- プログラムの振付師について教えてください。
宇野 フリーはジャン=ルック・ベイカーさんに振付していただいていて、リズムは(宮本)賢二先生が振付してくださっています。振付してくださったものを日々、今日みたいに小松原さんに見てもらったり、いろんな人にサポートしてもらいながら。そして、これからステファンにも。やっぱり「ポエタ」はステファンがやっていた演目でもあるので、ステファン自身にブラッシュアップをしてもらえたらなと思って、アイスショーが終わり次第、いろんな場所に行く。もちろんステファンにもブラッシュアップをしてもらうんですけど、以前はカナダに行っていましたし、いろんな拠点に行って、世界最高レベルのコーチたちにいろんなものを教えていただいて、自分たちに取り入れていければなと思っています。

-- 練習拠点やコーチについては?
本田 拠点は、さっき昌磨くんが言ったみたいに、ショーが終わり次第いろんな海外の場所に行って、いろんなアイスダンスの技術を学んでいったうえで、あとで昌磨くんが言うと思うんですけど、コーチはもう決まっていて。普段2人だけで練習するというのは、まずいまはなくて、美里さんが来てくださったり、いまだったらティム(・コレト)が来てくれたり、いろんな日本の先生方に教えていただいたり、映像でチェックしながらいろんなコーチに教えていただいています。
宇野 今年初めてということもあって、まず1年目はステファンにリンクサイドに立ってもらうことになっています。1年目と言ったのは、もちろんいままでシングルでたくさんお世話になって、ぼくたちが新しい舞台に挑戦するとなったときに、すごく心強いコーチがそばにいてくれることが、ぼくたち2人がすごく望んでいたことでもあって。それを心から応援してくれるというのが、ステファンがいちばん心強いかなと思ったので、リンクサイドにステファンが立ってくれることになっています。そして、アイスダンスの技術だったり、そういった部分は、やっぱりぼくたちに合うものをどんどん取り入れていきたいと思っているので、ステファンにリンクサイドに立ってもらいますし、いろんなブラッシュアップもしてもらうんですが、いろんな場所に行って、いろんなものを得て、自分たちにどんどんプラスになるような挑戦をしていきたいなと思っています。

-- 宇野選手プロデュースの「Ice Brave」でリズムダンスが初披露になりますが、完成度はいかがですか。
宇野 今日は競技の公開練習ということで、「Ice Brave」の話を深くしゃべる場所ではないのかなと思うので、もうサラっと言うんですけど、去年からやらせていただいていて、引退してから一緒に作らせていただいて。またこうして現役として挑戦してくなかでも、アイスショーというものもどんどん大切にしていきたいと思っていて。引退してすぐにたくさんの方に支えられて作らせていただいたもののなかで、また競技というものがお互いにプラスになっていく存在であったらいいなと思っていて。今回、リズムダンスをお披露目させていただくんですけれども、みなさんに見てもらうという、日々の練習では感じたくても感じられない緊張感だったりとか、絶対にやり直しが不可能な場を設けていただけるし、ぼくたちもそれをみなさんに楽しんでいただきたいと思っているので、そういった場をお互いに楽しみつつ、アイスショー自体はそこにいる全員が楽しむものになったらいいなと思っているので、ぼくたち自身も、お客さんもみなさん楽しんでいただければなと思っています。
本田 「Ice Brave」だけでもアイスダンスのプログラムをたぶん29回フルで滑らせていただいているので、それも自分たちの経験としてはすごく強みなんじゃないかなと思うので、ありがたいです。次のショーに関しては、リズムとフリーを両方、20曲くらいのなかに組み込んでいるので、体力の部分でもすごくプラスになると思う。そのなかでみなさんに楽しんで見ていただけるような競技のプログラムをお披露目できたらいいなと思います。

-- いままでステファンコーチがアイスダンスの指導をされたことは?
宇野 けっこうアイスダンスの振付をいまもしていますし、過去にも何度か経験しています。ぼくが何度かスイスに行っているときも、アイスダンスの人が来て練習したりとか。ステファンのアイスショーに1回出させてもらったときも、世界のトップで戦っている人がそこの場に来て一緒にアイスショーをやるぐらい、アイスダンスに関しては経験があります――けど、ぼくはステファンじゃないので、言い切ることはちょっと不可能です。(笑)見た感想です! ステファン自身も完全にはシングルのコーチではあるので、こういうお話をしたときに、ステファン以外の技術的にアイスダンスにもっと長けている先生をステファンが紹介してくださったりしているので、その方にお世話になりながら、ただ、ぼくたちが1年目ということもあり、いろんなものを経験して、取り入れたいと思っているので、自分たちがいちばん成長できる道を選択できればなと思っています。

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