2026年2月20日
フィギュアスケート日本女子史上初のダブル表彰台

坂本花織銀メダル、中井亜美銅メダル!千葉百音4位

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ミラノ・コルティナ・オリンピックのフィギュアスケート最終種目、女子シングルのフリーが2月19日にミラノ・アイススケートアリーナで開催されました。アリサ・リュウ選手(アメリカ)が金メダルを獲得。集大成となる最後のオリンピックに臨んだ日本の坂本花織選手(シスメックス)は、目標としていた「銀以上」をかなえる銀メダルとなり、SP1位から最終滑走を担った中井亜美選手(TOKIOインカラミ)は銅メダルを獲得しました。千葉百音選手(木下グループ)は4位でした。

坂本花織、銀メダルを獲得するも涙

坂本花織が最後の晴れ舞台となるオリンピックの氷上で舞った。非の打ちどころのない2アクセルで演技を開始し、「愛の讃歌」に乗って求心力の高いパフォーマンスを続けたが、後半に予定していた3フリップ+3トウが3フリップ単独のジャンプに。滑り終えた坂本はすぐに表情を曇らせ、氷から上がるやいなや、中野園子コーチに抱きしめられながら涙を見せた。氷面を大きくカバーするスピードと深いエッジから生み出されるスケールの大きい表現は高く評価され9点台が並んだが、やはりコンビネーションジャンプの抜けが響いて、得点は147.67点、合計224.90点。150点台に乗せて首位に立っていたアリサ・リュウに1.89点及ばなかった。

大会前から目標としていた「個人戦で銀以上、団体戦で銀以上」という目標を達成する素晴らしい成果を上げる大会となったが、結果が決まった直後、坂本は泣いていた。代名詞であり最大の得点源でもある3フリップ+3トウでのミスで、手のなかから滑り落ちた金メダル。悔しかったのだろう。だが、オリンピック3大会連続出場、2大会連続メダル獲得、個人と団体を合わせて通算4つのオリンピックメダルを獲得という偉大な歴史を刻み、そしてこの4年間、その強さと温かい人柄でフィギュアスケートを牽引し続けた真のリーダーに、惜しみない拍手が降り注いだ。

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中井亜美はプレッシャーのかかる滑走順ながら、緊張を感じさせない滑り出し。冒頭の3アクセルをしっかりと決めて波に乗った。途中、予定していた3ルッツ+3トウの2本目がパンクして3ルッツ+2トウになり着氷が乱れるミスが出たが、その後も集中力を保ち、3ルッツ+2アクセル+2アクセルのコンビネーションを成功。後半には軽微な回転不足も重なり、滑り終えると人差し指を頬に添えて首を傾ける「どうかな?」と言わんばかりの愛らしい表情を見せた。得点は140.45点でフリーだけでは9位だったが、SPの貯金が生きて3位に踏みとどまり、オリンピック初出場の17歳が銅メダル獲得の快挙を成し遂げた。中井はキス&クライで銅メダルを悟った瞬間、驚愕の表情を浮かべると、リーダーズチェアに座っていた金メダルのアリサ・リュウとハグをして喜びを分かち合った。

日本女子がオリンピックの1大会でメダル2つを獲得するのは史上初。フィギュアスケートの日本代表全体では、ペアでの三浦璃来&木原龍一組(木下グループ)の金メダル、男子での鍵山優真(オリエンタルバイオ/中京大学)の銀メダルと佐藤駿(エームサービス/明治大学)の銅メダルでメダル2つ、団体戦の銀メダルと、4種目6つのメダルは史上最多となった。

SP4位からフリーに臨んだ千葉百音(木下グループ)は、「ロミオとジュリエット」で大きなミスのない流麗なパフォーマンスを見せて、フリー143.88点、合計217.88点で4位という結果で初めてのオリンピックを終えた。あと少しでメダルに手が届いたという悔しさを残しつつも、SPとフリーをしっかりとまとめる収穫が得られた大会となった。

女子4位となった千葉百音。表彰台へあと1歩に迫った ©Nobuaki Tanaka/Shutterz
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