エッジの効いた音楽性
「マイケル・ジャクソン・メドレー」は、「ビリー・ジーン」「スムーズ・クリミナル」をメインにアレンジしたザ・MJメドレー。「ビリー・ジーン」のイントロは腰のヒットから始まり、ムーンウォークや、首のアイソレーションを入れながら進むMJ的ムーヴメントをクールにこなす。ダンスセンスにも驚かされるが、さらにすごいと思わされるが音楽性だ。
滑りは大きく流れながらも、エッジさばきや上半身で音楽にのって細かな音をつかまえ、ポップミュージックの醍醐味である疾走感たっぷりのグルーブを感じさせる。今季は、ノーウッドで行われたスケートアメリカとコロラドスプリングスでの四大陸選手権に出場し、本場アメリカの観客からも大歓声を受けた。
「マイケル・ジャクソンは本当にがんばったとしか言いようがありません。とくにアメリカでの試合だったので、その分思い入れも強かったと思う。この四大陸選手権でマイケル・ジャクソンを演じられてとても幸せでした」
2023年四大陸選手権SP後の共同インタビューより