コンサート終了後、佐藤駿、髙木美帆、戸塚優斗が取材に応じた。
佐藤駿「バナータオルを振ってくださっている方がお見受けできて、すごくうれしかった」
―― 今日のコンサートの感想を。
戸塚 応援してくださっている皆さまに間近で会えたというか、顔を見せられましたし、自分の声を届けられた。日頃からすごく感謝の気持ちがありますし、これからも応援していただきたいので、本当にいい機会になったと思います。あと単純にオーケストラの音楽を楽しめました。
髙木 第2部でステージ上からお話しさせていただいたんですけど、本当に皆さんの反応も温かくて、すごく素敵な時間だったなと感じています。私たちは、アスリートだけで戦い抜くことはできないので、ここまで一緒に戦ってきてくださった観客の皆さんとお会いできたというのが、私にとってはいちばんうれしい時間だったなと思っています。
佐藤 観客の皆さんと一緒に楽しむことができたなと思っていますし、バナータオルを振ってくださっている方が何人かお見受けできて、すごくうれしかった。改めてオリンピックという舞台に出られたことへの感謝と、応援してくださる皆さんへの感謝を伝えたいなと思いました。
―― 改めて、ミラノ・コルティナ・オリンピックは、どんな大会になりましたか。
戸塚 本当にオリンピックはすごく苦手な意識があったんですけど、前大会を終えて、気持ちを切り替えて、今回の大会で金メダルを獲れたので、好きな大会の1つに入ったのかなと思っています。結婚もして、また違う歩み方で4年間練習したり、大会を迎えると思うので、4年後に向けて切り替えて、しっかり歩んでいければなと思います。
髙木 今回は初めてアスリートとしてではなく、引退してオリンピックコンサートを迎える回となりました。なので、いままではオリンピックのダイジェストを見て、オーケストラの音楽を浴びて、「私もまた頑張ろう」と思っていたんですけど、純粋に今回はいままでのオリンピックを含めて、ああ懐かしいなあという思いで振り返っている時間だった。それがすごく新鮮だったなというのを強く感じています。
佐藤 ミラノ・コルティナ・オリンピックは、ぼくにとってもすごく人生が変わるような大会だったなと思っていますし、初めての出場ながら、本当に最初から最後まで楽しむことができて、もうそれに尽きるかな、と。楽しくできたことがいちばんでしたし、チームメイトの温かさとか、そういったものを感じられた大会になったかなと思っています。
―― 戸塚選手は、「全ての大会を優勝で飾る」と先ほどおっしゃっていましたが、次のシーズンはどんなシーズンにしたいですか。
戸塚 言ったとおり、全大会優勝を目指している。難しいことはわかっているんですけど、目標を高く立てて、それに向けて走っていければいいなと思います。ちょっとオリンピックが終わって、技的な問題で何をやればいいのかわからない状況が続いているので、そこも夏の間に見つけていければなと思っています。
―― 佐藤選手は、今シーズンをどんなシーズンにしたいですか。
佐藤 ルールも変わりますし、大きくいろんなことが変わるシーズンだと思うんですけど、そのなかでしっかりと引っ張っていける存在になれるように、やはり全ての大会で優勝を目指して頑張っていきたいなと思っています。
戸塚 一緒ですね!
佐藤 一緒ですね。(笑)
髙木 (笑)要チェックですね!
―― 高木さんにとって、改めてスピードスケートはどういった存在ですか。
髙木 私が5歳の頃に始めたんですけど、なんだかんだと私の人生と共にあったものなので、一言に例えるにはなかなか難しいものはあるんですけど、スピードスケートがあったからいまの私がいるんだろうなと思っているので、なんかある意味、人みたいな感じの存在だなと思っています。
―― いま挑戦してみたいことは具体的にありますか。
髙木 いまはありがたいことにいろんなオファーもいただいているので、そこに1つ1つ丁寧に向き合っていきたいなという思いがあります。何かを伝えるオファーが多いので、いままで経験してきたことをお伝えすることで、社会に還元できるものがあったらいいなと思っているので、そこは1つ責任感を持って取り組みたいなと思っています。
―― 戸塚選手、先ほど久石譲さんが好きというお話しをされていましたが、何回くらいチケットが外れているのでしょうか。
戸塚 難しいですよ。東京のこの前の公演に行こうと思ってたんですけど、行けなくて。で、ずっとYouTubeに出ている2時間の動画があるんですけど、それがこの前のライブのもので、それを繰り返しずっと見てるので、5回ぐらい行ってる気持ちなんですけど……次また機会があれば行きたいなと思っています。
―― リアルではまだ行っていない?
戸塚 まったく行ってないです。
―― 1番好きな曲は?
戸塚 でもジブリが好きなので、最近ピアノも始めて、
髙木 へー!
戸塚 2年目ぐらいになるんですけど、同じチームの山田琉聖とかがめちゃくちゃ上手いので、教えてもらいながらジブリをやっているので、やっぱりすごいなと思いながら聴いています。
―― ピアノを始めたきっかけは?
戸塚 かっこよくないですか?
髙木 (佐藤選手のほうを指さしながら)今度ピアノ弾いたやつで、踊ってもらいましょう。
佐藤 ぜひ。
戸塚 30秒ぐらいで終わっちゃうけど。(笑)
―― オリンピックに向けて特に背中を押された曲、普段からルーティンで聴いている曲があれば教えてください。
戸塚 ミセス(Mrs.GREEN APPLE)が好きなので、ミセスの曲にすごく背中を押されています。オリンピックのテーマ曲「アポロドロス」(テレビ朝日系列スポーツ応援ソング)にもすごく背中も押されていました。この前ライブに参加させていただいたんですけど、その時も歌っていたので、すごく感慨深いというか、すごく思い出すものがあったので、常に支えられています。
髙木 音楽……何か1つに絞るのは難しいなと思っていますね。私は今回のテーマソングだと、「どうしてもどうしても」(back number/NHKウィンタースポーツテーマソング)。あってますよね?
佐藤 大丈夫です。
戸塚 (笑)
髙木 自分のなかで響くものがあって、よく聴いていたりしました。私は「この曲」というよりは、いろんな気持ちに対して、いろんな曲を聴いたりするので、その都度都度いろんなものに救われてきたなと思っています。エピソードとしては、北京オリンピックまでずっと一緒に戦ってきた先輩である押切(美沙紀)さんから、最後のオリンピックに挑むにあたって、プレイリストをプレゼントしていただいて。そういうのを聴きながら、そういった形でも音楽というものを通して支えられていたなと、いま思い返しています。
佐藤 ぼくも幅広く、J-POPとかアニソンとか、洋楽を聴いてるんですけど、菅田将暉さんの「さよならエレジー」がカラオケでもよく歌っているぐらい好きです。



