2024年6月14日
クローズアップ:男子ショートプログラム

島田高志郎「自分のなかに戦う気持ちを感じた」

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21日の男子SPに19番滑走で登場した島田高志郎。前回大会の銀メダリストとして迎える今季の全日本選手権も、挑戦者の心で楽しみたいと大会に臨む。

思い切りのいい4サルコウでスタートした「Sing Sing Sing」は、4トウでの転倒があったものの、爽やかかつスタイリッシュに仕上げた。弾むようなジャズに踊りを気持ちよく乗せて、観客も序盤からクラップで参加し、決めどころでは思わずといった歓声があがった。観客を動かすパフォーマンスは、さすがエンターテイナー。演技後にふわりと浮かんだ笑みが、悔しさと同時に充実ぶりも伝えた。76.57点。SP11位からフリーへ向かう。

―― SPの演技を振り返って。


島田 いやあ、やっぱりそううまくはいかないですね。けっこういいマインドで臨んでいたつもりだったんですけど、6分間(練習)でちょっとタイミングがずれたというか、やっぱり緊張というものが自分の重心をちょっと上にあげちゃったのかなと思います。それでもあの4回転2本をプログラムにまた組み込んで挑戦することができたのは、戦う気持ちを改めて自分のなかに感じられましたし、大いにあったなと思います。


―― 4トウの転倒のあとはどう切り替えていきましたか。


島田 もう本当にただただ調整。冒頭の4回転サルコウは、今シーズンのショートのなかではいちばんベストなサルコウだったんじゃないかなと。そういったいい集中の仕方を、また練習で再度思い出して、フリーはもっとさらにいい演技ができるようにがんばりたいと思います。


―― 4サルコウが入ったときは、ここから乗っていけるのかなと。


島田 いやあ、ぼくも思いました。(笑)「これ、きたんちゃうかあ!」と思って、かなりいい流れで。6分間であまりよくなかっただけに、サルコウが降りられたので、「お! 流れはきたな」と自分のなかでも思ったんですけど、やっぱりそうは甘くは……。昨年よりもいい演技ができるんじゃないかと、自分のなかでも思ったんですけど、やっぱり難しいですね。毎度、毎度完璧な演技をすることの難しさを改めて感じました。


―― トウループのミスの要因は、ご自分のなかではどんなことが?


島田 気持ちのブレというか。もちろん自信を持って跳んだつもりだったんですけど、スリーターンのときにちょっと体が振られて、それをちょっと意識しちゃったかなと思います。体が振られても、パーフェクトな入りじゃなくても、跳べているときは跳べているので、あんまり考え過ぎないほうがよかったなと思います。


―― 演技後の表情は晴れやかでした。


島田 あの本当にあのグランプリでは挑戦することすらできなかった4回転2本を組みむことができた達成感と、まだまだできるなと思った充実感が感じられたので、たぶん笑顔が出たんじゃないかなと思います。


―― 随所で歓声があがっていましたが、観客を楽しませるという点での手ごたえはいかがでしたか。


島田 4回転2本となると、表現の部分がちょっと疎かになってしまうなと、今回、感じました。なので、そこも課題が改めてできましたし、楽しむことはできたんですけど、動きでもっと魅せられるようなスケートがしたいので、そこはまだまだ成長するところだなと思います。

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