1月4日、東京スカイツリータウンに屋外スケートリンク「TOKYO SKYTREE TOWN ICE SKATING PARK 2025」がオープンしました。オープニングセレモニーに安藤美姫さんが登場し、スペシャルスケーティングの披露とトークセッションが行われました。安藤さんの初滑りに多くのギャラリーが集まったイベントの様子をレポートします!
今年の抱負は「今を生きる 出会いに感謝」
「TOKYO SKYTREE TOWN ICE SKATING PARK 2025」は今年で11回目、安藤美姫は4年連続でオープニングセレモニーに参加した。
スペシャルスケーティングでは、「新年は日本っぽく彩られるのがトラディショナルだと思いますし、スカイツリーの機械的なタワーが下町である浅草の近くにあるのは日本の歴史とテクニックが融合された場所だなと来るたびに思っていたので、今年は何を滑ろうかなと思ったときに、日本っぽいものを滑りたいと思った」と街並みの風情に合わせて、現役時代にも使用した映画「SAYURI」より「チェアマンズ・ワルツ」を披露。雰囲気たっぷりの演技に、「娘が巳年なので自分も気持ちを新たにしっかりとやっていきたいなと思って、衣装で滑ろうかなと思ったんですけど、衣装が見つからなくて(笑)、いつものブラックスタイルになりました」とお茶目なエピソードも添えてギャラリーを楽しませた。
続くトークセッションでは、2024年の振り返りや、年末年始の過ごし方などを、司会とのラリーのなかで語り、「ポケモンGOを最近また始めました。名古屋だと鶴舞公園というところがあるんですが、ポケモンの聖地と言われていて、(空から見ると公園が)モンスターボールの形になっている。そこに行って、いろんな人と一緒にイベントをやったりしています。(笑)イベント以外にも、ポケモンのマンホールがあるんですけど、それを巡っています。”ポケふた”って言うんですけど、ポケふた巡りもしたい」と、親子3代でポケモン熱が再燃していることを明かした。
競技の話題では、「注目している選手は?」という問いに、「毎年聞かれるんですけど、この人に注目というのはなくて。見ている方1人1人で応援している選手は違いますし、応援している選手以外にも印象に残る選手は絶対にいると思う。見ている方に応援する選手を見つけていただいて、フィギュアスケート全体を応援していただけたらいいな」と回答。そのなかでも、出場選手6人中5人が日本選手だったグランプリファイナルの女子シングルを振り返りながら、「アメリカの選手が優勝をかっさらっていって、残念な気持ちもあったんですけど、そのなかで優勝するのは心からかっこいいなと思った。今季になってトリプルアクセルの安定性が出てきて、すごく大人なスケートをする選手なので、そういった意味では注目されてもいい選手の1人かなと思います」と、アンバー・グレンの名前を挙げた。
トークの締めは、毎年恒例となっているという今年の抱負の発表。悩んだ末に安藤が書いたのは「今を生きる 出会いに感謝」。目標にこめた思いについては、「正直、去年は自分の夢の第1歩を踏み出したんですけど、それもなくなってしまったという、幸せとどん底を一気に味わった年になった。だからこそ、自分の人生に大きく力を与えてくれる人、支えてくれる人の力、信じられる人と信じられない人も自分のなかではっきりした。夢を叶えたからといってずっと続くわけじゃない、いろんな形で崩れることもあるというのも学びになったので、明日があると思わず、今あるこの時間が当たり前と思わず、今この瞬間を悔いなく生きていくこと、あとは出会いに本当に支えられて自分はいまこの場所に立っていられると思っているので、その出会いに感謝しながら、この1年もう一度初心に戻って生きていきたい」とコメントした。
「TOKYO SKYTREE TOWN ICE SKATING PARK 2025」は、2月28日まで開催され、1月11日には高橋大輔と村元哉中の”かなだい”によるスケートレッスン&トークショーが行われる。