新制作のスペシャルフィナーレ、キャストが意気込みを語る！
―― きただにさんは実際にステージに立ってみていかがでしたか。
きただに この公演の最後を締めくくるべく、新曲「あーーっす！」を含む代表曲3曲。これを大熱唱でゲネプロから汗がしたたる！ 3曲、大熱唱しました。ここに呼ばれたからには最後大盛り上がりで終わりたいと思いますので、ぜひ楽しみにしていてください。
―― ステージから見たスケーターたちの姿はどのように映りましたか。
きただに いや、まぶしいですよ！ すごい！ やっぱりいつも歌っている景色と違うじゃないですか。みんなが一斉にダーッと出てきてくれて、おれにニコニコして手を振ってくれたりしてうれしい。いい舞台ができるなと思いました。
―― いろいろな『ONE PIECE』の作品をご覧になっているきただにさんですが、『ワンピース・オン・アイス』はどうご覧になりましたか。
きただに すごく実現できている。ボンちゃん（Mr.2・ボン・クレー）がくるくる回るとか、サンジがキックするところはスケートだからこそできる技がいっぱいあるなと、改めて思いましたね。
―― 今回はきただにさんをお迎えしてのスペシャルフィナーレになりますが、見どころを教えてください。
本郷 練習のときは（録音の）音声でやっていて、それでもすごく楽しかったんですけど、やっぱり生歌唱で、船の上できただにさんが歌っていらっしゃる姿を見ながら滑れるのがすごく楽しくて。ノリノリになっちゃって、本来止まらなきゃいけないところを通り越しちゃって、いろんな人に迷惑をかけてしまい本当にすみません！ という感じなので、明日からは落ち着いてできるようにがんばりたいなと思います。
無良 各グループごとに個性、テーマ性があって、そのなかで”バロックワークス”はとにかくかっこよく滑ることがテーマ。曲調もノリがいいアップテンポの曲で、バロックワークスのみんなは踊るのが上手な方が多いので、そこが見どころかなと思っています。
田中 昨年、「ウィーアー！」が一味の紹介の部分で流れたとき、『ONE PIECE』好きとしては「わあ、この曲で滑れるんだ！」という感動があって。まさか1年越しにご本人の生歌で滑れるという、と・て・も贅沢な時間を『ONE PIECE』ファンとして過ごさせていただいているというか、滑らせていただいています。去年よりも緊張しそうなので、しっかり滑り切りたいなと思います。
渡辺 見どころはすべて。もともと麦わらの一味の滑る部分は（「ウィーアー！」の）後半だけだったんですけれども、船長（宇野）とサンジ（島田）がお願いしてくださったことによって、生歌を聞きながら滑る時間が増えたので本当に贅沢な時間を過ごさせていただいているなと思っております。
望結 フィナーレの5曲のなかで全員で参加するナンバーもあるんですが、チームとなって披露する曲が特徴的。みんな自分が出ないところまで覚えちゃって、自分が出ない曲も振りができちゃう。それだけみんなが思い入れのあるフィナーレになっているんだなと思います。あと、ゾロがフィナーレになるとすぐ迷子になっちゃうんですね。去年からずっと何回注意しても迷子になっちゃうので、それを助けにいかなきゃというドキドキがナミはあるんですけど、今日は生歌ということでみんなテンションが上がっていたのか、ボンちゃんが私の立ち位置にいて、「え！？」となった。（笑）ナミの仕事が増えちゃうので、（本郷を見て）明日はぜひよろしくお願いします！ 楽しいハプニングでした。（笑）
―― 先ほど、麦わらの一味のパートを増やしてもらったというお話もありました。そのあたりのお話も含めて、フィナーレの見どころを教えてください。
宇野 フィナーレをたくさん見ていて、ビビとコーザのナンバーやバロックワークスのナンバーがかっこいいし、感動する。一味ももともと少し（グループのパートが）あったんですけど、やっぱり一丸となって一味のよさを出したいというのを金谷さん（演出の金谷かほり）、振付の（宮本）賢二先生にお願いして、許可をいただいて増やしていただいた。だからこそ一体感、元気のよさ、いろんなものを出していきたい。”仲間”をテーマにグループナンバーを行っているんですけれども、本当に滑っていて楽しいです。ストーリー全体も、もちろん体力的に大変な部分もあるかもしれませんけれども、「クロコダイルを倒すぞ」「この国を救うぞ」という気持ちですごく役に入り込んでいますし、１演目１演目がすごく楽しいので、たった4回しかできないという気持ちですけど、すべてぼくにとっては貴重な時間かなと思っています。
真凜 （ビビとコーザのナンバーは）本当に素敵なプログラムだなと感じていて。子ビビも自分の本当の妹かのように可愛らしくて。後ろをちょこちょこついてきてくれる姿も本当に愛おしくて。
望結 （熱い視線を姉・真凜に送る）
織田 望結ちゃんもかわいいよね？
真凜 望結もかわいいです！（笑）――そんなプログラムで本当に素敵です。
織田 きただにさんの歌声がパワフルで、ぼくも聞き入っちゃって、ボンちゃんみたいに振付を忘れそうになっていたんですけど（笑）、その素晴らしい歌声に花を添えられるように演技したい。フィナーレはいちばんはっちゃけられる場所なんですよ。もちろんキャラクターを守りながらなんですけど、コミカル要員としてはいちばん力の出しどころだと思っているので、誰にも負けないように、お客さんとアイコンタクトをしながら盛り上げたいと思っているので、ウソップが1人ではっちゃけているところもぜひ見ていただけたらなと思います。
島田 船長といろいろお話をして、自分たちの一体感を得られるように滑る部分を増やしていただいたんですけど、今日はきただにさんが舞台上で踊っている姿に見惚れてしまって、出だしを一味全員遅れちゃうっていう。
織田 遅れてたよね？（笑）
島田 めちゃくちゃ遅れちゃったんですけど。すみません、そこはぜひ映像を使わないでいただいて。（笑）そのぐらい熱量も伝わってきて、自分自身、一『ONE PIECE』ファンとして本当にかけがえのない時間を過ごさせていただいています。「あーーっす！」で会場のお客さんも一体となって踊れる部分がありますので、一緒に踊りたいなと思っております。
友野 本編同様、フィナーレもガンガンジャンプを跳ぶし、ガンガン滑るしというところで、コーザのかっこいいところが満載。今日は生歌を聞いてから入ったことによってすごく気合入って、信じられないくらいきれいなジャンプが決まった。（笑）ただ、本番ちゃんと全部やらないとなと思っています。前回は少し失敗することがあったので、今回はないように。
織田 今回は絶対決めよう！
友野 そう！ 今回はさらに強くなったコーザを見せらるようにがんばりたい。ブチ上げていきたいと思います！
―― きただにさん、スケーターたちの感想を聞いていかがですか。
きただに いや、うれしいですね。「ほんとかよ！？」とか思っちゃった。（笑）みんなに喜んでもらうのがいちばんだし、来ていただいた『ONE PIECE』のファンの方たちにも喜んでもらうのが本当にすべて。３曲入魂！ 思いっきり4公演がんばりたいと思います。
―― 最後に、船長からメッセージをお願いします。
宇野 『ワンピース・オン・アイス』は、キャスト全員の懸ける熱意が素晴らしいですし、間違いなく、見に来てくださる予定の方たちには期待以上のものをお届けする自信があるショーとなっています。きただにさんとともに、熱い生歌唱のなかでスケーターが踊る素晴らしいショーになると思いますし、間違いなく、この夏、このショーを見に来なかったら後悔させる自信もあります。現地でお待ちしています！
©尾田栄一郎／集英社・フジテレビ・東映アニメーション
「ワンピース・オン・アイス」2024制作委員会