「能登半島復興チャリティー演技会~挑戦 チャレンジ~」が9月15日、金沢市内で開催され、羽生結弦さんが無良崇人さん、鈴木明子さん、宮原知子さんとエモーショナルな滑りを披露しました。演技会は、映像で、リンクと能登高校の2会場をつないで行われ、能登高校書道部、若手和太鼓チーム「輪島・和太鼓虎之介」と共演。「挑戦 チャレンジ」をテーマにした演技会の様子は、午後3時からドコモの映像配信サービス「Lemino」で独占生配信されました。見逃し配信は、2024年9月30日まで。
金沢のリンクと能登高校をつないで生配信
配信の収益はすべて石川県に寄付されるという今回の演技会。まず若手和太鼓チーム「輪島・和太鼓虎之介」の迫力の演奏に乗って、スケーターたちがリンクに登場。和太鼓演奏に続き、輪島を拠点に活動する和太鼓奏者・今井昴の演奏とともに能登高校書道部のしなやかかつ力強いパフォーマンスが展開された。
続くスケーターたちのソロナンバーでは、無良崇人が「燦燦」、鈴木明子が「愛の賛歌」、宮原知子が「スターバト・マーテル」、そして、トリを務めた羽生結弦が、多くの人々から愛されるエキシビションナンバーの代表作「春よ、来い」を披露した。復興への祈りが全身から放たれるような渾身の演技で心を震わせる。フィナーレのMrs. Green Appleの「ケ セラ セラ」では、歌詞を口ずさみなら、笑顔でステップを刻んでいく羽生。最後、左手を高く掲げてフィニッシュを決めた4人の表情は輝いていた。
質疑応答の場面では、十代の生徒たちから「辛いことをどうやって乗り越えますか?」「緊張との付き合い方は?」「衣装は誰が考えますか?」「作品の振付のアイディアが浮かばないときは?」といった質問が飛び出し、最後にはスケーター1人1人からメッセージが送られ、1時間の演技会は幕を閉じた。リンクには、石川県、福井県、富山県在住の小学生20名が招待され、プロスケーターの演技を間近で観覧。演技会の様子は、珠洲市、輪島市、志賀町、七尾市の4ヵ所でパブリックビューイング(無料)も行われた。主催者によると、13日までの集計で1万人以上が配信視聴チケットを購入。見逃し配信は9月30日までとなっている。チャリティーTシャツも追加販売が決まるなど、支援の輪が広がっている。