2025年12月6日
グランプリファイナル2025名古屋 白熱の大決戦!ペアメダリスト会見全文

GPファイナル 三浦璃来&木原龍一がホームで3年ぶりの大会制覇

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名古屋IGアリーナで開催中のグランプリファイナル2025。大会2日目にペアフリーが行われ、“りくりゅう”こと三浦璃来&木原龍一組(木下グループ)が3年ぶり2度目の優勝を果たしました。SP1位から最終滑走で臨んだフリーを疾走感たっぷりの演技で滑り切り、合計225.21点を獲得。木原選手の出身地で、2人がトライアウトを行った縁の深い愛知の観客の前での勝利となりました。

2人の喜びの声を、2位のサラ・コンティ&ニコロ・マチイ組(イタリア)、3位のミネルヴァ・ファビアン・ハーゼ&ニキータ・ヴォロジン組(ドイツ)と登壇した会見全文でお届けします。

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木原「結成の地で優勝できて素晴らしいものになった」

-- 大会の感想を。

三浦 日本の地で、グランプリファイナルで、私たちらしい滑りをすることができたので、本っ当にうれしく思っています。ここにいるみなさんは本当に素晴らしいプログラムで、会場もすごくいい雰囲気で、私たちもその波に乗ることができたので、スケーターとしてすごく強くなれたかなと思います。

フリーで自己ベストを更新し、接戦を制した三浦璃来&木原龍一 ©Yazuka Wada

コンティ 終わった! 長い大会だったので、まずはようやく終わってよかったなと思います。今大会はすごい接戦で、6組みんながいい演技をしていました。とくに(フリー2番滑走だった)ミニ&ニキータがすごいプレッシャーをかけてきて。(笑)あのプログラム大好きなんです。

ハーゼ (手でハートを作って送る)

コンティ でも、それがいい試合だったと思います。こうでなくちゃつまらないですよ。緊張感をコントロールするのは簡単ではないけど、今回はそれができたことをとてもうれしく思いますし、今夜は一大決戦でした。お互いを誇らしく思います。

ハーゼ 正直、2人の言葉に加えるようなことはないんですが、ニキータと私は今日のフリーにとても満足しています。今シーズンはとくにフリーがあまりうまくいっていなかったので、グランプリファイナルは“いま最高の6組”が集まる大会で、そのなかで今日の演技をお見せできてよかったです。自分たちでもチームとして前進していると感じられたので、シーズン後半が楽しみになりました。またグランプリファイナルで滑れたこと、最高の2組と表彰台に上がれたことに感謝したいです。これを続けていきたいと思います。

-- オリンピック前に世界のトップチームが集まる最後の大会で表彰台に上がれたことについて。

木原 オリンピック前最後の大きな国際大会なので、こうして表彰台に上がれたことはすごく自信になりましたし、またこうして表彰台に戻りたいなという思いも出てきました。またみんなと試合できるのが楽しみだなという気持ちもありました。

マチイ オリンピックのいいリハーサルになりました。友人たちと一緒に表彰台に上がれてうれしいです。ここ数シーズンは、ぼくらは位置を入れ替えながらも、ずっと一緒に表彰台に上がってきましたから、やっぱりうれしいです。ぼくらにとっては、緊張感をどうコントロールするかを理解するとても大事な経験にもなりました。ぼくららしく、自分たちが何者であるか、自分たちには何ができるのかを見せるために滑る。結果については考えずに、一緒に滑ることを楽しめました。昨シーズンは、そうはできないことがあったので、今日はぼくらのプレッシャーやあらゆることへの対処がよかったと思うし、オリンピックへ向けていいスタートになったと思います。

フリーでも自己ベストを更新し、ペア2位になったサラ・コンティ&ニコロ・マチイ(イタリア)

ハーゼ みんないいこと言いますね。今大会、この2日間でいま世界にどれほどいいペアチームがいて、いかに実力が拮抗し、いかにペアスケートが進化しているかをお見せできたと思います。オリンピックで私たちを見るのは、観客のみなさんにとっても素晴らしいことになるんじゃないかと思います。オリンピックも接戦のいい試合になるはず。私たちとしても、ショートでミスをしても決して諦めてはいけない、フリーでまた前進できると学べたのはいい経験になりました。改善の余地があるとわかってよかった。大切な学びです。つぎにみんなと会うのは、(コンティ&マチイに)2人とはヨーロッパ選手権でも会うけれど、オリンピックになると思います。いまここにいる3組だけでなく、今回出場した6組、さらには世界中に素晴らしいペアがいると思うので、一緒に戦えるのを楽しみにしています。

ーー 木原選手に質問です。優勝おめでとうございます。日本で邦和みなとスポーツ&カルチャーのリンクで練習されていた経緯を教えてください。また、三浦選手とトライアウトをした地でもある名古屋で優勝できたことについて、改めて感想を教えてください。

木原 ありがとうございます。邦和で練習させていただいたのは、11月30日にカナダを出発して、12月1日に名古屋に到着したのかな。オフィシャルアライバルデイが火曜日で、1日早く入っていたので、まだ公式の氷がなくて邦和さんに、古巣なんですけど、成瀬(葉里子)先生にご連絡させていただいて、練習させていただきました。(三浦にもう1つの質問が何だったか問い合わせる)

三浦 私に聞かないで。(笑)

―― 改めて、トライアウトの地である名古屋で優勝した感想を。

木原 私たちがチームを結成した地が名古屋なので、こうしてここで行われたファイナルで優勝できたことは本当に素晴らしいものになったかなと思います。

ペアのメダリスト(左から)2位コンティ&マチイ、1位三浦璃来&木原龍一、3位ハーゼ&ヴォロジン ©World Figure Skating/Shinshokan

本日の大会3日目は、男子シングルに日本の鍵山優真選手、佐藤駿選手、女子シングルに千葉百音選手、中井亜美選手、渡辺倫果選手、坂本花織選手が登場します!

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