第2部は、島田麻央選手や吉田選手ら、昨シーズンに世界の舞台へ踏み出した期待の選手たちとともに、島田高志郎選手、三浦&木原組が登場し、迫力の演技で観客を楽しませ、トリを飾る村元&高橋組が「Love Goes」をしっとりと滑り、ショーを締めくくりました。
終演後に島田麻央、三浦&木原、村元&高橋の各選手が取材に応じ、島田麻央選手は「自分が滑っているリンクで先輩たちと共演させてもらって、近くで見ることができてすごくうれしかったですし、滑りや表現力も自分とは全然違うので、自分もこうなりたいなと思って見ていました」と、先輩たちとの密な共演を喜びました。
さらに、島田麻央選手から先輩方へ「プレッシャーを感じるときはどうしているのか教えてもらいたいです」と質問が飛び出すと、先輩たちは……
三浦 自分も練習リンクで試合みたいなシミュレーションをするときにでもド緊張するので……なんだろう。
木原 正直、ぼくたちもお聞きしたいんですけど(笑)、ぼくたちが今シーズン取り入れたのは、試合の前に試合のことを考えすぎないためにまったく関係ないゲームをして、わざと集中力をそちらに向けるようにやっていました。
村元 メンタルコーチに教えていただいたのが、飴をなめるとか、ガムを噛んだり咀嚼をすると、そっちのほうに刺激されて緊張が減ると。私は緊張すると飴をなめたりしています。
高橋 緊張している自分を楽しむ。「めっちゃおもろいやん」って楽しむことを心がけています。前は“ガラスのハート”とか言われてたんで。(笑)もうそれを通り越しちゃって、「緊張している自分、ちょっと楽しいじゃん」みたいな感じでいくと、意外にちょっとおもしろくなっていいリラックス感が出るかなと思います。やってみて、1回。ダメだったらやめて、即行。(笑)
麻央 ゲームして、ガムを噛んで、楽しんで……
木原 めっちゃ態度悪くならない?(笑)
高橋 「緊張してねーし、おもろ」みたいなね。(笑)
麻央 全部やってみます!
果たして、偉大な先輩たちのアドバイスで島田麻央選手は緊張を乗り越えられるのか!? 氷上でのパフォーマンスはもちろん、オフアイスでのやりとりも世代の垣根を越えて和気あいあいとした雰囲気でいっぱいでした。
アカデミー生たちの愛らしい演技や、島田高志郎選手、三浦&木原組、村元&高橋組の貫禄の演技など、ショーの詳報は今夏発売予定の「アイスショーの世界9」でご紹介します。ぜひお楽しみに!