浅田真央「楽しめるところまで行ったら勝ち」
―― 緊張感やプレッシャーのなかで力を発揮する秘訣、本番でベストを尽くせる秘訣は何でしょうか。
木村 いや私、結構緊張症なんですよ。うーん。難しい。心臓が口から出そうになることもよくあるんです。でも、1番大事なのはやっぱり練習ですよね。真央さんもそうだと思いますけれども、本当に努力なさって、練習なさって、練習なさって、練習なさって、自信がついて……。それでも緊張なさると思うんですけども、練習は嘘をつかないと思うので、やっぱりもう日々の練習と努力ですよね。緊張は悪いことではないので、いい緊張感を持って本番に臨むというのはすごく大事なことだと思います。それは慣れということでもあるかなと思うんですけど、本番は1回しかないので、もうそれこそ、いざとなったら当たって砕けるじゃないですけど、思いっきりやるしかないんですよね……。真央さんに聞きましょう! これはね。
浅田 私はスケートリンクは慣れてる場所なので、こういった場所の方が全然慣れてなくて。
木村 あら!
浅田 今日もすごい緊張してて、で、あの……「佳乃さん、本番前どうされるのかな」と思ってちょっと見てたら、お話されてたので、「あ、緊張してないな」と思ったんですけど、
木村 (笑)すいません!
浅田 でもちょっとは緊張されてるということで安心しました。(笑)
木村 緊張します、します!
浅田 慣れって本当にすごい大切だなって思うので、私も本番前はちょっと練習したりとかするようには心がけてますけど、本当に楽しめるところまで行ったら勝ちですよね。
木村 そうね。
浅田 そこまで行き切るのってなかなか難しいことなんですけど、でも今日も楽しめたのでよかったです。
木村 よかったー! アスリートはゾーンに入るって言うじゃないですか。私たちからすると全然想像がつかない。
浅田 でも女優業とかも、台詞がバーッと……考えなくてもバーッとスイッチ入ることとかってないですか? ゾーンに入るみたいな。多分それも一緒なのかなって思います。なんか入れちゃった、とか。
木村 そうなのかな。でもやっぱりアスリートはすごいよ。
浅田 いや私、「台詞言ってください」って言われても絶対言えない。(笑)コマーシャルのちょっとのセリフでも、「はい、どうぞ」と言われたら、もう忘れちゃうっていうか。長い台詞を言ったり、掛け合いするのも絶対無理です、私。本当にちょっとの15秒のコマーシャルを撮るだけの掛け合いでも忘れちゃうタイプで。
木村 かわいい!
浅田 本当にすごいなって思います。
木村 かわいい!
浅田 だから大尊敬しています。
木村 とんでもないです。かわいい。

木村佳乃「真央さんは静かな情熱を秘めている方」
―― お互い、表現者としてどんなところを尊敬していらっしゃいますか。
木村 皆さんそうだと思いますけど、真央さんが10代の時から、家族みんなですごく応援していました。お会いしたことないのに、勝手に“真央ちゃん”って呼んで、親しみも湧いて、「真央ちゃん頑張れ」って。でも実際の真央さんは静かな情熱を秘めていらっしゃる方。世界で戦ってきた方で、指導者としての道も楽しみですし、まだお若いですから、今後をすっごく楽しみにしております。
浅田 ありがとうございます。佳乃さんは初めてお会いした時から本当に明るくて、太陽みたいな、みんなを照らすような存在だなというふうに思います。
木村 いやいや、お恥ずかしい。
浅田 50代とは思えないぐらい美しくて、常にポジティブで本当にすごくパワーのある方だなといつも思っています。
木村 ありがとうございます。お恥ずかしい。
―― ポジティブオーラ満載のお2人ですが、毎日どんなことに気をつけて生活していらっしゃいますか。
木村 ちょっとしたことにでも心が敏感に動くような日常を送りたいなと思っているんです。情報がたくさんあるし、刺激的なこと、影響が強いものも多いので、些細なことを見落としちゃいがちになるような気がして。なので、ちょっとした、お掃除がうまくできた、綺麗なお花が咲いたでも何でもいいんですけど、そういうすごく繊細なものにもきちんと気が付けて、そして感動できるような生活を送りたいなと思っております。
浅田 私は、ちょっと佳乃さんと似てるんですけど、1日1個自分のご褒美を作る。例えば、仕事に行く前にスムージーを買っていくとか、お家で美味しいスイーツを食べるとか、ちょっとしたハッピーなご褒美を1つあげることです。
