2026年4月6日
KOSÉ新横浜スケートセンターで入社式 三浦佳生や織田信成らもメッセージ 

荒川静香、西武グループ入社式にサプライズ登場! 氷上で新入社員の門出を祝福

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新年度を迎えた4月1日、荒川静香さん(プリンスホテル)がKOSÉ新横浜スケートセンターで開催された西武グループの入社式にサプライズで登場しました。荒川さんは、アジア初のフィギュアスケート金メダルを獲得した2006年トリノ・オリンピックのフリーの曲「Nessun Dorma」に乗って、イナバウアーなどをまじえた華麗なスケーティングを披露し、792名の新入社員たちの門出を祝いました。

プリンスアイスワールドの群舞で開幕

西武グループ入社式が4月1日、KOSÉ新横浜スケートセンターで開かれた。スケートリンクでの入社式は初。グループのスケート事業を象徴する場所で、経営戦略の重要テーマとして掲げる「五感を揺さぶる体験」を新入社員たちに体感してもらうのが狙いだという。

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式は、プリンスアイスワールド(PIW)メンバーたちによる迫力のスケーティングで幕を開けた。日本のアイスショーの草分けであるPIWは、20名を超えるプロスケーターが所属する西武グループを代表するカンパニーの1つだ。1978年に日本初のアイスショーとして誕生以来、長きにわたって氷上のエンターテインメントとして愛され、スケート文化を支えてきた。西武ホールデングスの西山隆一郎社長は、訓示のなかで、「今日はフィギュアスケートのアイスショーを見ていただきましたけれども、フィギュアスケーターは長年のまさに、文字通り七転び八起きの厳しい練習、研鑽を積んで氷の舞台に立っています。失敗を繰り返しながら、技術、演技の完成度を高めていき、本番でその力を発揮できるメンタルも鍛えていきます。新入社員のみなさんは、いま職業人としてそのスタートに立ったと言えます。最初は失敗もあるでしょう。何事もそうなのですが、本物のプロは、いとも軽々とその仕事をしているように見えます。しかし、実際は並々ならぬ努力や数多くの失敗を積み重ねて、ようやく女神が微笑んでくれます」と語り、「ビジョンを持った挑戦なくして、成功なし」と新入社員たちに呼びかけた。

各社の社長たちがPIWメンバーにエスコートされて氷上で紹介されたあと、SEIBUプリンセスラビッツアイスホッケークラブの関夏菜美選手、小山玲弥選手、山下栞選手が登場。西山社長と新入社員代表の仲道真理子さんが審判役になり、フェイスオフを行い、パス回しからゴールシュートまでの一連の流れを迫力たっぷりに披露した。続いて、PIWメンバーが「ボヘミアン・ラプソディー」に乗って、迫力の群舞や豪快なバックフリップで場内を沸かせた。

三浦佳生、織田信成らがお祝いメッセージ

西武グループに縁のあるフィギュアスケーターからのビデオメッセージも紹介された。ミラノ・コルティナ・オリンピック代表の三浦佳生は「ぼくはまだ二十歳で、みなさん、年上の方も多いと思いますが、日々競技と向き合うなかで、挑戦し続けることの大切さを学んできました。思うような結果が出ないことや壁にぶつかることもありますが、それでも前に進むことで、つながると感じています。みなさんの1つ1つの経験がみなさん自身の力となり、グループの未来を支えていくのだと思います。ぼくもアスリートとして、また西武グループの仲間として、みなさんに負けないように挑戦を続けていきたいと思います」と真摯な思いを語った。

PIWのゲストスケーターとしてもおなじみの織田信成は「感謝の気持ちを持ち続けて」と語りかけ、「ちょっと心に癒しがほしいときは、PIWにぜひ足を運んでいただき、最高のスケートショーで元気をチャージしていってください」とPIWをPR。最後に、トリノ・オリンピック金メダリストの荒川静香がスクリーンで「新しいことへの挑戦だったり、新しい人との出会いを楽しみにしていってほしいと思います。みなさんの今後の挑戦が、未来で大きくつながっていくことを願っております」と呼びかけると、場内に「Ladies and Gentleman, Shizuka Arakawa!」とコールが流れ、荒川本人がサプライズで氷上に現れた。

荒川静香がサプライズ出演!祝福のイナバウアー

この日、荒川が披露したのは、2006年トリノ・オリンピックで、フィギュアスケートでアジア初となる金メダルに輝いたフリーの曲「Nessun Dorma(誰も寝てはならぬ)」だった。青いコスチュームで、イタリアオペラ「トゥーランドット」の有名なアリアに乗って、なめらかなスケーティングで氷上を駆け抜け、流行語にもなった「イナバウアー」で祝福。新入社員たちがこれから進む道を、希望の光で照らすような神々しいパフォーマンスだった。

荒川静香「さまざまなチャレンジを」

入社式の後、取材に応じた荒川は、「西武グループがスケートリンクで入社式を行うのは初めての試みだと思うんですけれども、新入社員の皆さんの門出をお祝いしたいと思い、私自身も初心に帰れる、自分自身がいちばん力をもらえた曲の1つとして、『トゥーランドット』より『Nussun Dorma(誰も寝てはならぬ)』を披露しました」と話した。

そして、「西武グループは多様なコンテンツをを持った企業だと思うので、必ず自分に合う何かに出会えると思います。やり終えたときの達成感、がんばったその先にある新しい景色を見るために、1日1日を大切に過ごしていただけたらなと思います。私が西武グループと歩んできた20年と同じように、さまざまなことにチャレンジして、将来がんばってきてよかったと思えるように、つねにやりがいのある人生を目指して、いまの自分の最善を尽くして、毎日過ごしていただきたいなと思います」と新入社員たちにメッセージを送った。

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荒川がトリノの地でアジア初のフィギュアスケートのオリンピック・チャンピオンとなってから20年。今年2月のミラノ・コルティナ・オリンピックでは、三浦璃来&木原龍一が日本ペア初の金、坂本花織と鍵山優真が銀、中井亜美と佐藤駿が銅、団体銀と6つのメダルを獲得。この20年のフィギュアスケートの変化について、次のように語った。

「日本の選手たちが自信を持ってスケートに邁進しているのを感じる20年だったと思います。私自身が育ってきた時代は、伊藤みどりさんなど特別な存在の人は世界と戦うけれども、自分がそうなれるとはすぐには思い描くことがなかなかできない時代でもありました。いま若い世代が自信を持って世界で戦えるようになったのは、歴代のスケーターたちの功績だと思いますし、スケートに対する日本人の意識が変わったからだと思います。それだけプレッシャーも大きくもなったとは思うんですけれども、それに打ち勝つ力も同時に戦って培ってきた。これがまたずっと続いていくといいなと思います。また同時に、(競技を引退後)また新しい進み方をするスケーターも出てくると思う。コーチになったり、プロとして活動したり、アイスショーを作ったりと、スケートとの携わり方もこの20年で引退した後のさまざまな道筋もできてきた。スケートが多くの方に 、生活のなかで楽しみとして活力になれるような存在になっていくといいなと私も願ってます」

いっぽう、20年前もいまも変わらないものは、「日本のスケーターは勤勉でスケートに真正面から向き合っていること」だと語る。「フィギュアスケートはスポーツの要素とエンターテインメントの要素を持ち合わせているというところで、競技もエンターテインメントの世界も成り立っています。多くの人が楽しんでくださる機会をたくさん生み出してきた。変わったところと変わらないところが、本当に隣り合わせであるとは思います」。

長らくゲストスケーターとして出演を続けているPIWについて、荒川は「 新しくショーが立ち上がったりなくなったりしてきたなかでも、西武グループはPIWをずっと長い間維持してきた。環境をしっかりと西武グループが守ってきてくれたように、他のアイスショーも続いていけるといい。そうすると、活動する場所のチャンスが増え、モチベーションにもつながっていく。私も、(自身がプロデュースする)フレンズ・オン・アイスを20年やらせていただいています。アイスショーの世界も、競技を終えた後に進んでみたいなと思う道の1つとして、ずっと続いてほしいと思います」と話した。

荒川静香が坂本花織に伝えたいこと

新年度の目標を尋ねると、荒川からこんな答えが返ってきた。

「坂本花織選手が引退して、コーチの道へ進むことを表明しています。プロを経験して、コーチになったほうが伝えられることもより視点が広がるんじゃないかと坂本選手もおっしゃっていたので、そうであれば、プロとして少しでも長く続けてほしいと思っています。世界で戦う経験をして、その後魅せるスケーターとして、いろんな経験をした後にそれを多くのスケーターに伝えて育てていってほしい。教える道もスタートしながら、ぜひ素敵なスケーターとして、競技から離れた世界でも輝いてほしい。『頑張って!本当に頑張って』と花織ちゃんに伝えたい。それが目標」

さらに、荒川は「坂本花織さんは、初めてスケートを見る人に、『こんなスケーターになりたいな』って思うきっかけを作れる人だと思う。これまで引退してきた大ちゃん(高橋大輔)とか、真央ちゃん(浅田真央)もショーもやってきて、たくさんの人にそれを与えたと思います。ユヅ(羽生結弦)もそうですし。いろんなスケーターたちがいろんな形で、また新しい姿を見せ続けていくことで、スケートをしたいと思う人のきっかけに絶対になっている。花織ちゃんもその1人になってほしいと心から思ってます」と力を込めた。

プリンスアイスワールドは、4月18、19日に愛媛公演、6月20、21日に和歌山公演、6月27、28日に佐賀公演を開催。2026-2027シーズンの新作は7月17~20日に横浜公演で披露される。

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