全日本ノービス選手権が10月21、22日の両日、東京・東伏見のダイドードリンコアイスアリーナで開催された。各地のブロック大会を勝ち上がった選手たちが、ノービスA(おおむね11~12歳)、ノービスB(おおむね9~10歳)の2つのカテゴリで競い合った。選手たちのフレッシュかつ真剣な戦いをフォトギャラリー&コメントでお届けします!
ノービス女子はAで金沢純禾、Bで宮﨑花凜がV
◎金沢純禾(ノービスA女子1位/木下アカデミー)
「優勝はうれしいんですが、演技は2本目で3連続をつけられなかったのが悔しいです。ブロック大会では99点で、目標が100点だったので悔しかったんですけど、今回は100点を超えられてうれしいです。「E.T.」の曲を研究して、星空を見るような綺麗な感じでできたかなと思いました。夜空に星がきらきらしている感じで、衣装も素敵なデザインを考えていただけてよかったです。映画のDVDを買ってもらって、試合の前にも見ています。あまり使っている選手がいないので、映画を見たりして自分で表現を工夫しないと。私は来季またノービスAですが、トリプルアクセルをがんばって跳びたいですし、プログラムコンポーネンツの点も伸ばしていけたら。(同門の)島田麻央選手はノービスAの2年目のときに4トウを降りて120点を出していて、目標にしています」
◎河野莉々愛(ノービスA女子2位/木下アカデミー)
「メダルをもらえたことはうれしいですが、目標にしていたノーミスの演技で優勝することは達成できなくて、そこは悔しいです。今日の演技は、最初の3ルッツ+3トウが練習より流れなかったのと、トリプルループで練習でもしないような失敗をしてしまって。100点を超えるのが目標でしたが、転倒があったなかで96点という高い得点をいただけたのはうれしく思っています。いろんな曲をするうちに曲の物語を演技で表せるようになってきて、自分の表現をどんな大会でもできるよう、失敗しても表現でお客さんを魅了できるようになりたいです。普段は、最後までちゃんとやりきりたいタイプで、失敗したからといって途中であきらめたりはしないかなと思います。トランプとかでも負けたらもう一回勝てるまでやりたいタイプです。(笑)」
◎大竹沙歩(ノービスA女子3位/MFアカデミー)
「最初はいい感じだったんですけど、中盤から少しジャンプが崩れてしまって、優勝を目指していたのでちょっと悔しいです。自分でプログラムのストーリーを決めていたので、ジャンプのあとは桜のなかを自分が舞っているようなイメージで踊れたのでよかったです。東京ブロックはぼろぼろになってしまったんですけど、全日本で100点行きたいと思っていたので、ジャンプの確率を上げる練習ができてよかったかなと思います。自分的に踊りとスケーティングが得意なので、いままではそこがジャンプで消えないようにという意識だったんですが、ブロックから全日本までの間に、ジャンプをきれいに降りればそこも自然としっかり見えるかなと思うようになって、ジャンプを降りてプログラムを完成させようとやってきました。滑り切れたのはそのおかげかなと思います」
◎宮﨑花凜(ノービスB女子1位/MFアカデミー)
「チャルダッシュを表現することができたのでよかったと思います。このプログラムは足をトントンするところ(トウステップ)が曲に合っていて好きです。いまはフリップやルッツがクリーンに降りられるようにがんばっています」
◎矢島凜果(ノービスB女子2位/グランプリ東海クラブ)
「ノーミスできて、自己ベストも出せたのですごくうれしいです。松生理乃選手が憧れで、表現力や、手の動かし方、表情の付け方が好きです」
◎森成美(ノービスB女子3位/埼玉アイスアリーナFC)
「けがで苦しい夏を過ごしたので、いい結果ができてうれしいです。トリプルジャンプをたくさん跳べるようにしたくて、最近はトウループを中心に、サルコウもやっています」
ノービスアイスダンスは3組が出場
◎吉田菫&小河原泉颯(ノービスアイスダンス1位)
小河原「2人でずっとツイズルを練習してきました。ぼくたちより強い選手たちに負けないように練習して、強くなっていきたいです」吉田「息が合うことが強みなんじゃないかなと思います」