羽生結弦さんがプロスケーターたちとともに東日本大震災の被災地・宮城から“希望”を発信するアイスショー「羽生結弦 notte stellata」の3度目の開催が決定しました。会場はこれまでと同じ宮城県利府町のセキスイハイムスーパーアリーナ(グランディ21)で、3月7~9日の3日間、各日1回の公演が予定されています。座長である羽生さん以外の出演者は後日発表。開催に向けた羽生さんのコメントは以下の通りです。
<羽生結弦さんのコメント>
―「羽生結弦 notte stellata」開催にあたって
「notte stellata」がこうやって3回目を迎えるということは、何度も何度もその3.11のことを思い返し たり、また、何かできることはないかということを模索しながら、たくさんの事を考えてここまで来たんだなということを改めて感じています。
また希望を届けていけたらいいなと思いますし、このショーを見た皆さんが笑顔で帰っていただけるような、 そんな明るいものにできたらなと思います。
―自身の演技について
希望と、祈りと、未来に向けて少しでもなんか明るい気持ちになれたらいいなという気持ちを込めて滑りたいと思っています。
―出演キャストについて
(出演する)仲間のスケーターも3.11について考えてくれて、また僕の考えであったりとか、震災復興への気持ちであったりとか、そういったものに賛同しながら思いを込めて滑ってくれるので、その気持ちを受け取っていただけたらなと思います。
公演名にある「notte stellata」は、羽生さんが平昌オリンピックのエキシビションで滑ったプログラムであり、イタリア語で「満天の星」を意味します。地元・仙台で被災した羽生さんが、停電の暗闇の中で見た美しい「満天の星」に希望を感じたことから名付けられました。このショーは防災と地域貢献にも力を入れ、 会場で販売するグッズは、防災グッズが中心です。来場者がアイスショーを楽しむだけでなく、防災について考えるきっかけになることを目指しています。また、会場ではご当地グルメ味わえるコーナーも設けられ、地域の活性化につながる取り組みも行われています。
なお、チケットの販売は1月7日より、イープラスで最速先行がスタートする予定。