2025年6月4日
「ポケモンスケートチャレンジ~めざせ トリプルアクセル~」オープニングイベントで国民的スターが子どもたちに滑りを初披露

スケート靴を履いたピカチュウがリンクに登場!

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今年4月に発表された日本スケート連盟×ポケモンのスケート普及プロジェクト「ポケモンスケートチャレンジ~めざせ トリプルアクセル~」が、全国14ヵ所のリンクでスタートしました。

「ポケモンスケートチャレンジ~めざせ トリプルアクセル~」は、小学生以下の初めてスケートに触れる子どもたちを対象としたスケート普及プロジェクトで、全国14ヵ所のリンクで配布される「ポケモンスケートチャレンジ」の冊子とシールを助けにスケートに慣れ親しんでもらおうというもの。

冊子には「こおりタイプのポケモンずかん」が掲載されており、収録されている52匹のポケモンにはそれぞれスケートのチャレンジ課題が設定されています。「靴を履いて床で立つ」「氷上に立つ」といった初級から、「ストロークで滑る」「バックで滑る」などの中級、「両足でスピンをする」「前向きで両足ジャンプをする」などの上級まで、チャレンジを1つクリアするごとに、ポケモンのシールを1枚ゲットでき、初級・中級・上級を達成するとバッジを獲得できます。すべてクリアすると、こおりタイプのポケモンずかんが完成し、スケートの基礎技術も身につけることができるという仕様です。

5月11日には、KOSÉ新横浜スケートセンターでオープニングイベントが行われ、荒川静香さん、田中刑事さん、スピードスケートの岡崎朋美さん、ショートトラックの村竹崇行さんが登場。スケート靴を履いたピカチュウも応援に駆けつけ、華麗な滑りを披露しました。

ポケモンが子どもたちとスケートを繋ぐ新たなきっけかに

5月11日のオープニングイベントは、およそ100人の子どもたちが集まるリンクで行われた。イベントMCが、ピカチュウが応援に駆けつけていることを告げ、参加者全員でピカチュウを呼び込むことに。子どもたちの「ピカチュウ~!!」という大声援に応え、田中刑事に手を引かれながらスケート靴を履いたピカチュウが氷上に現れた。スーパースターの登場に子どもたちの熱気は高まり、ピカチュウのなめらかな滑りに会場はさらに大盛り上がりとなった。

ピカチュウは、ゲストの田中刑事(フィギュアスケート/平昌オリンピック代表)、岡崎朋美(スピードスケート/長野オリンピック銅メダリスト)、村竹崇行(ショートトラック/札幌アジア大会銅メダリスト)とともに「ポケモンスケートチャレンジ~めざせ トリプルアクセル~」の説明をお手伝い。

MCや田中、岡崎、村竹が、冊子や、ゲットできるこおりポケモンのシール、バッジなどを紹介し、ポケモンをゲットしながら楽しくスケートが学べることを伝えると、愛らしく相づちを打ちながら子どもたちへプロジェクトをアピールするピカチュウ。大仕事をやり遂げたピカチュウは再びリンクをスーッと周回し、やはり子どもたちの声援を背に受けながらリンクを後にした。

その後は、ピカチュウ、田中と入れ替わるかたちで、荒川静香(フィギュアスケート/トリノ・オリンピック金メダリスト)が登場し、岡崎、村竹と3人でのトークショーへ。スケートを始めたきっかけや、長く続ける秘訣など、これからスケートを始める人たちにとっても興味深いトークを展開する。

トークショーの最後には、イベント参加者たちによりスケートを知ってもらうべく、フィギュア、スピード、ショートトラックのスペシャリスト3人の解説付きで、現役選手たちによるデモンストレーションが行われた。フィギュアスケートでは、横浜市内で練習する西野太翔(星槎国際横浜)らがジャンプやスピン、ステップなどの要素を実演。とくに4回転やトリプルアクセルのジャンプが決まると、迫力を肌で感じた子どもたちから驚きの声が上がっていた。

イベントを終えた荒川は、「3競技(フィギュア、スピード、ショートトラック)が集うかたちでのスケート教室を通じて、それぞれの種目の魅力を一度に知る機会はなかなかなかったので、すごくいい機会だったと思います。これを機に『もっと早く滑ってみたい』『スケートをやってみたい』と可能性を広げるチャンスでもあると思う」と話し、ポケモンとのタッグについても「ピカチュウがほしいがためにリンクに来た子が、スケートの魅力を知る機会もあると思います。小さい頃の思い出は、リンクにピカチュウがいたからまた行きたいと思った、というのでもいいと思う。私の『ヒラヒラ衣装が着てみたい』というのも些細なきっかけでした。それがきっかけになってスケートと出会って、将来もしかしたらすごい選手になるかもしれないし、夢を持ったり、成長したりする人が1人でも増えるのであれば、非常にすばらしい融合なんじゃないかな」と期待を語った。

岡崎も「ピカチュウは国民的ヒーロー。ピカチュウ自体が滑っていましたから、子どもたちが、『ピカチュウが滑っているから、ぼくも! 私も!』と思ったと思います」、村竹も「非常にいい試みかなと思います。先ほども子どもたちのお見送りをしたんですけども、いただいたノートを夢中になって見ていた。それをきっかけにスケートを始めてくれる人が増えたらうれしい」と、プロジェクトへ期待を寄せた。

また、この日は、オープニングイベントの前に日本スケート連盟主催の基礎スケート教室も開催され、田中、岡崎、村竹が特別講師として小学生から大人までの初心者・初級者の指導にあたった。参加者たちにとっては、スケート体験をはじめ、ポケモンとスケートを学ぶ楽しみや、レジェンドたちの経験、現役選手の滑りを知ることができ、様々なアプローチでスケートに触れる機会となった。

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>>次ページ: 冊子監修の田中刑事「自分の成長を目に見えるかたちで楽しんで」

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「ポケモンスケートチャレンジ~めざせ トリプルアクセル~」
対象:小学生以下 全国14ヵ所のアイスリンクで参加できます!※2025年5月9日時点 アイスリンク仙台 埼玉アイスアリーナ アクアリンクちば 三井不動産アイスパーク船橋 KOSÉ新横浜スケートセンター 名古屋スポーツセンター 邦和みなとスポーツ&カルチャー MGC三菱ガス化学アイスアリーナ 木下アカデミー京都アイスアリーナ セントラルスポーツプラザ浪速アイススケート場 ひょうご西宮アイスアリーナ Sysmex Kobe Ice Campus (7月下旬から実施予定) 岡山国際スケートリンク オーヴィジョンアイスアリーナ福岡 実施内容に関しては必ずリンクへ直接確認してください。
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