りくりゅう「ペアの本当の魅力、アイスダンスの魅力をお届けしたい」
―― プロ転向後初のアイスショーになりました。
三浦 2年ぶりのブルーム・オン・アイス開催ということで、ブルームでしかできない構成がたくさんあったので、本当に2人とも楽しく、最初から最後まで滑らせていただきました。
木原 2年ぶりのブルーム・オン・アイスということで、前回は怪我で滑ることができなかった。滑るのは3年ぶりになるのかな? そのなかでも、久しぶりにブルームで2人の演技を皆様にお見せすることができて、本当にうれしく思いましたし、たくさんの方々が会場に足を運んでくださったので、本当にうれしいなという思いが。ブルームにもこんなにたくさんの方々が来てくださるんだということがすごくうれしくて、2人で楽しく滑れました。
―― 競技とは何が違いますか?
木原 リンクサイズ。(笑)やっぱり試合ではどうしても順位や点数のことを気にしないといけないので、レベルであったり、少しフォーカスしすぎてしまうんですけども、アイスショーはそういったものがないので、滑りながらお客様の顔を見る余裕であったり、パフォーマンスもいつもより楽しんでできるのが、いいところかなと思います。
三浦 同じで、リンクサイズも変わりますし、リンク内に座席が設置されているので、競技とはまた違って、より近くにスケーターを感じることができるのがアイスショーなんじゃないかなと思います。
―― プロ転向後初めての公演でお互いの滑りを見ていかがでしたか。
三浦 私が龍一くんの滑りを見て? いつも通りでしたよ。(笑)
木原 ぼくめっちゃジム行ってたんで。しっかりトレーニングしてきました。
―― 引退会見では、ジムへ行っていないという三浦選手のお話が。
三浦 違います! いやあの、違うことはないんですけど、ほぼホテル生活だったんですよ。ホテルを転々とするなかで、ジムがやっぱりないんですよ。でも、1か所だけでしょ? それ。1か所だけでしょ。でしょう?
木原 うん……。
三浦 でもあの、きちんと筋トレはしてます。
―― 三浦選手は兵庫・宝塚出身ということで、特別な想いは。
三浦 そうですね、私がいちばん初めにスケートの世界に入って滑ったのがここ尼崎スポーツの森だったので、懐かしい気持ちと、また帰ってこれてうれしい気持ちがすごくあります。
―― お客様の反応は。
三浦 たくさん拍手をいただけて、私たちも最初から最後まで楽しく滑ることができましたし、残り3公演も、私たちも楽しんで、お客様も楽しんでくれるような公演になればいいなと思います。
木原 皆様本当に温かくて……。やっぱり自分たちが楽しく滑らさせていただけるというのは、皆様のご声援があるからなので、残り3公演も皆様に楽しんでいただけるように、そして自分たちも楽しみつつ、ペアの魅力をもっともっと初めてのお客様にもお届けできるように頑張りたいなと思います。
―― 公演では若い選手が演技していましたが、森口選手、長岡選手は今回滑れなかったですけれども、次世代の選手に対して先輩のメッセージがあれば。
三浦 やっぱりゆなすみペアは、いまの日本を背負って、まあでもそれを重荷に感じずに、世界に通じる技術をもっているので、経験をたくさん積んで、自信も積んで、これから長く長く競技を続けていってほしいなと思っています。
木原 勝つためにはスケートだけではなくて、睡眠であったり、栄養であったり、すべてのことをやっぱり若いときから取り組んでいった方が選手寿命も延びると思いますし、怪我も防げると思います。ぼく自身怪我が多かったので、若い子たちにはそういった経験はしてほしくない。スケートだけではなくて、コンディショニングであったり、食事や睡眠とか、しっかり若いときから習慣化していってほしいなと思っています。
―― お2人の今後の目標を。
三浦 いろいろな形でペア競技を日本中に知っていただけるように、ペア人口を増やしていけるように、私たち自身もこれからたくさんのことに挑戦していきたいなと思います。
木原 日本の皆様にもっともっとペアを知っていただけるように、ペアの魅力をもっと自分たちから発信していきたいなと思いますし、まずは8月のアイスショーで、ペアの魅力をお届けしたいなと思っています。
―― 7~8月のアイスショーはどんな公演にしたい?
三浦 タイトルは「THE DESTINY」なんですけど、カップル競技においてパートナーとの出会いは運命だと思っているので、タイトルにDESTINY(運命)という言葉を言いたかったから、「THE DESTINY」というふうになっていて、カップル競技の魅力がたくさん詰まったアイスショーにしていきたいなと思っています。
木原 こだわりなんですけど、やはりリンクサイズを競技用のサイズとほぼ同じサイズでやりたいかなというのが、いちばんの自分たちのこだわりで。やっぱりいままでのアイスショーですと、どうしてもペアの魅力、アイスダンスの魅力を120%お届けすることが少しリンクサイズの関係で難しかったと思うんですけども、「THE DESTINY」は競技用と同じようなサイズになっているので、スピード感であったり、迫力というのはほぼ競技会と同じような迫力感で感じていただくことができるというふうに思っていますので、そういったところから、ペアの本当の魅力、アイスダンスの魅力をお届けしたいなと思っています。
―― アイスショーのタイトルは「運命」ということですけれども、もう1回生まれ変わった場合も同じ道を選ぶと考えますか。
三浦 そうですね、やっぱりフィギュアスケートを通して、スケートだけじゃなく、技術だけじゃなくて、精神面であったり、そういった部分も成長できたと私は思うので、生まれ変わってもフィギュアスケーターになりたいなというふうに感じています。
木原 璃来ちゃんと同じになってしまうんですけど、自分自身すごく成長させていただいたので、やっぱりもう一度スケートというのは、なんだかんだやるのかなというふうに思います。
―― 新しいアイスショーでプロデューサーにも初挑戦だと思うんですけど。
木原 プロデューサーになるわけではない。プロデュース。
三浦 プロデュース、プロデュース。
―― 新しい発見や難しいと思うことは。
三浦 ん-、でも、2人で「こういうのやってみたかったよね」とか話し出すと結構止まらないですし、いろんな方にもどういうアイスショーが見てみたいかって、たくさんの人に聞いたりもしていたので、それをね、実現できたらいい。
木原 そうですね、自分たちのなかでもアイディアがあるんですけど、それが実現可能かどうかもまだいまはわからないんですけど。いろいろお話し合いをしていくなかで、いままでなかった経験だなっていうのはすごく感じています。どちらかといったら(ショーに)入れていただくことのほうが多かったんですけど、自分たちでまず大きな円を作っていくというのが、今回初挑戦になっています。
―― 今日は坂本花織さんが客席にいらしてましたが、やりとりは?
三浦 かおちゃん、最初は全然気づいてなかったんですよ。でも、連絡が来て、『横じゃなくて、縦に手を振るから気づいて』って言われて。ずーっと縦に手を振っている人を探していました。
木原 あんだけ動いてたらわかるでしょ。(笑)
―― アイスショーの構想はいつごろから?
木原 3月頃にアイスショーの企画がスタートしました。
―― どんな人に見てほしい?
三浦 やっぱり私たちの願いは変わらず、たくさんの方に、まだペアを知っていない方にも見に来ていただきたいですし、やっぱりカップル競技を中心としたアイスショーはいままでなかったと思うので、カップル競技の魅力をたくさんの人に伝えたいなと。
木原 スケートを見に来たことがない方でも、見に来て、すごい楽しいなというふうに思っていただけるようなアイスショーにしていきたい。本当にたくさんの方が、ペアってどんなものだろう、アイスダンスってどんなものなのかなというのをお届けしたいかなと思っています。
―― 今回の会場は東京ですが、今後地方都市でも?
木原 もちろんシリーズ化じゃないですけど、毎年、そういった夢は2人とも持っているんですけど、まずはこの今年8月のショーを集中して成功させたいなという気持ちのほうが強いです。
―― 現時点で出演スケーターは?
木原 いま交渉中じゃないですけど、いま、なんていうんだろう。
三浦 世界のトップスケーターを。
木原 私たちの友人を。なんていえばいいんだろう? いま、オファーを。(笑)
―― 海外選手も?
木原 ないしょ!




