羽生結弦さんが4月11日、宮城県利府町のセキスイハイムスーパーアリーナでアイスショー「Yuzuru Hanyu “REALIVE” an ICE STORY Project」に出演しました。公演の最後には、羽生さん自身が製作総指揮を務めるICE STORYシリーズの第4弾「ICE STORY 4th “WHITE”… 」の開催が電撃発表され、国内外から詰めかけた7000人の観客たちは歓喜しました。
いまこの時を生きるプログラム、そして「4th」前日譚
1年2ヵ月ぶりとなる羽生結弦の単独公演「Yuzuru Hanyu “REALIVE” an ICE STORY Project」」が4月11日、宮城県利府町のセキスイハイムスーパーアリーナで開幕した。第1部では、羽生のこれまでのプログラムのなかから、選りすぐりの強烈なナンバーが並んだ。サプライズの1つは2018-2019シーズンに初演したショートプログラム「Otonal(秋に寄せて)」。軽やかなトリプルアクセル、音とたわむれるようなステップシークエンスが目を釘付けにさせる。「MEGALOVANIA」から始まった第1部を締めくくったのは代表曲「SEIMEI」。滑り終えた羽生は、リンクの去り際に「ありがとうございました!」とあいさつ。このあと第2部も続くのに、不思議な感覚を抱いた観客もいたにちがいない。
約30分の幕間のあと、その理由は明らかになった。開幕した第2部は、第1部とは別世界。届けられたのは、静謐ななかに強さが宿る音楽と、映像と氷上演技で綴られる非常に演劇的な作品だった。最後に場内スクリーンで、この第2部が「Prequel:Before the WHITE」というICE STORYの第4弾の前日譚だったことが明らかになると、超満員の観客は、われんばかりの拍手と喝采を送った。
氷上であいさつした羽生は、「『Prequel(前日譚)』に対して、すごくいろんな思いを持って執筆したり、プログラムや構成をいろいろ考えていくなかで、音楽をオリジナルなものにしたいという希望があり、そのなかで原摩利彦さんに全編新曲で作っていただきました」と話し、「初見だと難しいストーリーだと思いつつ、自分としては、噛めば噛むほど味が出る的な(笑)、ぼくとしては、初めて言葉で全然語らないICE STORYという作品をテーマに今回『Prequel』で作らせてもらいました。誰かの心にちょっとでも、記憶のなかに刺さるものがあったり、考察とかみなさんがどんな感情になったかぼくも知りたいんですけれども、みなさんが本当に思うがままの物語の受け取り方がすべてだと思いながら作らせていただいたので、ぜひぜひみなさんの心のどこかに、『ICE STORY 4th WHITE…』をちょっと大切にしておいてください。そして、『ICE STORY 4th」でお会いできることを楽しみにしております。ありがとうございました」と語りかけた。
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