2024年5月14日
NHK杯EX 8Kパブリックビューイングで町田樹さんらが登壇し大いに盛り上げた

NHK杯パブリックビューイングに町田樹さんら登場

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NHK杯最終日のエキシビションが開催された11月26日、東京・新宿のイベントスペースLUMINE0(ルミネゼロ)で、「町田樹さんと観る!NHK杯8Kパブリックビューイング」が行われました。今回が初の試みで、ゲストは町田樹さん(國學院大學助教)、石井てる美さん(お笑い芸人)、司会は上田早苗アナウンサー。およそ200人の参加者が、ゲストのトークとともに、大画面に映し出される8Kの高精細な映像でエキシビションを楽しみました。スペシャル感あふれるイベントの模様をレポートします!

“どーもくんカメラ”で選手と直接コネクト

まず、エキシビション開始前にスペシャルトークがスタート。今季、グランプリシリーズのTV解説者を務める町田さんと、長年のフィギュアファンで今回も大阪で観戦してきたという石井さんのテンポのいいキャッチボールが繰り広げられた。

「NHK杯といえば?」というお題でセレクトした演技は、町田さんは自身が出場した2011年の札幌NHK杯男子SP「黒い瞳」。3本のジャンプを完璧に決めた演技は、終盤のスピンでまさかのしりもち。町田さんは「グランプリに出るような選手のやるミスじゃないですよね。頭真っ白ですよ。このミスがなかったらSP3位だったのに。このあとNHK杯に呼んでもらったことがなくて、今日があれ以来で初めてです」と笑いを誘った。

2011年NHK杯 町田樹さんの「黒い瞳」の演技映像を見ながら ©World Figure Skating/Shinshokan

いっぽう、石井さんのチョイスはフィリップ・キャンデロロの1995年と2016年のパフォーマンス。若きフィリップが客席に乱入してファンとハグする様子と、円熟期の「ダルタニヤン」の演技に、町田さんが「この衣装があまりにもかっこいいので、ジュニア時代の『リバーダンス』でほとんどマネしていました」という秘話を披露した。

NHK杯エキシビションがライブで始まると、スケーターが入れ替わるタイミングでそれぞれの演技についてトークを行う形で、会場が一体となって鑑賞。なかでも目玉は現地のスケーターラウンジ前の通路に設置された「どーもくんカメラ」だ。演技に出る直前や帰ってきた直後の選手たちが会場から生の声を聞かせてくれるという、パブリックビューイングだけのプレミア感のある演出となった。樋口新葉選手、三原舞依選手、青木祐奈選手、会場にいた長岡柚奈&森口澄士組らが登場するなか、後半では宇野昌磨選手、鍵山優真選手もどーもくんカメラで会場に声を届けた。

町田さん いま新宿のパブリックビューイングで、みんなで応援していました。

宇野選手 ありがとうございます。(EXで滑った)「Come Together」はショート候補ではあったんですけど、すごい体力的にきついので、ショートじゃなくてよかったなと安堵しています。

石井さん MVPおめでとうございます。クリムキンイーグルのときに氷を這う右手、素敵ですね。

宇野選手 みなさんのほうが素晴らしいですけど、こういう賞をいただいてうれしく思います。クリムキンイーグルは右手をつけたほうが楽なのでつけてるんですけど、むしろそれを褒めていただけるのならこれからもそうします。(笑)

町田さん 鍵山選手はコストナーさんの指導も受けて、身体の遣い方が非常に伸びましたよね。

鍵山選手 そうですね。目線や指先の遣い方まで細かく教えてくださるので、成長を感じています。最近ジャンプに安定感が出てきて、表現力に余裕が出てきたんじゃないかなと思います。

町田さん フリー冒頭の4サルコウ、理想以上の理想形でした。GOE4.3と出ていましたよ。

鍵山選手 正直あれ以上の出来がもうないというか、人生でいちばんきれいに決まったんじゃないかなと思うので、本当によかったです。

町田さん シニアでは初登場のファイナル、思う存分パフォーマンスしてきてください。

鍵山選手 ありがとうございます、がんばります!

次ページ>>NHK杯エキシビショントーク

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