全日本選手権の競技後、世界選手権ほかの国際大会派遣選手が発表されてから一夜明けた12月23日、世界選手権(2025年3月/ボストン)の代表選手たちが記者会見に臨んだ。出席したのは男子の鍵山優真、佐藤駿、壷井達也、女子の坂本花織、千葉百音、樋口新葉、ペアの三浦璃来&木原龍一、長岡柚奈&森口澄士、アイスダンスの吉田唄菜&森田真沙也。ミニマムスコア取得を条件にペアで選出された清水咲衣&本田ルーカス剛史は出席しなかった。
精いっぱいの演技を
―― 世界選手権の代表選手に選ばれた気持ちと大会に向けた抱負を伺いたいと思います。
坂本 まず、この場をお借りして、(会見開始が)遅れてしまいまして申し訳ございません。私が原因です。(笑)代表に選ばれて、今は率直にうれしいです。世界選手権に向けては、この世界選手権でオリンピックの枠が決まるので、精いっぱい演技したいなと思います。
千葉 昨日のフリーの演技で悔しい結果に終わってしまったので、こうして世界選手権に選んでいただけて非常に光栄です。今できる自分の最大限の納得できる演技ができるように、そしてオリンピックの年に向けて、3枠をしっかり確保できるように全力を尽くしたいと思います。
樋口 私は全日本次第でいろんなことが決まってくるなと思っていたので、この全日本でしっかり世界選手権に出るという目標を達成できたのはうれしいんですけど、そこで結果を残すのが大事になってくると思うので、気を引き締めてさらにレベルアップした演技ができるといいなと思います。
鍵山 まずは全日本選手権で優勝することができて、世界選手権の1枠目を獲得することができてほっとしていますし、うれしく思っています。世界選手権の目標としては、いままで3回出てるんですけど、3回とも銀メダルだったので、そろそろ金メダルを狙ってがんばりたい気持ちと、あとは今シーズンは来年のオリンピックの枠取りがかかっているので、しっかりと気を引き締めて、このメンバーだったらいつも通りのいい演技をしたら確実に枠が取れると思うので、まずは自分のやるべきことに集中してがんばりたいと思います。
佐藤 初めて世界選手権に出場することができて本当にうれしく思っています。全日本で悔しい結果に終わってしまったので、その結果を踏まえて、世界選手権では笑顔で、最後まで全力で滑り切るようにがんばりたいと思います。そして、やはり枠もかかってくると思うので、自分で枠を取るのと同時に、表彰台を目指してがんばっていこうと思います。
壷井 初めての世界選手権代表、いまは率直にうれしく思っています。自分が実力的にふさわしいのかどうか、自分のなかで整理ができていないところがあるんですけど、こうして代表に選ばれたからには、世界選手権に向けて3ヵ月間、自分ができるすべての練習をスケートに捧げたいと思っていますし、世界選手権で最高の演技を披露して、オリンピックの枠取りに少しでも貢献したいなと思っています。
三浦 今年も世界選手権の代表に選考していただき、非常にうれしく思っています。今シーズン最後の試合なので、いちばんいい結果を残せるように、がんばっていきたいと思います
木原 5年ぶりに全日本に出場できたなかで、世界選手権の代表になることができたので、本当にうれしく思います。今シーズンは悔しい試合が続いているので、世界選手権では今シーズンのベストの演技を披露できるよう、がんばりたいなと思いますし、枠取りにも関わってくるので、出場する3組でしっかり3枠をまた取ってきたいなと思います。
長岡 世界選手権のペアの代表に選考していただき、感謝の気持ちでいっぱいなのと、とてもうれしく思っています。昨シーズンはミニマムスコアが取れなくて、出れなくて、とても悔しい思いをしたので、今シーズンは選んでいただけてとてもうれしいので、その気持ちをもって、オリンピックの枠取りも意識しながら、自分たちのできる最大の演技をできるように、がんばっていきたいと思います。
森口 世界選手権代表に選んでいただけて、本当にうれしい気持ちでいっぱいです。先シーズンの世界選手権にミニマムスコアを取得できなくて出場することができなかったんですけど、今シーズンは選考していただけて、光栄な気持ちでいっぱいなので、去年の悔しい気持ちも今年のうれしい気持ちも、全部何倍にもして世界選手権にぶつけたいなと思います。
吉田 世界選手権に出場できることがとてもうれしく思います。今シーズンはリズムダンス、フリーダンスともに納得のいく演技がまだできていないので、練習をがんばっていって、世界選手権で納得のいく演技ができるように努力したいなと思います。
森田 世界選手権に選考していただいてとてもうれしいですし、そこで納得できる演技をできるために1つ1つの練習を大事にして、試合本番でもプレッシャーを感じすぎずにエレメンツをこなしていって、1つのいい演技を作り上げたいと思っています。
質疑応答
―― (全員に)オリンピックまで1年を切った世界選手権ですが、オリンピックが近いなかで世界に示したいアピールポイントをお願いします。
坂本 プレシーズンとはいえ世界選手権は大事なので、自分のいちばんの最終目標はオリンピックでメダルを獲ることなので、そこへ向けて、最近ロシアが帰ってくるニュースも見たので、自分が今できることを精いっぱいやって、日本はこれだけ強いぞというのを見せられたらと思っているので、少しでも自分自身底上げしていけたらなと思っています。
千葉 この3月の世界選手権がミラノ五輪に実際に枠とかが関与してくる今シーズン初めての試合でもあるので、よりオリンピックの実感がわいてきてはいるんですけど、あと3ヵ月あるので、GPシリーズからファイナル、全日本までの試合のなかで見つかった反省点とか、1つ1つのエレメンツで加点がもらえるように、完成度を上げていく面でもっと磨きをかけてレベルアップして、来季いいスタートが切れるような、そんなボストンでの演技ができるようこれからも努力したいです。
樋口 シーズン前半に自分はすごく安定した演技を滑ることができていたので、そこからさらにレベルアップして、1つ1つの要素でGOEでプラス4から5がつくようなジャンプやスピンがしていけるといいなと思っているのと、前々回の枠取りで自分はちょっといやな経験をしてしまったので、それを克服できるような試合にできるといいなと思います。
鍵山 世界選手権ではいつも通り自分のベストを尽くせるようがんばりたいのと、全日本ではフリーはミスがありながらも200点を超えたり、自分の最低のレベルが少しずつ上がっている実感も感じているので、自己ベストもいまは手の届く範囲にあるのかなと思うので、まずはノーミスの演技をショートもフリーも揃えていきたいなと思うのと、あとはアピールポイントとしては、ショート、フリーを通して、ステップや表現力がすごく評価されているなと思ったので、自分にしかできない感情をのせる演技や感情の使い分けをたくさんアピールしていきたいなと思います。
佐藤 世界選手権は今シーズン自分がいちばん目標としてきた舞台ですし、同時にいちばん大事な試合でもあると思うので、そういう舞台で自分が活躍できるようにと思っています。自分のアピールポイントとしては、高難易度ジャンプがアピールかなと感じているので、自分らしいジャンプができるようがんばっていきたいです。
壷井 世界選手権では、ここ2試合、NHK杯、全日本と、比較的安定した演技ができているのかなと思うので、そこを考慮して選出していただけたのかなと。世界選手権でも自分らしい安定感のある演技を見せて、オリンピック3枠に貢献したいなという思いです。自分のアピールポイントとしては、ジャンプの質の高さ、ジャンプの加点、そこからスケーティング、要素と要素の流れが途切れないところが自分の持ち味かなと思っているので、世界選手権でも発揮して、自己ベストの点数を出せるようにがんばりたいなと思います。
三浦 世界選手権では自分たちのベストが出せるようにしたいなと思っています。私たちはリフトやスローなど成功した技は加点をすごくいただけるので、まずは安定性を求めて引き続きがんばっていきたいと思っています。
木原 私たちの目標はオリンピック個人戦でのメダル獲得で、世界選手権はオリンピックに向けて大事な試合になってくると思うので、そこで力を示すのが大事かなと思います。ここ最近、ぼくたちの強さである試合を楽しむことができていなかったかなと少し思うので、心から楽しむっていうのを見せたいと思います。
長岡 私たちのいまの得点源はサイドバイサイドのジャンプやリフトのGOEなので、そういうところを出して点数を稼いでいけたら。世界選手権となると各国の素晴らしいペアが出場されるので、見劣りしないというか、しっかり自分たちの存在感を出せるような演技をしたいと思います。
森口 ぼくたちのアピールポイントはリフトのGOEやサイドバイサイドジャンプで、ほかにサイドバイサイドの動きだったりだと思うんですけど、まだまだペアのエレメンツが未熟のなかで、トップに追いつこうとしている勢いを全ての人にアピールしていけたらと思うので、そういう止まらない勢いをアピールし続けたいと思います。
吉田 私たちも世界選手権でオリンピックの枠が決まるので、この世界選手権でしっかり枠を取りたいです。私たちは離れて滑っていても距離が近くで滑ることができるので、さらに磨きをかけて、ホールドをしても2人のユニゾンを上げていって、しっかり自分たちの存在を世界にアピールしていきたいと思います。
森田 いま唄菜ちゃんが言ってくれたことがすべてですし、スピード感や疾走感もぼくらの大きな持ち味だと思うので、それをどう世界にアピールしていけるかを練習で突き詰めていきたいと思います。
―― (全員に)ミラノオリンピックに向けての今の時点での意気込みは。
坂本 いちばん自分がこうであってほしいというのは、個人と団体でメダル。いちばんよくても金メダルを目指していきたいので、ここから1試合1試合がかなり重要になってくると思うので、1つ1つ大事にしてがんばっていけたらと思っています。
千葉 私はミラノ五輪にまず選考していただけるように、それまでの1つ1つの試合を大事に、自分の実力を少しずつ積み重ねて上げていくためにも、つねに努力を怠らずに毎日努力していくことを念頭に置いています。ミラノ五輪では、順位はまだ意識していないんですが、納得のいく演技をショートとフリーともに揃えられるのが理想なので、それに向けて、そこまでの試合をていねいにやっていきたいです。
樋口 私はこの1年間で復帰してから昨日の演技をするまでに、1年ですごくいろいろ変わったなと思うことがたくさんあって、それと同じように次の1年もいろんなことが変わると思うので、今回の結果や今シーズンの結果に満足することなく、来シーズンは来シーズンで新しいプログラムを作るので、新しい挑戦をしながら自分の強みを見つけて、そこを強くしていくのが大事かなと思っています。選考とかを考えずに、自分のできることをしっかりやっていきたいと思います。
鍵山 日本には素晴らしいスケーターがたくさんいて、そのなかでもたった3枠しかないという……あ! まだ、来年の枠はわからないですけど、2枠か3枠か、少ない枠を争わなきゃいけないのは厳しい部分になってくると思うんですが、そのなかでも自分のいいパフォーマンスができるようまずはがんばっていきたいですし、もしミラノ五輪に出場できるならば、団体戦では金メダルを目指していますし、個人戦でも3年前の北京より素晴らしい演技をして金メダルを獲得するのが目標なので、そのためには1歩ずつ、少しずつがんばっていきたいと思っています。
佐藤 ミラノ五輪に向けて、ぼくはまだ足りない部分がたくさんあると思います。ミラノに出場できたならば、いい結果を残せるようにしたいと思っていますし、ぼくはまだ目先の試合を1つ1つこなすことが大事かなと思っているので、まずは試合をがんばっていきたいと思っています。
壷井 ぼくは来年のミラノオリンピックに代表として選ばれることがスケート人生のいちばんの目標です。そのためにはまだまだ自分は実力が足りないなと思っているので、まずは3月の世界選手権で実力をアピールをして、ぼくを選んでいただけたらしっかり結果を残せるのだとアピールしたいです。ミラノ五輪に関しては、まだライバルたちもどんどん実力を上げて、今回力を発揮できなかった選手ももっといい演技を来年の全日本でしてくると思うので、ただ自分の実力を上げていきたいという一言に尽きます。
三浦 ミラノでは団体戦、個人戦でもメダル獲得ができるように、今シーズンの残り2戦でベストの演技をできるようにがんばりたいと思います。
木原 ミラノ五輪では個人戦のメダル獲得を目標に2人してがんばっていきたいと思っていますが、いまのままでは厳しい部分があるので、自分たちに足りない部分をしっかり成長させていきたいと思っていますし、この2人ならそれができるとぼくは信じているので、残り1年と少しですけど、1日1日を大切にして、毎日楽しく過ごしていきたいです。
長岡 3月の世界選手権でミラノの枠がかかってくるので、まずそこがいちばん大事だと思うので、そこで自分たちのいい演技ができることがいちばんの目標ですが、そこで枠が確保できて選考していただけたるとしたら、オリンピックは夢の舞台なので、自分たちの悔いのない演技をできるように、その姿を意識しながら、想像しながら、毎日トレーニングをしていったら、いいトレーニングも積めるし、成長していけるんじゃないかと思います。
森口 オリンピックに出場することがずっと大きな目標なので、出場できるような選手になれるように今シーズンの試合と来シーズンの試合をがんばりたいという気持ちがあるので、オリンピックまでの大会、出場権を手に入れるまでの道のりを大事に、1つ1つ毎日の練習を大事にして、オリンピックの出場権をもし手に入れることができたなら、すごくいいものに感じると思うので、その道のりをまずは大事にしていきたいと思います。
吉田 世界選手権でしっかりと枠を自分たちでゲットして、ミラノに出場できるように、今シーズン残りをがんばりたいと思います。もし出場できたら、RDとFDをしっかり滑り切って、団体戦でも日本のチームの皆さんにきちんと貢献できるように、精神面も技術面もさらに強くなっていかないといけないと思うので、がんばりたいなと思います。
森田 オリンピックに向けて日々の練習が大事なんですが、そのなかでもスケートが楽しいと思えるような練習を積んでいって、それが結果的にいい結果につながると思うので、先のことも考えつつ、目先のことに集中していきたいです。
――(坂本に)4連覇がかかる舞台で、もしすれば65年ぶりの快挙になりますが。
坂本 もちろん世界選手権は優勝を目指していくんですけど、4連覇とか何十年ぶりとかはとくに意識してなくて、あくまで今シーズン言い続けていたのは今年と来年が2年でひとつと考えているので、あくまで通過点として考えたいですし、そこに重きを置きたくないなと思っています。
―― (全員に)代表発表を知ったときはどういうシチュエーションだったのでしょうか。(壷井に)卒論で忙しいということでしたが、今シーズン土俵際でひっくり返してきたなかで、今後は力をどう伸ばしていきたいですか。
坂本 発表を見た瞬間は、ドーピング検査の部屋にいて、関係者の方から出たよ、紙貼りだされたよって言われて、先そっちを見に行って、ホワイトボードに貼りだされているのを見て、壷井選手が選ばれたのが自分のなかではいちばんうれしかったので、普通に泣きました! そのあと、ちょっとだけメッセージを送ったりしました。
千葉 コーチ控室の前の貼り出されるところで、連盟の方とかが発表されるのかなと思って数人と待っていたんですけど、それを待っていたら関係者の方からもうSNSに上がっていると言われたので、Xで確認しました。四大陸も世界選手権も選んでいただけてほっとしたのと、咲衣ちゃんとルーカスくんが、世界ジュニアや、ミニマムまだ取れていないんですけど世界選手権の代表に選考されていて、すごくうれしかったです。
樋口 帰りの車の中で、母とマネージャーさんと一緒に、ホームページを確認していて、ほっとした気持ちで、よかったなという気持ちでいて、それこそ四大陸と世界選手権に出るの久しぶりだったので、すごくがんばろうという気持ちになりました。
鍵山 ぼくは発表されたときは普通にごはんを食べていたんですけど、優勝決まって世界選手権も決まっていたので、出られるだろうと思っていたんですが、改めて代表の文字を見るとすごく気が引き締まる思いですし、このメンバーを見たときも、このメンバーで枠を取っていくんだという強い気持ちもあったので、みんなで協力して世界選手権がんばりたいと思います。
佐藤 ぼくはそのときホテルでひとりでいたんですけど、本当に緊張してしまって、携帯を見ては閉じて、携帯を見ては閉じてを繰り返していて、ずっと更新を押しながら待機してたんですけど、結果が出たときはほんとにうれしい気持ちで、ファンの皆様には心配をおかけしたなと思っているんですが、ぼくは大丈夫なので、世界選手権でまたいい演技ができるようにがんばっていこうと思っております。
壷井 ぼくも佐藤選手と同じで、携帯を更新して、あ、まだか、更新して、あ、まだかと。ちょうどトレーナーさんとご飯を食べていた時だったんですけど、発表されたときは、うれしいという気持ちと、ぜったいにここでやり切らないといけないという強い責任感を感じました。あと卒論に関しては、ぼくは来シーズン1年大学を休学してスケートに専念するので、1月末に〆切はあるんですけど、一応完成させてそれは提出できる状態で1年保管して、来年卒業する形にしようと思っています。卒論自体もフィギュアスケートのジャンプを研究していますし、この全日本までも実験をしたりそのデータを分析をしたりと、スケートと大学、食事、睡眠、この4つ以外は何もしていないみたいな日々を過ごしてきました。これから3ヵ月間はスケートで結果を残すことが大事だと思っているので、息抜きとして本や勉強はしつつ、スケートに全力を注ぐ3ヵ月間にしたいなと思っています。
三浦 私たちはホテルからコンビニに? エレベーターのなかで代表選考を確認しました。今回、世界選手権は……? 3組揃って選考して……。あの、あるんですけど……。
木原 (引き取って)枠は3枠あるなかで3組出られることがたぶんうれしく思ってると思います。
三浦 はい、うれしく思います。
木原 ぼくは全日本5年ぶりの出場で、わからないことが多くて、初めて全日本に出るみたいな感覚になっていて、発表の仕方もちょっとぼく古かったので、全員集まって発表されるスタイルだと思っていたんですけど、変わっていたの知らなくて、先生にもわかりませんってお話していて、部屋に帰って普通にパッキングしてるときに携帯を見たら出てたので、すごくびっくりしたのを覚えています。
長岡 (吉田)唄菜ちゃんと一緒にホテルの部屋にいて、Xでその情報を見て、2人でハグして喜んでいました。そのあとですみくんに連絡してやったねと。ブルーノ先生にも報告してありがとうと伝えていました。咲衣ちゃんとルーカスくんも、世界選手権、ミニマム取得が条件ですが一緒に選ばれていたので、3組で一緒にがんばりたいなと思っていたところです。
森口 ぼくは去年苦労をすごくしたので、紙で貼りだされるところが生で見たくてリンクに残っていたんですけど、紙が貼りだされる瞬間を見てすごくうれしくって、ゆなちゃんと連絡をとって、親に連絡をとって、支えてくださったコーチのみなさんに電話をかけて、そしたらずっと日本で見守ってくださっていた濱田(美栄)先生は「本当によかったね、私も行くからね、支えるよ」と言ってくれて、そのすべての人々のサポートがなければできなかったと思うので、決まった瞬間に温かいサポートを感じることができて、さらにがんばろうという強い気持ちになりました。
吉田 さっき柚奈ちゃんが言ったように、女子のフリーを見終わって、ホテルに戻ったところで柚奈ちゃんと一緒に発表を聞いて、2人で「一緒に行けるね」とハグしながら喜びました。去年は悔しい思いをして、四大陸選手権での選考となったので、今回この全日本で出場を決めることができて、とてもうれしく思います。
森田 別の用事でリンクにいるときに、周りの方から出たよと聞いたので、それで確認して、すごい楽しみだなという感じになりました。