2025年12月5日
GPファイナル2025名古屋 ペアSP会見

GPファイナルペアSP会見 三浦璃来&木原龍一「取れるところは取っていきたい」

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ISUグランプリ(GP)ファイナルが12月4日、名古屋のIGアリーナで開幕しました。第1日目に行われたペアのショートプログラムでは、三浦璃来&木原龍一組(木下グループ)が「Paint It Black」に乗って、スピード感あふれる演技を見せ、77.32点でトップに立ちました。サラ・コンティ&ニコロ・マチイ(イタリア)が自己ベストを更新する77.22点でトップと僅差の2位、アナスタシア・メテルキナ&ルカ・べルラワ(ジョージア)が75.04点で3位につけています。上位3組の会見全文をお伝えします。

“りくりゅう”が堂々の首位発進

―― 本日の感想について。

木原 細かいミスは出てしまったんですけども、前回その取れていなかったレベルをしっかり取ることができて、75 点を超すことができたので、すごくそこは良かったかなと思います。

コンティ とにかく私たちにとって、たぶん最高の出来のショートプログラムだったと思います。とてもうれしいです。氷上に一緒に立つことができてとても楽しめたし、やっぱりお客様がとても感情を込めて観てくださっていたので、皆さんも素晴らしくて良かったです。あとは明日どうなるのかというところも楽しみにしていますが、良い滑りをしたいと思っています。

マチイ とくに明日のフリーで最初の滑走順にならなくて良かったです。(笑)

ベルラワ 今日の出来はそんなに悪くはなかったと思いますが、他のインタビューでもお伝えしているとおり、ぼく自身とても不安定でとても緊張もしていました。たまにそういうふうになってしまいます。でもなんとか緊張感にも打ち克って演技することはできました。いっぽう、アナスタシアは本当にすごく今日は良かったと思いますので、明日は負けないようにぼくもよい演技をしたいと思います。

―― 3組に質問です。グランプリファイナルはシーズンの半ばの大事な大会だと思うんですけれども、たとえば国内選手権など今後に向けて、この大会で確認したいと思っていることなどがあったら教えてください。

三浦 そうですね。(確認したいのは)レベルですね。前回大会はショート、フリーともに少し落としてしまったんですけど、今回のショートプログラムは取れるところはすべて取れていたので、これを継続して、ナショナル(全日本)でも、ショートプログラムもフリーのプログラムも、取れるところはちゃんと取っていきたいかなって思っています。

マチイ とくに今回これを見せたいとか確認をしたいっていうことを考えていたわけではありませんが……確かにこの後、国内の選手権がありますけれども、とくに何か考えていたわけではありません。それよりもとにかくショートプログラムを楽しみたいという気持ちでいましたし、実際にこれまでで最高の出来のショートになったと思います。今までリフトやスロウをがんばってきた成果が本当にあったなと思っていて、明日に向けては今日のショートがすごく大事だったというふうになると思います。次の大きな大会としては、2週間後に控えている国内の選手権です。それに対して準備は整ったのかなと。こういう大会はシーズンの前半にあることで、それ以降の大きな大会に向けてのリハーサルのような形ですね。

ベルラワ とくに今回特別な準備をしたということはなく、いつもと同じような準備をしてきました。でも、やっぱり世界で最高峰の6組が集まっているということで、当然大事な大会ですし、オリンピックに向けてのいわばリハーサルになると思います。もちろんオリンピックとは違いますけれども、やっぱり最高のレベルの選手が集まって競技をしているということですので、ぼくたちもそこに参加できることはうれしく思っています。

―― 今回の試合とは離れるのですが、イタリアのニコロ・マチイさんに伺いたいんですけれども、オリンピックの会場の近くにお住まいということで、今回のオリンピック会場の魅力や印象など、教えていただけないでしょうか。

マチイ とても難しい質問ですね。というのも、いままで大きな大会の会場になったことは見たことはないんですが、サラは何年間も毎日そこで滑っていたし、ぼくらはよく知っている会場ではあります。規模が結構大きいんですが、自分を見失うほどに大きすぎるという感じではないので、すごくいいんじゃないかと思います。あとカラーが何色になるのかが分からないのですけれども、おそらく良い準備を整えていい形になるとは思います。サラもよく知っているリンクなので、一言話してもらいます。

コンティ はい。練習リンクとしてずっと使っていたし、あと 2018年の世界選手権を見に行ったたことがあります。その大会では二コロはボランティアをしていたんですよ。気になっているのは、平昌が紫、北京が青というシンボルカラーだったので、今回何色になるのかな?ということ。とてもいいアリーナなので、いい会場になると期待しています。


ペアのフリースケーティングは、12月5日(金)19:35から行われます。

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