いよいよ本日開幕する全日本選手権。20日に行われた前日練習後の取材より、女子シングル&アイスダンスの選手たちの意気込みコメントをご紹介します。女子とアイスダンスの選手たちは明日22日からの登場です!
坂本花織「どんな条件でもやらないといけない」
(グランプリファイナルのあと)1回、先週末ぐらいにちょっと体調を崩してしまって、調子もコンディションも全部落ちてしまったんですけど、試合までに完全復活できたらいいなと思っています。1日寝込んじゃうときもあって。でも、この場に立ってしまったら、もうどんな条件であれ、やらないといけないことには変わりはないので、がんばります。明後日がショートで、まだ日はあるので、1日1日体調を戻して、フリーのころには本当に元気になれるようにコンディションを整えつつ、動ける体にするのが大事かなと思う。全部をベストにもっていけるようにしないとと思っています。
三原舞依「一瞬一瞬をかみしめて」
30分間しか練習がなかったので、最初からがんばって動こうと思って、アップでけっこう温まりながら会場の雰囲気を感じて、ここに来られてうれしいなと思っています。(足の状態は)だいぶよくなってはきていて、まだ痛みがあるといえばあるんですが、それ以上に、NHK杯が終わってから今日まで必死に練習を積んでいかないとっていう思いで毎日を過ごしていて、1ヵ月があっという間だったので、すごく充実していたのかなと。いちばんはこの試合を最後まで楽しむことを大切にやりたいです。今年もまた全日本の舞台に立つことができるのが何よりもうれしくて。また長野に戻ってくることができて、すごく幸せな思いでいっぱいなので、演技の1つ1つの要素を大切にしながら、一瞬一瞬をかみしめて滑れたらいいなと思っています。
島田麻央「SPにトリプルアクセルを入れる」
全日本はジュニアから推薦してもらって出る大会。(初出場の)去年は楽しめなかったので、今年は楽しんで思いっきりできたらいいなと思っています。今回の全日本で初めてショートにトリプルアクセルを入れる予定なので、まずショートでしっかり決めきれるようにしたい。トリプルアクセルを入れるからには、トリプルアクセル以外を失敗したらフリーがないと思うので、絶対に失敗できないという緊張感はあります。(ジャンプ構成をダブルアクセルから)トリプルアクセルにして、フリップ+トウループからルッツ+トウループにも変えたので、(全日本ジュニア、JGPFのSPで)ミスしたことは逆に忘れられると思うので、そこはいいと思います。
吉田陽菜「納得の演技で1年を締めくくる」
(グランプリファイナルからの)連戦はきつい部分はあるんですが、ファイナルで自信もついたと思うので、今シーズンやってきたことを信じて、自分の力を出し切れたらいいなと思います。納得のいく演技をして、1年のいい締めくくりができたら。(ファイナルでは)ショートプログラムでは失敗してしまったんですけど、フリーではジャンプも練習してきたことをしっかり出せたし、スケーティングもちゃんと気持ちを込めて滑れたので、自分を信じて力を出すというのはできていると思う。いちばん思い描いているのは、やっぱりショートとフリーをしっかり揃えること。今シーズン、いい結果を残した試合でも、まだそれができたことはないので、そこがいちばん大きな目標です。
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