3月30日、「スターズ・オン・アイス・ジャパンツアー2023」の初日が、東和薬品RACTABドームで幕を開けました。26日までの世界選手権を戦った世界のトップスケーターたちが大阪に集結し、世界チャンピオンの宇野昌磨選手、坂本花織選手、三浦璃来&木原龍一組、マディソン・チョック&エヴァン・ベイツ組も勢ぞろい。さらに、2年ぶり、プロスケーターとしては初めて羽生結弦さんが登場、ショーの幕開けとソロナンバーのトリを飾りました。
終演後、宇野選手、坂本選手、三浦選手、木原選手、羽生さんは、フィナーレで舞台袖に下がったその足で会見場に駆けつけ、初日を終えたホットな感想を語ってくれました。久々の共演、そして久々のみんなでの取材対応に、「この感じ久しぶりだね」と笑い合う、にこやかな雰囲気で会見は始まりました。
宇野「試合は自分のため、アイスショーはみなさんのため」
—— スターズ・オン・アイスの初日の公演を終えての感想をお聞かせください。
宇野 本当にこれだけのたくさんのお客さんのなかで滑らせていただけることに、すごくうれしく思います。試合ではその日までにサポートしてくださった身近な方、もちろんファンの方もですが、自分のために演技する。それでもアイスショーは日々応援してくださっているみなさま、この会場に来てくださったみなさまのために演技したいと思い、全力で滑らせていただきました。
坂本 今回は過去の「マトリックス」をやらせてもらったんですけど、試合では味わえなかった歓声とか拍手とか、その盛り上がり具合が、アイスショーになると間近でお客さんに楽しんでもらえるので、それがすごく楽しくて。いつも以上に盛り上がった「マトリックス」になったと思うので、これからもお客さんの反応が楽しみだなと思いながら滑りました。
木原 ぼくたちは結成して4シーズン目なんですけれども、いままですべて解禁された状況でのスターズ・オン・アイスで滑らせていただいたことがなかったので、今日こうしてたくさんの方々に歓声をいただいて、いままで頑張ってよかったなという思いと、またこれから頑張らないといけないなという思いが出てきました。
三浦 今日は滑ってみて、いつもの試合と違う、お客さまが目の前にいるなかで滑らせていただいて、テレビと会場とでまた違ったペアのダイナミックさが伝わったかなと思うので、明日からも頑張りたいと思います。
羽生 このスターズ・オン・アイスというアイスショーは、競技アマチュア、そしてプロスケーターともに集まりながら、全力でそれぞれのプログラムのテーマをみなさんに伝えようと頑張っているショーです。1人1人のプログラムにいろんな思いがこもっているので、そういったものも、ぼくもプロの一員として、そしてスターズのゲストの一員として精いっぱいお届けできたらいいなと思って、久しぶりにスターズ・オン・アイスで滑らせていただきました。ありがとうございました。