2025年3月31日
宮原知子、田中刑事、本郷理華が若いスケーターたちと共演!

京都から世界へ!「京都フィギュアスケートフェスティバル」 初放送

spot_img
- AD -

フィギュアスケートの未来を担う若い選手たちが出演する「京都フィギュアスケートフェスティバル」が3月1日、京都アクアリーナで開催されました。今回のフェスティバルには、京都が誇るプロフィギュアスケーター、宮原知子さんが出演し、総勢32人が出演するクロージングフィナーレの振付にも初挑戦。田中刑事さん、本郷理華さんとともに、吉田陽菜選手を筆頭に京都を拠点に活躍する若きスケーターたちとの共演を果たしました。GAORAでの3月30日の独占放送を前に、フェスティバルの様子をお伝えします。

パフォーマンスに懸ける熱い想い

京都フィギュアスケートフェスティバルは、京都府スケート連盟主催で毎年開催されている入場無料のイベント。今回は、男女シングル、アイスダンス、シンクロナイズドスケーティングの種目で今シーズン活躍した小学生からトップクラスの選手まで、プロスケーター3人を加えた総勢32名が出演した。

これまでも数多くのトップスケーターを輩出してきた京都だが、いまや京都は、シングルだけでなく、ペアやアイスダンスなども含めた日本のフィギュアスケートの選手育成の一大中心地だ。ノービス選手からプロスケーターまで、層の厚い出演ラインナップからもそのことがうかがえる。これから応援したい伸び盛りの選手を見つけるのもいいし、地元の仲間たちの和気あいあいとした雰囲気を楽しむのもいい。見る側もさまざまな楽しみ方ができる、ハートウォーミングなショーだ。

京都が生んだトップスケーターの筆頭と言えば、宮原知子。世界選手権銀メダリストで、平昌オリンピック4位という輝かしい成績をおさめ、現在は国内外のアイスショーで大活躍。京都フィギュアスケートフェスティバルには、小学生以来、14年ぶりの出演だったといい、今回はグループナンバーの振付に挑戦した。宮原が選んだ曲は、ポルノグラフティの「テーマソング」。「応援歌みたいで、選手にとっても、見ている人にとっても、みんなにとっても、元気になれる、前向きになれるような曲」と語る。わずか1時間半という限られた練習時間ながら、彼女の美意識と豊富な経験を活かして、どんなパフォーマンスに仕上がったのか。ぜひ放送で確認していただきたい。

   *

映像では、演技の前後に各スケーターからのメッセージやコメントも紹介される。小学生でもプロスケーターでも、パフォーマンスにかける想いは特別なもの。元気だったり、ユーモラスだったりと、コメントにも個性があふれる。スケーターたちの素顔に触れることができるのはうれしい限りだ。

「ダンサブルな振付を1つでも覚えて帰ってほしい」という願いを込めて、ショートカットにした大人っぽい姿ではつらつと舞った金沢純禾選手(全日本ノービスA優勝)は、「今年はジュニアに上がるので、トリプルアクセルと4回転を入れて、世界大会に選んでいただける選手に」と目を輝かせる。村上遥奈選手(全日本ジュニア選手権6位)は、いちばん好きなプログラムだという「ムーラン」を披露し、「小さな目標をクリアして、いつか大きな目標に」と話す。

なかでも見どころを作ったのは吉田陽菜選手(アジア大会銅メダル)。有名な「ゴジラ」の音楽を使ったユニークなエキシビションナンバーで、手をゴジラのように構えるパンチの効いた振付をキュートに滑り、ワイルドに雄たけびを上げる。「悔いなく全力で終われるように、毎日毎日楽しく過ごしたい」と、コメントも前向きだ。

現役選手たちに続いて登場したのは3人のプロスケーターたち。田中刑事はスタイリッシュかつセクシーな「No Man No Cry」を披露。本郷理華はまるで舞踏会のようなドレスをまとい、あでやかな「Love Never Dies」で魅せる。

大トリを務めた宮原知子は、イギリスのアニメ「スノーマン」の挿入歌になったことでも知られる「Walking in the Air」。物語を託して優美で軽やかに伸びていくスケーティングは、まるでスケート靴に空を飛ぶ小さな羽根がついているかのよう。

映像では、パフォーマンスの合間に、彼らの練習風景やオフアイスの様子も垣間見ることができる。オフアイスでの仲の良い姿にも心がほっこりするが、京都が生んだ偉大な先輩・宮原の演技を、現役選手たちが真剣に見つめるシーンも胸を打つ。そして、最後にフィナーレへ――。

「フィギュアスケートが好きという気持ちを忘れないで」という想いが込められたフィナーレでは、それぞれのいいところを引き出しながら、コリオグラファー宮原知子の優しいまなざしがすべてのスケーターに注がれる。それに応えて、笑顔でのびのびと滑るスケーターたち。フィギュアスケートの素晴らしさを、スケーターと観客がいっしょに楽しむ時間となった。

3月30日にGAORAで独占放送される京都フィギュアスケートフェスティバル。もうひとつの大きなポイントは、番組ナレーションを声優の小野賢章さんが担当することだ。以前、フィギュアスケートを題材にした人気アニメのキャラクターの声を担当した経験を通じて、フィギュアスケートの魅力を知ったという小野さん。そんな小野さん自身の想いものせた、素敵な声と語りもぜひ楽しみにしたい。

提供/GAORA SPORTS

= INFORMATION =
独占放送「京都フィギュアスケートフェスティバル 2025」
GAORA SPORTS 3月30日(日) 21:00 ~ 23:00 初回放送 4月20日(日) 10:00 ~ 12:00 4月25日(金) 13:00 ~ 15:00 ※完全版放送 5月7日(水)18:30~ 視聴はスカパー!、J:COM、ケーブルテレビ、ひかりTVなど 出演:宮原知子、田中刑事、本郷理華、吉田陽菜、村上遥奈、金沢純禾、岡万佑子、山田恵 ほか ナレーター:小野賢章
提供・問い合せ先
spot_img
- AD -

 関連バックナンバー

ワールド・フィギュアスケート No.84

さいたま世界選手権代表の座をかけた全日本選手権、G...

ワールド・フィギュアスケート No.81

激戦の全日本選手権を経て決定した平昌オリンピック代...

関連記事

- AD -
spot_img

最新記事

error: