6月30日、KOSÉ新横浜スケートセンターでドリーム・オン・アイス2023が開幕しました。
昨シーズンの全日本ノービス、全日本ジュニアメダリスト、日本代表として世界で戦ったシニアの選手たちが一堂に会し、来るシーズンへ向けて新プログラムをお披露目。海外からも世界選手権メダリストたちが駆けつけ、華やかにショーを彩りました。
全日本選手権銅メダリストの友野一希は、ジェフリー・バトル振付の新SP「Underground」でノスタルジックな雰囲気が漂う伸びやかなパフォーマンスを披露。
歌詞には裏の意味があって、人生や恋の素晴らしさを表現している曲。伸びやかでダイナミックな印象なので、そういうスケートを見せられたらと思います。SP、フリーどちらも苦手とする部分が出るプログラムになっていて、今年はあえてそういう曲を選んでいます。1つ1つの動きの正確さやフリーレッグなど、弱点を克服できればと思っています
6月30日公演後の共同取材より
昨季、グランプリファイナルで初優勝した三原舞依の新SPは、笑顔とともに全身で愛を謳う「To Love You More」。ジェフリー・バトルと初タッグを組み、カナダ・ケベック州出身のセリーヌ・ディオンの楽曲で、モントリオール世界選手権の表彰台を目指す。
歌詞に合わせた振付や表情を、1つ1つ気持ちをこめて滑れたらいいなと思います。間の作り方や1つ1つの動きを大事に、歌詞も強い部分と柔らかい部分があるので、歌声に合わせてしっかり表現していきたい。最大の盛り上がりは、バレエジャンプのところ。バトルさんが「マイのバレエジャンプが好きだから」と急遽入れてくださいました。音に合わせてタイミングをはかりながらしっかりできたらと思います
6月30日公演後の共同取材より
四大陸選手権チャンピオン・三浦佳生の新フリーは「進撃の巨人」。アニメの楽曲を使用して活気あふれる演技を見せた。
自分も調査兵団の一員として戦っていくというイメージで、ところどころキャラのシーンも入っていて、おもしろいプログラムになっています。去年が「美女と野獣」だったので、それを生かしてスローパートと戦闘シーンの使い分けをしっかりして、そのなかにジャンプが溶け込んでいくようにしていきたいです。(登場人物に例えると)自分はスピードがあって突進していく感じなので、ライナーかなと思います。シェイリーンに、その音楽のシーンの動画を見せて、一緒に作りあげた感じです
6月30日公演後の共同取材より
昨季、世界ジュニア選手権、ジュニアグランプリファイナル、全日本ジュニア選手権を制してジュニアシーンを席巻した島田麻央はパンツスタイルで登場。イタズラっぽい笑顔を見せながら、ケイトリン・ウィーバー振付の新SP「Americano」をお披露目した。
「今シーズンはユースオリンピック出場に向けて(4トウとトリプルアクセルの)2本成功をがんばりたいです。(SPで演じるのは)強い女性で、少し上から目線というか、ちょっと偉そうな感じにしたり、歌詞でも言ってるんですけど、”誰にも自分は捕まえられないよ”っていう感じで滑りました」
6月30日公演後の共同取材より