高橋大輔さんが全面プロデュースする「滑走屋~第二巻~」のリハーサルが3月19日午後、福岡市のオーヴィジョンアイスアリーナ福岡で報道陣に公開されました。高橋さん、村元哉中さん、村上佳菜子さんらプロフィギュアスケーターに、オーディションで選ばれた若手スケーターたちを加えた総勢29名が、85分間ノンストップで氷上を駆け巡りました。フィギュアスケートの奥深い魅力を詰め込んだ注目の公演は19日から22日まで、全9回行われます(当日券あり)。
ストーリーがプラスされた新章が開幕
2024年、高橋大輔の全面プロデュースによって、福岡で誕生した新感覚の氷上エンターテインメント「滑走屋」。これまでにない視点で、滑りの専門家である“滑走屋”(スケーター)たちが音楽と融合しながら届けたスピード感あふれる迫力のパフォーマンスは、大きな話題に。2025年の広島公演を経て、今回、「滑走屋~第二巻~」として、中国の神話である「四神(青龍、白虎、朱雀、玄武)」をコンセプトに、ストーリー性をもたせたプロダクションが披露された。
総勢29人という、これまでで最多のスケーターたちが参加する今回の「滑走屋」。彼らを率いるプロデューサーであり、「麒麟」を演じる高橋。リハーサル後、取材に応じ、「『滑走屋』はスタイルとして、ダークでスタイリッシュなものをお届けしてきましたけれども、今回は、ストーリー性を加えて、フィギュアスケートで物語を紡いでいく形となります」と、「四神」というコンセプトを採り入れての画期的な作品創りを第一にアピール。
その「四神」のうち、「朱雀」のリーダー役を務めるのが、「滑走屋」には初回から出演している村上佳菜子。「セリフや歌がないぶん、1人ひとりの表現力や表情などが求められる。支え合って、素晴らしいものを皆さんにお見せできるなと実感できた。やっぱり唯一のアイスショーだなと改めて感じました」と、合宿など長い稽古を経て初日を迎え、感慨深げに語った。村上と同じく、今回が3度目の出演となる青木祐奈は、「青龍」を演じる。青木も「今回はまた新しいものをお見せできると思います。たくさんの個性的なスケーターもそろっているので、楽しんでいただけたらうれしいです」と笑顔を浮かべた。
今回は出演者をオーディションで募った。高橋は「今回は4つのグループに分かれているので、キャラクター性などを見させていただきました。通常のアイスショーと比べると、本当に覚えることが多いので、振付をどれだけ素早くキャッチできるか、言われたことに対してどれだけ表現できるか、スケートではないーースケートにはつながっていくんですけれども、そういったところも見ました」と選んだポイントについて説明。今回唯一の地元福岡県出身のスケーターである戸田晴登(東洋大学)も、そうして選ばれた1人だ。初演を見て以来、念願だった「滑走屋」出演を叶えた戸田。「ぼくを選んでくれた大輔さんには感謝しています。期待に応えられるように頑張りたい。地元福岡を盛り上げられるように」と、出演の喜びと抱負をにこやかに語った。
出演者には、青木祐奈をはじめ、友野一希、山本草太、島田高志郎、櫛田育良といった現役選手たちに加え、今季で現役を引退した樋口新葉が初出演しているのも話題。
22日まで4日間9公演が行われるが、今回の大きな見どころのひとつとなっているのが、“マルチエンディング”。つまり、上演回によって、異なる結末が見られるという。リハーサルでは、その日の夜の初回に予定されていた、友野一希、樋口新葉ら「白虎」チームが物語の幕を閉じるラストが公開された。「四神」それぞれのエンディングが用意されているため、複数回見比べると楽しさが倍増するに違いない。









