プリンスアイスワールド(PIW)のオフィシャルアンバサダーを務める町田樹さん(國學院大學人間開発学部 准教授)と、PIWチームメンバーの中野耀司さん、小平渓介さん、唐川常人さんによるスケート教室とトークショーが1月4日、アートリンク in 横浜赤レンガ倉庫で開催されました。「アートリンク」は、2005年に始まった横浜の風物詩で、多彩なアーティストによるアートとアイススケートのコラボレーションで楽しませてきました。20回目を記念する今シーズンは、アーティストの小林一毅さんが手がけています。
アートに囲まれた青空の下でスケートレッスン
晴天に恵まれた1月4日の午前9時半、アートリンク in 横浜赤レンガ倉庫。スケート教室の前には、まずPIWチームメンバーの中野耀司、小平渓介、唐川常人の3人によるエキシビションを開催。ロックの音楽に乗って踊り、中野が得意のバックフリップを披露するなど、迫力満点のパフォーマンスに大きな拍手が送られた。続いて、PIWオフィシャルアンバサダーの町田樹がさっそうとリンクイン。風を切ってリンクを駆けぬけ、イナバウアーや高速スピンで新年の顔見世をし、つめかけた大勢のギャラリーをおおいに沸かせた。
スケート教室に参加した子どもたちは、リンクサイドでの準備運動を終えると、氷に降りて、レベルごとに3つのグループに分かれてレッスンを受けた。スケートが初めてのグループを唐川常人が、経験者を小平渓介と中野耀司が担当した。町田は、特別講師として、各グループを順に回って指導にあたった。
この日、初めてスケートを滑った子どもたちは、安全な転び方や立ち上がり方を習ったあと、足を小刻みに動かし前に滑る練習をした。最初おそるおそる動いていたが、徐々に伝い歩きができるようになっていった。
以前にスケート経験のある子どもたちは、ひょうたん滑走をしたり、後ろ向きに滑ったり、体重移動を意識しながら時計回りに滑る練習をしたり、リンクを元気いっぱい駆け回った。
スケート教室の参加者たちは、みな1時間のレッスンをおおいに楽しんだようだった。以前にスケート教室を体験したことがあるという小学2年生のまりかさんは、「わかりやすく教えてもらえてよかったです。後ろのひょうたんは初めてだったんですけど、耀司先生がいっしょにやってくれました」と笑顔を見せた。また、学校の授業で滑ってみて、もう一度やってみたくて参加したという小学4年生のやまとさんは、「みんなと楽しく滑れた。下を向いて滑っていたんだけど、(渓介先生から)前を向いてと言われて、意識したらいい感じになりました」と話していた。