2024年11月10日
観て、聴いて、笑って、食べて、参加する!“体験”を楽しむ

福岡発“体験型”アイスショー「BIS F24」にコストナー、安藤美姫らが出演

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1月26日、新しいアイスショー「BIS F24」(主催:公益財団法人福岡県スポーツ推進基金)がアクシオン福岡で開幕しました。カロリーナ・コストナー、安藤美姫と2人の世界女王をはじめ、鈴木明子、無良崇人らがスケートの素晴らしさをリンクから発信しました。

観客参加型のアイスショー

「The Beginning of the Ice Show(アイスショーのはじまり)~氷上の贅沢体験を福岡で~」と銘打たれた観客参加型のアイスショーで、対象のチケット購入者は、いつもとは違った角度からフィギュアスケートを楽しむ“体験”ができる。たとえば、プロの指導のもと、場内アナウンスや、リンクサイドのカメラマン席からの撮影、ジャッジの仕事内容について学び、本番はリンク正面の“ジャッジ席”で見るジャッジ体験もできる。さらに氷上レベルの特設シートで豪華な食事や、選手や関係者が参加する社交の場であるバンケットに参加できるVIP席も用意されている。

熱心なファンに向けた企画とともに、“新しいファン”にとっては、3000円からという安価な価格設定はうれしい。また、0歳児から入場でき(席を利用する場合は要チケット)、会場前に出店されたキッチンカーで購入した飲食物を観客席に持ち込むことが可能。観光庁の観光再始動事業に承認されたアイスショーであり、国内はもちろん、アジアの玄関口・福岡にやってくる海外からの観客も大歓迎。とにかくさまざまなかたちで、多くの人々にフィギュアスケートを“体験”してもらうことを重視したユニークなイベントが誕生した。

このユニークな公演を彩るのは、フィギュアスケーターとアーティストたちだ。公演初日の1月26日(金)は18:00開演。第1部では、スケーターたちの極上のスケーティングが披露された。ロングサイドに設けられた特設ステージに立つボーカルJGのジュノのやさしい歌声を時折挟みながら、ショーは1人ひとりの名前や曲目のコールなしで、ソロ、デュエット、グループとさまざなナンバーが1つの大きなメドレーのように綴られていく。プログラムを全身で奏でる11人のスケーターは、鈴木明子、安藤美姫、カロリーナ・コストナー、本郷理華、無良崇人、橋本誠也、プリンスアイスワールドチームの小林宏一、小沼祐太、吉野晃平、松永幸貴恵、佐々木優衣。

みな氷上での魅せ方を熟知したプロフェッショナルたちだが、なかでも、久しぶりに日本のショーに出演したイタリアの至宝コストナーの演技は圧巻だった。視線や指先までコントロールの行き届いた身体の動き、氷と戯れるような滑らかな滑り。昨年から鍵山優真選手の指導者として注目される機会が多いが、やはりショースケーターとしての活動も続けてほしいと強く思わせた。

第2部は、まずお笑いコーナーからスタートし、「よしもとマッシュルームズ」として、マッシュルームカットのひょっこりはんと佐川ピン芸人が出演(27日はトータルテンボス、28日はトレンディエンジェル)。おなじみの芸で客席を和ませたあと、キム・ソンジェ(SUPERNOVA)がステージに立った。K-popグループSUPERNOVAのボーカルとして知られるソンジェは、美しい歌声でバラードを披露。無良崇人、吉野晃平が伸びやかな滑りでコラボする場面も見られた。最後にはスケーター全員がブラックの衣装で再登場し、華やかなフィナーレへ突入。ショーの最後には、出演スケーターの紹介が行われ、観客全員が客席からスケーターを撮影できるフォトセッションがはじまると、スケーターたちは、客席に手を振りながら、笑顔で温かい声援に応えていた。

公演は1月28日(日)まで。土日公演には、Shuta Sueyoshi(AAA末吉秀太)が加わり、さらなる盛り上がりを見せるにちがいない。開場15:00/開演16:00 。会場で当日券も販売予定。

▶イベント開催情報
BIS F24
1月28日16:00/アクシオン福岡
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