フィギュアスケートを題材にしたTVアニメ『メダリスト』が2025年1月4日からテレビ朝日系列でスタート。放送開始に先駆けて12月14日、丸の内ピカデリーで第1話先行上映会&舞台挨拶同時生中継が行われた。
『メダリスト』は、フィギュアスケートの世界に憧れる小学5年生の少女・結束いのりが、スケーターとして挫折した過去を持つ明浦路司と出会い、選手とコーチとして2人で栄光のメダリストを目指すという物語。原作は、つるまいかだ原作の漫画(「アフタヌーン」連載/講談社)。フィギュアスケートシーンの振付は鈴木明子が担当し、オープニング主題歌には米津玄師の「BOW AND ARROW」、エンディング主題歌にはねぐせ。の「アタシのドレス」が起用されることでも話題を集めている。
舞台挨拶には、結束いのり役の春瀬なつみ、明浦路司役の大塚剛央、いのりと同い年の天才少女・狼嵜光役の市ノ瀬加那、オリンピック金メダリストのレジェンドスケーター・夜鷹純役の内田雄馬が登壇。1話を映画館の大スクリーンで鑑賞し終えたばかりの観客とともに、感想や収録時のエピソード、“メダリスト”にまつわるトークで盛り上がった。
春瀬は、「最初は(いのりが)すごく自分に自信がない女の子なので、そこまで(キャラクターの心の底に)潜っていくのが大変だったんですけれども、スケートの愛だけを胸に一緒にいのりちゃんと最後まで駆け抜けました」と振りかえり、大塚も「司だけじゃないですけど、エネルギーが凄まじいので、それをアニメでも声で表現したいと思った」と演技にこめた思いを語った。
また第1話の印象的な場面として、春瀬は、いのりが母親にスケートをやらせてほしいと頼むシーンを挙げ、「大切な大切なシーンだったので、何度も何度も試行錯誤して、こうしたらみなさんに伝わるかなっていうのを考えた」と話し、司の「この子には才能がある」というセリフが、「演じているときも、本当に勇気をいただけた」と大塚に感謝を伝えた。大塚も「司も元気づけられています!」と返し、「お互いに作用しているなっていうのはアフレコしながら感じていました」と明かした。
気になる1話の見どころについて、市ノ瀬は「いのりちゃんがスケートへの気持ちを一生懸命しゃべるシーン。スケートへの思いや愛情が明確に伝わった」、内田は「この作品はスケートをどれだけ丁寧に描くかというチャレンジがあると思うんですけれども、細かいところまでつめて作っているんだという驚きがありましたし、僕自身このドラマもすごく好き。この先の2人の物語が見たいなと思わされたし、いのりちゃんを応援していきたくなってきますね」と紹介した。
さらに、後半の「今年、自分に金メダルをあげたいほどがんばったことは?」というお題にメダル型フリップで答えるコーナーでは、大塚は「仕事」、市ノ瀬は「自炊」と回答し、内田は、ぶら下がり健康器にぶらさがるイラストを見せ、健康にいいと聞いて毎日4ヵ月くらいやっているというエピソードを披露。そして、春瀬が満面の笑みで出したのは「スケート‼」。「『メダリスト』をきっかけに習い始めたんですけど、バッククロスができるようになりたいというのがあって、それを達成できたので、今年は金メダルを自分にあげたい」と、作品にぴったりの回答で会場を盛り上げた。
またこの日は、1月4日の第1回放送直前に春瀬、大塚、市ノ瀬、そしてこのイベントにて解禁された新キャスト加藤英美里が出演する特別番組が生放送されることをはじめ、東京スカイツリータウンアイススケートパークでのコラボをはじめとするさまざまなイベントや新キャストの情報なども続々と発表された。TVアニメの放送とともに今後の展開にも注目したい!