―― 本日の感想を伺いたいと思います。
坂本 今日のショートは1個1個丁寧に、集中してできたかなと思うので、いまの自分のベストの演技だったかなと思います。
千葉 今日のショートプログラムはとにかく笑顔ではっちゃけるというところがまずひとつできたのと、エレメンツをひとつひとつ常にしっかり体に意識を向けながら集中してできたので、よかったかなと思います。
青木 今日のショートは最後まで集中を切らさずに、まず最初のルッツ+ループからしっかり決めることができたので、それはよかったと思うんですけど、回転がちょっと足りなかったので、それは伸びしろとしてこれからの課題にしていきたいと思います。
―― 男子も女子も日本勢が3位までを占めていますが、男子の結果を知ったタイミングは? それはどういう力になりましたか。
坂本 会場に向かうバスの中で結果を知ったんですけど、最初は点数だけ把握して、そのあとに順位を見て、そのあとに演技を全員分見てきたんですけど、何より一緒に練習してきた壷井選手が3位に食い込んだので、本当にそこが自分のなかではいちばんうれしかったポイントで、演技を見て、最後のガッツポーズで泣きました。
千葉 私も試合の準備をして、バス乗って、そういえば男子終わったんだったとジャッジスコアを見て、鍵山優真選手も三浦佳生選手も壷井達也選手も、プロトコル見てわかる通り、あ、すごいいい感じだったんだなと思って、会場の雰囲気もいい演技ができる雰囲気になっているに違いないと信じて、今日6練(6分練習)に踏み込みました。
青木 私もバスのなかで、まず壷井選手の演技を見て、去年一緒に(NHK杯に)出させていただいて、悔しい思いをしているのを知っていたので、自分もうれしい気持ちになりましたし、その後会場について、鍵山選手を映像で見て、さすがだなという気持ちと、会場の雰囲気も絶対見たかったので、三浦選手の演技は実際に会場で上から見られたんですけど、歓声であったり、拍手であったりを、これから自分も味わえるんだなと思って、自分を奮い立たせた感じでした。
―― (青木選手に)どうやってスケートアメリカから立て直してきましたか。
青木 スケートアメリカのときは悔しくて、そこから立て直すのは結構時間がかかったんですけど、そこから、いただいたチャンスがまだあるというふうに立て直して、やるべきことをしっかりやろうという気持ちで1週間練習に取り組んできて、自分も準備ができていたので、今回まず男子を見て、そこで自分もこういう歓声をもらえるようにがんばろうという気持ちになりました。