7月12日、神戸市内に新設されたSysmex Kobe Ice Campusで一般滑走の開始にあたり、オープニングイベントが開催されました。シスメックス所属の坂本花織選手、三原舞依選手、三宅咲綺選手、壷井達也選手が講師陣に加わってのスケート教室が行われ、その後の一般滑走の前には4選手があいさつに登場しました。さらに、ピカチュウもスケート靴を履いて応援に駆けつけました。
シスメックスの選手たちが小学生150人を指導
スケート教室には、なぎさ小学校の1年生から6年生までの150人が参加。初めてスケートをする参加者も多く、学年ごとに分かれて、靴の履き方、氷上での立ち方から、1人で滑れるようになるまでを段階を踏んで学んでいく。オリンピック・メダリストの坂本花織をはじめ、三原舞依、三宅咲綺、壷井達也も直接指導にあたり、子どもたちの手をとって一緒に滑ったり、お手本としてスピンを披露したりと、スケートをの面白さを直に伝えた。
Sysmex Kobe Ice Campusは、6月からスタートした小学生以下の子どもたちを対象とするスケート普及プロジェクト「ポケモンスケートチャレンジ～めざせトリプルアクセル～」参加リンクとあり、ピカチュウがスケート教室に登場。子どもたちからの「ピカチュウ～！」という大声援に応えてリンクに現れたピカチュウは、華麗な滑りで子どもたちのもとへ駆けつけ、各学年のグループで一緒にスケートを体験した。
地元が生んだスタースケーターたちが直接指導にあたり、国民的人気キャラクターが一緒になって滑った今回のスケート教室。選手たちの言葉を聞く参加者たちはきらきらと瞳を輝かせ、ピカチュウの登場には大きな声援が湧くなど大興奮の様子だった。今回、初めてスケート教室に参加したという南さん（小学6年生）は、「スケートで止まる方法や、大事なことをいろいろ教えてもらえて本当に楽しかったです。選手のみなさんはすごく優しくて、私がこけたときも丁寧に直してくれたり、すごい選手たちとは思えないくらい（親身に）優しく教えてくれました。ピカチュウも可愛かったです！ ピカチュウのおかげでスケートって楽しいなと思いました。滑るのは難しいんですけど、氷の上をツルツルと速く滑ったり、きれいに滑れるようになるのもスケートのおもしろいところだなと思いました」と笑顔を見せ、「フィギュアスケートはテレビで見たことがあります。（学校が）坂本選手の母校でもあるので、坂本選手を応援したいという気持ちで見ています！」と、オリンピック・シーズンを迎える大先輩にエールを送った。
一般滑走がオープン！ 坂本花織「いっぱい滑りに来て」
スケート教室が終わると、製氷を挟んで、今度は一般滑走がオープンとなった。リンクの開放を前に、改めて坂本、三原、三宅、壷井、そしてピカチュウがリンクに姿を現し、代表して坂本が「みなさん、こんにちは。暑いなか、来ていただき、ありがとうございます。6月からこのSysmex Kobe Ice Campusがオープンして、いよいよ今日から一般滑走が、開催？ 解放？ 解禁！（笑）されると思うので、選手のみなさんもそうですが、一般のお客さんにもぜひたくさん滑ってほしいなと思っています。いまは外が暑いので、涼みにいっぱい滑りに来てほしいなと思っていますので、これからよろしくお願いします。今日はぜひ楽しんでくださーい！」とあいさつして盛り上げた。Sysmex Kobe Ice Campusは神戸市内唯一の通年リンクであり、今後も多くの人々がスケートに触れ、楽しむ機会が期待される。
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