2024年11月10日
若きアスリートたちのシーズン集大成、世界ジュニア選手権2024が開幕!

世界ジュニア女子SPで島田麻央が2位、櫛田育良が3位発進!

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2月28日、世界ジュニア選手権が台北アリーナで始まりました! 初日に行われた女子SPでは、ディフェンディング・チャンピオンの島田麻央選手が力強い演技で72.60点の2位、初出場の櫛田育良選手が66.61点で3位に入る好スタートを切りました。ジュニア1年目でジュニアグランプリファイナル銅メダルの上薗恋奈選手も、ジャンプのミスがあったものの61.96点で8位と好位置につけて、フリーへ向かいます。

いっぽう、トップに立ったのはパーフェクトな演技で73.48点を獲得した韓国のシン・ジア選手。日韓のホープたちが登場した女子SP会見をお届けします! さらに、上薗選手、ペアSP14位で結成1年目でフリー進出を決めた清水咲衣&本田ルーカス剛史組のコメントもご紹介。ここから始まる瑞々しい戦いに注目です!

島田「いまできる最高の演技ができた」

―― まずはトップ3選手に今日の感想を伺います。ジアは今日の自身の演技をどう感じていますか。これまでの試合と比べてよりうまくいったと感じるのはどんなところですか。


ジア この大会は私にとってシーズン最後の大会なので、このショートプログラムをお見せできるのも最後だと思って臨みました。演技をよりよいものにしようと、スピンと表情を重点的に練習してきたので、今日はベストを尽くすことができてうれしいです。


―― マオもとても強い演技を見せてくれました。自身としてはどうですか。


島田 自分の演技に対してはいまできる最高の演技ができたんじゃないかなと思うんですけど、点数に関しては、もっとできることがあったのかなと思いました。でも、今日の演技は自分が納得のいく演技だったと思います。


―― イクラは初出場ですね。ほかの2人はすでに世界ジュニアの表彰台を経験していますから、イクラはニューカマーですが、トップ3に入れてどう感じていますか。


櫛田 今回は初めての世界ジュニアで、いままで以上にとても緊張していたんですけど、自分の納得いく演技ができて、とてもよかったです。


―― みなさん、明日はフリーの前に1日空きますが、この1日をどのように使ってフリーに臨みたいですか。


ジア 明日は休みが入るのですが、公式練習に出たあとにリンクへ来て男子シングルの応援をしたいと思っています。


島田 ショートが終わるまではショートメインで練習していたので、明日からの練習はフリーをメインに、大技2本(トリプルアクセル、4回転トウループ)もしっかり決められるように調整していきたいです。


櫛田 ショートまではショートのことをメインに練習してきたんですけど、フリーには1日中日があるので、疲れをとってうまく調整して、自分のできるいい演技をしたいと思います。

櫛田「フリーは表現を出し切ることがキーポイント」


―― フリー成功のカギはなんでしょうか。


ジア 私のフリーのキーは「集中」です。すべてのエレメンツを大切に確認しながら、1つ1つを完璧に実施するべく自分自身に集中したいと思っています。


島田 大技2本はキーポイントになるんですけど、それ以外のジャンプをミスしないことが、自分のなかでいちばんのキーポイントだと思います。


櫛田 ジャンプをもちろん全部成功させることがキーポイントだと思うんですけど、フリーの曲に合わせた表現を出し切ることがキーポイントだと思います。


―― 最後の質問はマオへ。先ほど、SPではもっとできることがあったのではと話していましたが、もっとよくできると思うのはどういうところでしょうか。たとえば、トリプルアクセルを入れるとか?


島田 ジュニアのプログラムでは(SPに)トリプルアクセルを入れることができないので、トリプルアクセルなしのダブルアクセルやコンビネーションジャンプをもっときれいに精度を上げて、ステップもレベルをとるだけじゃなくて、もっと加点をもらえたり、スピンももっともっと速くしたら点数が伸びるのかなと思います。


上薗恋奈(女子SP8位)
ジャンプばっかりに集中しちゃったところもあるんですけど、ステップでは楽しんで自分の魅力を出せたと思うのでよかったかなと思いました。ファイナルや全日本に比べたら少し練習でミスが多いことがあったんですけど、それでも先生方のおかげでここまで来られたと思うので、感謝しながらやっていきたいなと思っています。ディダクションがついた割には(点数が)出たほうかなと思うので、フリーではもっと自分に集中して、今シーズン最後のプログラムだと思っているので、もっといい演技ができるようにがんばりたいなと思います。

清水咲衣&本田ルーカス剛史(ペアSP14位)

清水「ツイストはこの前(ババリアンオープンで)こけてしまったんですけど、今回は着氷できたのがいちばん大きな違いだと思うので、他のところもしっかりまとめて自分たちらしく最後までできたので、お互いうれしかったです。ババリアンオープンでミニマムを獲得したら世界ジュニアというのが決まったので、年明けからは今大会までずっとオークヴィルで練習させていただいて、普段よりもコーチとコミュニケーションがとれるので、そういった面でも充実した日々を送れたと思います」

本田「ペアに転向して何もかも大変ですが、2人とも楽しめています。(今大会までは)いまできることの質を上げる練習と、演技構成点を上げる練習をとくに力を入れてやってきました。大きな舞台で滑れるだけで幸せなことですし、咲衣ちゃんが言ったようにツイストを失敗じゃないかたちで終えられたうえで、他の要素もできたのはすごくよかったのかなと思います」

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