多くの方にとって、お守りのようなコスメになっていけたら

―― フィギュアスケートにおけるメイクの重要性をどう考えていらっしゃいますか。
本田 1番は、自分が自信を持った状態で本番を迎えることができることなのかなと思っています。演目に合わせたり、衣装に合わせてメイクの雰囲気を変えることで、別の自分を表現できる気がするので、それぞれのプログラムに合わせてメイクをするのは小さい頃からいろいろ研究していました。あとは、小学校ぐらいの頃から自分でメイクをしていたので、見返すと、眉毛を描いてなかったりとか、当たり前の工程のところをしてなくて(笑)、リップを塗るだけとか、チークをピンクにするだけみたいなことが多かった。なので、妹たちはもっと良くしてあげたいなという気持ちで小さい頃からメイクをしてあげたので、そういう1つひとつの過程がいまにつながったんじゃないかなというふうに感じます。
―― フィギュアスケートをされている方に「Louarine」の商品をどう使っていただきたいですか。
本田 特に女子の選手はメイクをすることが基本だと思うので、小さい頃から私のようにコスメに触れる機会が多いと思います。基本的にほとんどの選手がヘアもメイクも自分でする。試合の前のルーティンとして3時間、4時間ぐらい前にメイクをしてから、試合が終わるまでメイクのことは一切気にする時間もなかったり、スケートに集中することに重きを置くので、崩れにくさや色のもちに徹底的にこだわってきました。ぜひ使っていただけたら嬉しいなと思います。
―― コスメプロデュースの際、特にこだわった点は?
本田 本当に何もない状態から自分で交渉をしに行って、ブランド名から、イメージカラーから、色のこと、商品のこと、成分のこと、箱の裏、マーケティングの部分に関しても携わらせていただきました。本当にすべてを把握した上でブランドローンチまでたどり着いたので、難しいことだったり、初めて当たる壁みたいなのもたくさんあったんですけど、そのぶん自分が一切妥協せずにこだわり抜いた、心からお勧めできる商品を作ることができたんじゃないかなと思います。たくさん携わってくださった皆さまには感謝の気持ちです。
―― 今後、ブランドをどんなふうに育てていきたいですか。
本田 自信や勇気、そういうものを与えてくれる存在がメイクだったので、「Louarine」が少しでも皆さんに寄り添えるような、そういうブランドになっていけたらうれしいなと思います。自分で言うのもなんですけど、物がとにかくいいなと思っているので、お使いいただいた皆さんにもそれを実感していただける日が来ると思うとすごくワクワクしています。
―― 現役時代と引退後、メイクへの向き合い方に変化は?
本田 本当にこの2年、コスメのことを考えなかった日、試さなかった日はないんじゃないかなというぐらい。「Ice Brave」に参加している時も、これで最後までもつかなとか、この色がこの演目に合うんじゃないかなとか、そういうのを試作品で試しながらやって。やっぱり自信を持った状態でたくさんのお客さんの前に立つことってすごく大事だなと思っていて、そうじゃなかった時期もたくさんあったのですが、メイクが常に自分を頑張る気持ちにさせてくれました。いまでも、どれだけ怖かったり、緊張していたりとかしても、自分のプロデュースコスメをまとえば絶対大丈夫だと思えます。
―― 一般の皆さんにもそういう気持ちになってほしい?
本田 そうですね。ちょっといつもと違う自分にスケートの時になれたり、本当に何でもない日常でも、何もしたくないくらい落ち込んでいる時でも、メイクをするだけで前向きな気持ちになれるーー私の中ではメイクってそういう存在です。なので、少しでも多くの方にとって、お守りのようなコスメになっていけたら嬉しいなという気持ちです。

