まもなく開幕するスケートカナダ(10月30日~11月1日/ケロウナ)。30日、午後から始まる男子ショートプログラム(SP)に向けて、午前中に公式練習が行われました。体調不良により前日の公式練習を欠席していた友野一希選手(第一住建グループ)もリンクに姿を現し、入念にジャンプを確認するなど最終調整を行いました。練習後には取材に応じ、現在の状況や大会への意気込みを語りました。男子SPは10月30日18:00(日本時間10月31日10:00)スタートです。
山本草太、大島光翔ら仲間たちのがんばりに背中を押されて
-- 体調はいかがでしょうか。
友野 先週からのどの風邪で、それがまたぶり返してきちゃったかなという感じだったんですけど、たぶん飛行機の疲れとかもあったと思います。ただ、こっちに来てからも練習は積めていましたし、昨日は本番に向けて一応休んでおこうというかたちで、しっかり体を休めることができたのでよかったかなと思います。体力面は今日、正直不安だったんですけど、思ったよりもジャンプは体が覚えているというか、軽かったですし、4回転も問題なくしっかり決まっていたので、本番はやってきたことをとりあえずできたらいいなと思います。近畿から、自分のできていない部分というか、昨シーズンは空中に上がってからのコントロールを緊張で失うことが多かったので、そういったところを徹底的に直してきた。それが本番で出ればいいかなと思いますし、いまは練習してきたことをとにかく出すことがいちばん。こういう体調面の管理もすべて実力のうちだと思うので、あとは試合をやるだけかなと思います。
-- 発熱は?
友野 もう大丈夫です。
-- 日本での練習も制限されることがあった?
友野 いや、それは先週1回ぐらいだけあったんですけど、そのときぐらいで。そのあとは元気いっぱい練習していたんですけど、まだ完全に治っていなかったのか、のどがちょっと調子悪いので、変なアレだなというのがあります。全日本後とかはわかるんですけど、試合前に(体調が崩れるのは)めずらしいなというのはあるんですけど、逆に思い切っていけるかなと。がんばりたいと思います。
-- そういう状況のなかで、試合ではどんな演技を見せたいと思っていますか。
友野 体の状態も悪くないですし、とくに4回転の確率が練習から、去年もそうでしたけど、今年はとくにちゃんと理解して跳べている感じもあって。去年からちょっとずつ感じている手応えが、今シーズンかたちになればいいかなと思っていますし、そのために続けている部分もあるので、たとえどんな演技であっても、フリーもありますし、ちゃんとショート、フリー通していい演技で終えられるのはもちろんですけど、終わったときにしっかり笑えるようにやっていけたらなと思います。
-- 体調が万全でない状態で臨む大会は、ご自身や先輩方でこれまでに記憶に残っているものはありますか。
友野 みなさんけっこうすごいパワーを発揮されている。自分も追い込まれたときのほうが思い切ってできると思うので、力を抜いていけるかなと思います。
-- 今日の練習では最後までジャンプを確認されていました。
友野 今日はもうとにかく1本ずつしっかり確認しようというので。昨日は1日ずっとしっかり休んでいたので、体もなかなか起きていない状態だと思いますし、シングルからトリプルまで同じフォームで跳べるように意識して、最後は4回転。30分かけてもっていけたらという作戦というか。最後トウループだけ2、3本苦労しましたけど、タイミングが合ってからはしっかり合わせることができたので、変な跳び上がりとかでもなく、ちゃんときれいに上がって跳べたので、ちゃんとやってきたことが出せている。もう本番なので、とにかく気持ちよく動かせたらいいかなと思ってやりました。
-- 山本草太選手らから励ましの言葉はありましたか。
友野 (大島)光翔とか、草太とか木科(雄登)くんとかのグループラインがあるんですけど、「おじさん大丈夫か~?」みたいなのが来ていたんですけど。(笑)光翔も怪我があるなかで、(東日本選手権の)ショートでいい演技をしていたりして、さすがだなと。同じ時期に東日本をやっていたり、草太も先週のグランプリで体が万全じゃないなかでできることをやって、見たことない構成でやっていたので、自分もがんばれたらなという気持ちです。
-- 10シーズン目のグランプリです。
友野 びっくりですよね。去年の時点で「もうそんなに出てるんだ」という感じはあったので、もう何回目でも変わんねえなという感じはあるんですけど。(笑)今年は16、17(戦目)だそうですけど、できることをやればいいのかなと思います。

