2026年2月11日
鍵山優真、男子SP後のコメント全文

鍵山優真、SP2位で終えて笑顔「みんなが楽しい気持ちでスキップして帰ってもらえるように」

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「YUMA!YUMA!YUMA!」――鍵山優真選手(オリエンタルバイオ/中京大学)が滑り終えた直後のリンクに、観客から大きな大きなコールが沸き起こりました。2月10日、個人戦の男子SPが行われたミラノ・コルティナ・オリンピック。最終滑走の鍵山選手は、直前のイリア・マリニン選手の好演にどよめくリンクに滑り出ると、落ち着いた表情で演技をスタート。すぐに手拍子が始まり、鍵山選手が観客を煽る仕草をすると大きなレスポンスが起きるなど、団体戦での演技とキス&クライを通してすっかりイタリアの観客に愛されたよう。笑顔で締めくくった演技で103.16点を出し、首位マリニン選手に次ぐ2位からフリーに臨みます。演技後の鍵山選手のコメントを全文お届けします。

鍵山優真「自分のできるものを最大限やろうと意識」

団体戦SPで一度すでにオリンピックの氷を踏み、高得点をマークした鍵山優真。個人戦SPでは、冒頭2本の4トウ+3トウ、4サルコウを見事に決めるも、3アクセルでステップアウトに。しかし集中力を切らさずに密度の濃いプログラムを滑りきった鍵山は、試合後もミスを引きずる様子はなく、やりきったような清々しい表情だった。

―― 最後は苦笑いをしていました。
鍵山 ああ、やっちゃったなという……あちゃーっていう感じでした。でも全体的に見れば、できた部分のほうが大きかった。アクセルもそこまで落ち込むようなものではなかったので、すぐに立て直せるものであったかなと思います。

―― トリプルアクセルでいつもと違う感覚は何だったのでしょうか。
鍵山 ちょっと回転が抑えきれませんでした。回りすぎてしまいました。なので、もうちょっとしっかりとビシッと決められるようにしたいです。

―― 体の動きはいかがでしたか。
鍵山 めちゃくちゃ動いてましたね。公式練習が終わってから時間がなかったので、ずっとリンクにいて休憩していたんですけれども、短い時間ということもあって、けっこう体が公式練習のままキレキレで動いていたので、自分が思っていたより浮き上がっちゃったりしたのかなというふうに思います。

―― 最終滑走でしたが、待っているあいだはどのように調整を?
鍵山 6分間練習が終わってからは、もうとにかく気持ちを整えるために、考えているようで考えてなかったみたいな。とにかく呼吸して心を落ち着かせていました。

―― 直前がマリニン選手で、スコアも聞こえていたと思いますが。
鍵山 正直、ショートの点数は、イリア選手の場合はもうどんだけ近くても遠くても、フリーでまったく参考にならないので、まずは自分のできるものを最大限やろうと意識しました。

―― 団体戦からの連戦の影響は。
鍵山 あ、もうまったく疲れはないです。発表される前から団体を滑ることは自分は決まっていたので、どううまくリカバリーとギアを上げていくのかというところをしっかりと計画立てていたので。全部が全部順調に行ったわけではないですけれども、それでも自分のなかでのルーティンを大事にしながら過ごせているので、今日も本当に100%全力で滑りきれたかなと思います。

―― 気持ち的にはどんなコントロールを?
鍵山 駿と佳生くんと一緒に出られることがすごくうれしかったので、楽しむ部分は楽しんで、そして1人で落ち着く部分は落ち着いてっていうメリハリをつけたりだとか。あとは食事の面も、今回は味の素さんがすごくいい環境を作ってくださっているので、最大限活用しながら、自分の最大限のコンディションにもっていくために、何時に起きて、何時に食事をしてっていう細かいルーティンを作って過ごしていました。

―― 最初から手拍子でした。会場の盛り上がりはいかがでしたか。
鍵山 本当にすごくうれしかったですね。直前のイリア選手が自分とはちょっと違うタイプのかっこいい曲で、自分はすごく明るい曲調だったので、そして最終滑走というのもあって、ぼくの演技が終わったら帰る人がたくさんいるわけじゃないですか。なので、みんなが楽しい気持ちでスキップして帰ってもらえるように、ぼくもいちばん楽しく終われるようにと意識して、そして4回転ジャンプとかしっかりやるべきところは集中しながらというところで、うまくバランスを取りながらできたと思います。

―― フリーまで2日空きますけど、どういった調整をしていくのかというところと狙うところは。
鍵山 こっちに来てから、もう本当に1回1回のジャンプだったり、エレメンツっていうのを集中して確認していたので、変わらずに2日間は。全力でやり過ぎてしまうとフリーで疲れてしまうので、そこのなんか抜くとこはしっかりと抜いてっていうところを、コーチ陣と話し合いながらやっていけたらいいなっていうふうに思います。

―― 5点差ですけども、もちろん金を狙っていくような感じになりますか。
鍵山 そうですね。でも団体と同様、金メダルはもう自分の中でオプションというか後からついてくるもの、結果は後からついてくるものだと思うので。まずはフリースケーティングで4回転フリップも久しぶりに投入するので、そこもしっかりと調整しながら、とにかく悔いのないような演技をするのが一番の目の前の目標です。

―― (観客への)あおり方も堂々としていましたね。
鍵山 あれ以上、どうやったらいいか分かんないんで、研究しておきます。(笑)

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