2024年9月15日
難波の街のスケート場にスケート愛好家が集結!

友野一希がホームで躍動! フィギュアスケートフェスティバル2024

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友野一希選手が拠点を置くスケートリンク、大阪市浪速区の浪速アイススケート場で7月28日、フィギュアスケートフェスティバル2024が開催され、友野一希選手、大島光翔選手、木科雄登選手が参加しました。浪速アイススケート場は、大阪のなかでも有数の繫華街である難波の街の一角に佇むリンクで、近くには大きな商業施設や、1年を通して大きなイベントが行われているエディオンアリーナなどがあります。イベントは2部制で、エキシビション+トークと、スケート教室に分かれており、スケート愛好家たちが集結。浪速アイススケート場でこのようなイベントが開催されるのは初の試みとなります。

新プログラムが披露されたエキシビション

客席やリンクサイドから観客が見守るなか、まず行われたのは3選手によるエキシビション。トップバッターを務めた木科雄登選手は、新シーズンのショートプログラム「Give Me Love」を披露した。切なくも温かみのある曲調に乗せ、時に物悲し気な表情を浮かべながら氷上に愛を描く。演技終了後、アンコールの手拍子が巻き起こると、今度はマイケル・ジャクソンの世界的な名曲「Bad」のスタイリッシュなボーカルに乗せてリンクをダンスフロアに変えてみせた。

新SP「Give Me Love」を披露した木科雄登 ©World Figure Skating/Shinshokan

続いて登場したのは、「スタァ」と呼ばれ、競技会でもエンターテインメント性の高い演技で観客を楽しませている大島光翔。「まだまだ未熟なプログラムですが、ぜひみなさんに楽しんでいただければと思います」と前置きし、新SP「フラメンコ」を披露した。たたみかけるようなリズムが聴く者の心を躍らせるギターの音色。大島はその音色と溶け合うように、艶やかで情熱的なポーズを決めつつ、気合の入った決め顔も忘れない。期待を超える大島の新境地に観客は湧き、アンコールには「Desperado」で応えた。音源がなかなかかからないというトラブルに見舞われるも、「お待たせにお待たせをいたしました」と観客をユーモラスに気遣う姿勢もさすがだ。

初挑戦となるフラメンコを新シーズンのショートプログラムに選んだ大島光翔 ©World Figure Skating/Shinshokan

観客の盛り上がりが最高潮に達したところで登場したのは、友野一希。観客の手のなかで揺れる真っ赤なバナータオルに迎え入れられ、来たるシーズンのために用意したフリープログラムをお披露目した。初タッグとなるローリー・ニコルが振付したプログラムは、「Butterfly」「MOVEMENT 11′」「I NEED YOU」の3曲で構成され、ゆったりとした優しい曲調に始まり、演技が進むにつれてアップテンポなメロディに変わっていく。これまでいろいろなジャンルのプログラムに挑戦してきた友野が自身の経験をすべて生かすような幅広い表現を見せると、観客は特大の拍手と喝采を送った。アンコールを求められると、新ショートプログラムのステップを披露。フリーとはまた違った雰囲気ながら、友野らしさ全開のステップに会場は再び拍手喝采に包まれた。

新フリープログラム「Butterfly / MOVEMENT 11′ / I NEED YOU」を友野ワールド全開で滑りきる ©World Figure Skating/Shinshokan

最後は、この日のために用意されたグループナンバー「Moves Like Jagger」で締めくくられた。3人がリンクをいっぱいに使って息の合ったスケーティングを見せたり、それぞれのソロを盛り上げるような心あたたまるパフォーマンスを披露すると、観客の手拍子は力強く弾む。そして三銃士のような王道のポーズでフィニッシュ。このイベントだけの特別なプログラムを観客はスタンディングオベーションで讃えた。

>>次ページ:様々なエピソードが飛び出したトークショー

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