2024年5月17日
世界選手権代表に選ばれた韓国女子3人に迫る!

ヘイン、イェリム、チェヨン~個性はじける韓国女子~

- AD -

世界のトップスケーターたちが一堂に会する世界選手権。各国のエースから、魅力の尽きないベテラン勢、次代を担うライジングスターたちまで、その滑りをライブで観戦できる絶好のチャンスです。そこで、数多の魅力あふれるスケーターたちのなかから、今季注目してきたスケーターの活躍をご紹介します。

今シーズン、シニアとジュニアの両方のステージで、日本女子の最大のライバルとなっているのは韓国女子。シーズンの集大成となる世界選手権の代表には、イ・ヘイン、キム・イェリム、キム・チェヨンが選ばれました。大会初日に行われたショートプログラムでは、ヘイン選手が2位、チェヨン選手が12位、イェリム選手が17位という位置に。彼女たちは、一体どんな経歴や個性の持ち主なのでしょうか。

四大陸女王、イ・ヘイン

実力が拮抗する韓国女子のなかで、1歩リードしている格好なのが、イ・ヘイン。2月に行われた四大陸選手権では、韓国女子としては2009年のキム・ヨナ以来となる優勝を果たし、初めてチャンピオンシップの金メダルを手にした。

ヘインは、2005年4月16日生まれの17歳。2019年に13歳で韓国選手権の表彰台に上がると、続く世界ジュニア選手権でも8位とトップ10入り。翌2019-2020シーズンはジュニアグランプリシリーズの大会で2連勝し、ファイナルにも出場。そのシーズンの世界ジュニア選手権では5位になるなど、着実にトップ選手への階段を上がっていった。
順風満帆なジュニア時代を過ごしたヘインだったが、コロナ禍のはじまりと共にシニアに上がってからは、グランプリシリーズでもメダルに届かず、国内選手権でもなかなか順位を上げられない苦しい日々が続いた。そんな暗闇に光が差したのは2022年の四大陸選手権。三原舞依に続いて2位となり、世界に自分の実力を見せつけた。

ヘインはしっとりとした女性らしい雰囲気を持っているが、同時に大きなジャンプとスピード感のあるスケーティングを兼ね備えており、その融合が彼女の演技の見どころだ。今季はフリープログラムに「オペラ座の怪人」を採用し、繊細で煌びやかな曲に乗せて、主人公のクリスティーヌを演じているる。世界選手権では晴れやかな表情のクリスティーヌが見られること願うばかりだ。

- AD -

 関連バックナンバー

関連記事

- AD -

最新記事

error: