ミラノ・コルティナ・オリンピック個人戦ペアのフリー競技が2月16日に行われ、三浦璃来&木原龍一組(木下グループ)が日本ペア初の金メダルに輝きました! 前日のSPでリフトにミスが出て5位、フリーでは第3グループで演技に臨んだりくりゅう。完璧な演技で158.13点をマークし、フリーの世界最高得点を更新。ドラマティックな逆転劇で、うれしい金メダルとなりました。
世界最高得点158.13点!涙、涙の金メダル
ブルーノ・マルコットコーチに励まされてリンクインした三浦璃来&木原龍一。FS「グラディエーター」で、3ツイスト、3トウ+2アクセル+2アクセルの3連続ジャンプの成功から始まって、質の高いエレメンツを次々に展開した。SPではミスの出たリフトも見事な出来で、後半に向けて1つ決まるたびに会場のボルテージがぐんぐん上がっていく。三浦を高々とリフトして演技を終えると、2人はしっかりと抱き合い、しゃがみ込んで涙を流した。とくにSPのミスに責任を感じていた木原は観客に挨拶するあいだも号泣。キス&クライで得点を待った2人は、歴代でフリー世界最高得点となる158.13点をたたき出し、歓喜した。金メダルにふさわしい特別な演技で、SP5位から大逆転で優勝し、表彰台の頂点に駆け上がったりくりゅう。日本ペア史上に燦然と輝く金字塔を打ち立てた。
最終グループの演技をリーダーズチェアで見守った2人は、金メダルが決まった瞬間、床にひざまずいて万感のハグ。最終滑走だったミネルヴァ・ファビアン・ハーゼからの祝福をはじめ、ブルーノコーチや関係者と喜び合ったのちに、再び2人で歓喜を分かち合った。とくに今回が4度目のオリンピックで、初回の2014年ソチでのSP落ちからスタートし、3大会後に金メダルにたどりついた木原は、三浦に笑われるほど涙、涙、涙。日本ペアの道を切り拓き、歴史を作ってきた2人が、ついに願い続けてきた世界の頂点に立った。

銀メダルはアナスタシア・メテルキナ&ルカ・ベルラワでジョージア史上初の冬季オリンピックメダルを獲得、3位はミネルヴァ・ファビアン・ハーゼ&ニキータ・ヴォロジン(ドイツ)だった。
三浦璃来&木原龍一、喜びの声
優勝決定後、木原は前日からずっと泣いていたと明かし、「経験したことのない感情でしたけど、璃来ちゃんもぼくの気持ちを立て直してくれましたし、いろんな方からのメッセージだったり、ブルーノコーチもそうなんですけど、そこでもう一回奮い立たせて、そのあとしっかり寝たので気持ちも切り替わった」といい、「オリンピックであきらめていいわけがない。絶対自分たちで攻め切るんだ」と立て直した。厳しい局面で木原を支えた三浦は「以前の私だとここまで強くなれなかった。本当に積み重ね、毎試合ずっとサポートしてくれてきたからこそ、今大会私が強くなれたのかな」と振り返った。2人のパートナーシップと強い心で勝ち取った金メダル。2人のヒストリーに、日本ペアの歴史に、これ以上ない最高の瞬間がもたらされた。


