2025年12月19日
いよいよオリンピックシーズンの国内頂上決戦が明日開幕!

全日本選手権2025 鍵山優真、中田璃士、壷井達也、佐藤駿 前日練習コメント

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壷井達也「最後まで勝負は捨てたくない」(SP28番滑走)

―― 公式練習を終えていかがですか。

壷井 今日、氷の状態は少し確認してみて、明日に向けて、今日すごい緊張感は感じたんですけど、徐々に仕上がってきてるのかなっていう感触はあります。

―― 五輪シーズンの全日本はまたちょっと違う雰囲気がありますか。

壷井 そうですね、4年に1回っていう舞台ですし、自分もここに向けて準備してきたっていうのはあるので。しっかりショートから集中して臨みたいです。

―― 全日本に向けてどんな練習を積んできましたか。

壷井 グランプリシリーズでなかなか自分が思うような結果が残せなかったので、そこからとにかく曲かけ通して通してっていうのを繰り返しつつ、あとはすごいグランプリシリーズの後と落ち込んだんですけど、本当にやり切るしかないって、そういう気持ちでここ3週間ぐらいは頑張ってきました。

―― オリンピックがかかった全日本へ向けての意気込みをお願いします。

壷井 ショートもフリーも絶対、やり残したことがない、全部出し切ったっていう気持ちで終えられるように2日間頑張っていきたいと思います。

―― やるしかないって切り替わったきっかけは?

壷井 正直に言うと、グランプリシリーズ終わってから、たぶん今シーズンの中ではいちばんぐらい調子が上がらなくなってしまって、本当にけっこうどん底っていう感じからでした。練習もやってもやっても、全然上手くいかないっていう状態が続いていて、本当に何て言うんですかね……スケートがちょっと嫌になりそうなぐらいだったんですけど。でも、やっぱりここ(国立代々木競技場)の全日本も、前回はショートの前ケガして棄権してしまったっていう舞台でもありますし。出れることにとにかく感謝をして、自分が前ケガしてから、この6年、7年スケートで頑張ってきたことを出し切りたいっていう気持ちに今は切り替わってます。

―― ジャンプを降りるというところが決め手になってくる試合かなと思うんですけれども、特に心がけてきたことですとか、マインドセットとして持っていることはありますか。

壷井 数をやることも大事だったんですけど、特にここ1週間ぐらいは、本当に集中して集中して、試合を想定して臨むっていうことを繰り返してやってきました。その成果が出せるといいなと思ってます。

―― 先生方とかチームメイトから調子が悪い状態でのときに何か声をかけられたりは?

壷井 坂本花織選手には、「豚肉を食べるといいよ」って。(笑)

―― その心は?

壷井 ビタミンB1ですかね、疲労回復にいい。あとはキレートレモン、ビタミンCで疲労回復される……すごい実践的なアドバイスをいただいたなって思うんですけど。調子が悪いなかでもシスメックススケートチーム含め、みんなで頑張ってきたので、しっかり結果を残して、男子のショートから始まるんで、まず自分がいちばんいいスタートを切れるように頑張りたいです。

―― フリーの構成は、4回転2本?

壷井 今回は、トウループとサルコウを1本ずつっていうことを考えています。

―― 完成度は?

壷井 4回転3本で行きたかった気持ちはあったんですけど、最後までやっぱ勝負は捨てたくないっていう気持ちで、とにかく完璧を目指してやっていきます。

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佐藤駿「去年のリベンジの演技を」(SP24番滑走)

―― 公式練習振り返っていかがですか。

佐藤 最初、氷の感触を掴むのにけっこう時間かかったんですけど、後半は良かったのではないのかなと思ってます。

―― 氷自体はご自身での感触は?

佐藤 曲かけは(ジャンプが)抜けてしまったんですけど、曲かけ後の練習ではしっかりとルッツが跳べていたので、明日、より(氷が)締まってくると思うので、調子をさらに上げていけたらいいのかなと思ってます。

―― 直前のファイナルを終えてからここまでは、どのような練習を?

佐藤 練習というよりかは、確認というか。がっつりはやってないんですけど、しっかりいい流れで、ここまで来れてるのではないのかなと思ってます。

―― それはけっこう仕上がりがいい状態に来ているから?

佐藤 あまり無理をせず練習したいなと思ってたので、ファイナル終わってからもしっかりと休みを取って。しっかりと短い時間で、質の高い練習をっていうふうに心がけてやってきました。

―― 明日のショートはどんなところを気を付けたい?

佐藤 やはり去年の失敗をまたしないように。落ち着いて、緊張しないように……緊張しないって無理だと思うんですけど、緊張しすぎないように、頑張っていきたいなと思ってます。

―― オリンピックがかかった全日本へ向けての意気込みと目標をお願いします。

佐藤 この大会は、もちろんいちばん大事な大会でもあるので、この全日本選手権で、去年のリベンジの演技ができるように頑張っていきたいと思っています。

―― 代々木の会場での6年前の全日本は、ジュニアながらSPかなりいい位置につけた。イメージの良さみたいなのはありますか。

佐藤 イメージとしてはいい印象を持って臨めるとは思うんですけど、やはりけっこう期間が空いてるので、しっかりと会場の雰囲気に慣れて行きたいと思ってます。

―― 全日本に向けて、去年の苦しい経験を生かしてきたこと、全日本の会場に入ってみて、去年とは自分のここが違うなって感じられることは、どんなことがありますか。

佐藤 去年は前日練習から緊張していて、あまりいいとは言えない練習だったので。今回は前日練習ではしっかりといい調子で、緊張もあまりせずにできているので。あとは明日本番やるだけかなと思ってます。

―― 去年の反省を踏まえてこういう気持ちで乗っていこうみたいなこともあった?

佐藤 そうですね、あまり気負いせずに、順位とかあまり考えずに、もう自分の今大会の目標としては、シーズンベストを目標として頑張っていきたいと思っているので、それだけを考えてやっていこうと思います。

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