5月21日、大阪府・高石市で臨海スポーツセンターの50周年感謝祭が開催されました。1972年の開業から2022年で50周年を迎え、コロナ禍におけるイベントの制限が緩和した今年、感謝祭が実現。高橋大輔&村元哉中組、村上佳菜子さん、田中刑事さん、町田樹さんらリンクにゆかりのあるスケーターたちが参加し、スペシャルゲストとして鍵山優真選手が登場したイベントの様子の後編お届けします!
前編はこちら>>https://worldfigureskating-web.jp/news/4322/
スペシャルゲストの鍵山優真がサプライズ登場!
50周年を祝うゲストたちの華やかな演技が続き、町田樹のトークセッションが終わると、サプライズゲストのアナウンスとともに鍵山優真が氷上に現れた。
驚きと歓迎の声援に迎えられた鍵山は、ローリー・ニコル、カロリーナ・コストナーと作った新EX「Werther」でオペラの楽曲を伸びやかに滑り、アンコールでは「Rain, In Your Black Eyes」も披露。
大西コーチの招待を受けて参加したといい、「50年も続くなんて本当にスケートリンクではすごいことだと思うので、これからも何十周年も続いていけたらいいなと思いますし、そのたびにまた(イベントに)呼んでほしいなって思います」と茶目っ気交じりに50周年を祝福した。
高橋大輔が村元哉中とアイスダンサーとして帰還!
最後のゲストとして、支援活動の中心となった高橋大輔が、パートナーの村元哉中とともに登場。「Love Goes」でしっとり魅せたあと、アンコールで場内に和楽器の音が鳴り響くと、ひと際大きな歓声が上がり、2人は「ソーラン節/Koto」のエネルギッシュなステップを披露して会場をさらに盛り上げた。
高橋は「すごく活気があっていいなと。ここからどんどん世界に向けて出ていくスケーターが出てきたらうれしいなと思いながらやらせていただきました」、初参加の村元も「小さい子どもから大人の方まで一緒にイベントに参加できて滑れるというのはすごくいい時間だなと感じました」と穏やかな表情で語った。
高橋は、リンクの50周年について「1回なくなってしまったら、また立てるのは本当に大変なこと。ギリギリだったと思うんですけれども、こうやって存続できたことはすごく大きなことだと思います。地方に1つずつぐらい通年リンクができればもうちょっと裾野も広がってくると思う。地元の地域の方であったり、市の方だったり、本当にいろんな方の協力がなければ維持していくのもすごく難しいと思うので、これから考えて、みんなで協力をしていかなければいけない」とコメント。
「海外、とくに北米はアイスホッケーがすごく強いのでOBの数がかなり違ったり、そういったところでリンクの数も多いですし、フィギュアだけじゃなくて、ショートトラック、アイスホッケーと一緒になって盛り上がるのが大事だなと感じます」と、リンクを共用する氷上スポーツ全体の盛り上がりを願った。