2026年1月28日
日本の新進ペアがミラノ・コルティナ・オリンピックに向けて公開練習

長岡柚奈&森口澄士「オリンピックはすべてが楽しみ」初の大舞台へ準備万端

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森口「代表ジャージを家族に自慢しました」

―― 代表ジャージに袖を通した気持ちは。
長岡 日本代表ジャージは新年明けてから自宅に発送されたもので、荷物がたくさん届いて、開けて、日本代表といえばこのカラーというのが、いままでオリンピックを見てきてイメージがあったので、それを自分が実際に着ているのは感慨深いなと思いました。
森口 ぼくもジャージを送っていただいて、オレンジ色やマークを見て、自分がオリンピックに行けるのかと思った。届いた瞬間に家族の前で試着会が始まって、「かっこいいやろ! かっこいいやろ!」と言って自慢していました。(笑)

―― 現在のコンディションについて。
長岡 先週、私がまた膝を怪我してしまって、そこでまた少し練習を休むかたちになってしまったんですが、治療をたくさんして、アイシングして、超音波かけて、練習にしっかり戻れてきているので、あとはどんどん調子を上げていければなと思います。
森口 ぼくも柚奈ちゃんも新年はちょっと体調不良があったので、戻ってくるのが最初はちょっと難しかったんですけど、いまやっと少しずつ本調子に戻ってきつつあるので、来週しっかり再調整をコーチとして四大陸に、そのあともう1回調整してオリンピックに臨めたらなと思います。

―― 夢の舞台への意気込みをお願いします。
長岡 オリンピックはスポーツの祭典であり、素晴らしい舞台だと思っていて、そこに自分が出場できることを誇りに思いながら、すごく緊張する舞台だと思うので、信じられるような練習を積んで、本番はしっかり自分たちを信じて、自信をもって楽しく演技できたらなと思います。
森口 自分たちを信じていけるような練習を積んでいけたらなと思いますし、オリンピックは4年に1度しか感じられない舞台だと思うので、1秒たりとも無駄にしないで、2人でサポートし合って、楽しみ合って、この時間を大事にできたらなと思います。

―― ここからブラッシュアップしていきたいところ。
長岡 キャシーコーチからも、フェドア(フョードル・クリモフ)コーチからもフリーレッグをきれいに伸ばすようにとつねに言われているので、そういう細かいところや、自分たちの顔の向きのシンクロとかはブラッシュアップしていきたいところです。
森口 全日本選手権でできた演技を国際試合でもう一度というのが1つの目標でもあるので、もちろんそれ以上も目指しているんですけど、まずは全日本選手権くらいの出来のものをがんばる。細かいところを直せばさらに評価も上がってくるんじゃないかなと思うので、そのあたりを注意して練習していきます。

―― 年末年始はどう過ごしましたか。
長岡 5月からずっと忙しくて帰省できていなかったので、北海道で前に所属していたクラブチームで少し滑らせていただいて練習をしたり、大晦日も元旦も走って体重を増やさないように(笑)、調整していました。
森口 ぼくは年末にスケート仲間とサウナに行って年越しをしまして、年始はみんなで迎えて。そのあとはちょっと体調を崩してしまって家で寝込んではいたんですけど、1月3日から、同じリンクで練習している樋渡知樹選手(アメリカ)が全米前で、本当に仕上げて気持ちも高まっていて、練習に行ったところ、濱田先生にたくさん追い込んでいただいて、そのおかげで調子が崩れずにいまできています。でも、ちょっとけっこう、きつい練習でした、年始から。(苦笑)

長岡「カップル専用貸切のある環境がありがたい」

―― カップル競技の練習時間がとれる現在の練習環境について。
長岡 とくにペアは投げたり、持ち上げて滑ったりする技があるので、とうてい一般滑走ではできない。こうした貸切がないと練習できないですし、しかもシングル選手がたくさんいるなかでカップル競技の練習となると、それもまた厳しくなってしまうんですが、カップル競技専用の貸切を用意していただけているので、その環境があるのは本当にありがたいことだなと思っています。
森口 ペアの練習を安定して毎日同じ時間で用意していただいていて、ぼくたちをサポートしてくださっている木下グループさんがリンクの貸切を朝から用意してくださって、土曜日まで用意してくださっていて。やっぱり自分たちはすごく危ない競技をしているので、今日は朝、明日は夜、夜遅く、早朝というスケジュールになると、体調も整えられない。それを、毎朝こうやって同じ時間で、ぼくたちはそれに合わせて練習に挑む。リンクの社員さんたちもみなさん、朝早くから、ぼくたちが1時間前に来ることを想定して開けてくださっているので、これ以上の感謝はない。ぼくたちの体が温まるように暖房も早くつけに来てくださって、すべてにおいて試合に向けて一緒に準備してくださっているので、本当に大きい感謝があります。

―― 全日本選手権の際にサーヴィンコーチが来日されていましたが、そのときに年末年始のプランはどのように?
森口 とりあえず休んでエネルギーチャージをしなさい、と。シーズンオフからオリンピック予選、全日本まで、本当に休みがなかったので、オリンピックまでもたないというので、1週間はスケートを考えないようにしなさいと。しっかりエネルギーをチャージして、もう1回、1から作り直して、オリンピックをがんばろうという話をしていただいていました。

―― オリンピックの個人戦でも上位を狙って?
森口 そうですね。オリンピックで上位入賞を大きい目標にがんばっている感じです。

―― 長岡選手の年末年始の右膝のケガについて。
長岡 年始で、1週間前だったんですけど、スロウジャンプを跳んだ瞬間に軸が外れてしまって、危ないと思ってとっさに開いてしまったので、そこで膝から落ちて強打してしまったという感じです。膝から落ちると、スロウジャンプで高いので、衝撃が大きくてすごく腫れてしまって練習できないということで、ちょうど成人式もあったので、3日間くらいしっかりオフしようと。でも結局、2日しかオフしてなかった?
森口 そうやな。「休んだほうがいいんじゃない、大丈夫?」とぼくは言っているのに、柚奈ちゃんは「どうしよう、どうしよう」ってめっちゃ悩んでいて、「休めるか……? 休むわ」って。
長岡 たくさんトレーナーの方に治療していただいて早く復帰できるようにしていただけたので、いまはこうして公開練習でもしっかり練習している姿をお見せできてよかったかなと思います。 

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―― 初詣の際におみくじは引きましたか。
森口 大吉。
長岡 え、ずるい! だって、ウソじゃん!
森口 そう。(笑)もともと1月1日に引いたのは末吉だったんですけど、(後日)取材をしていただいたときにもう1回引いたのがまた末吉で、そのあと引き直したら「1番」が出たので、大吉でした。そこにいいことばっかり書いてあって、な?
長岡 うん! 私はいつも帰省したら北海道神宮で初詣をするんですけど、そこで引いたら末吉が出たので、まあ引き直して。吉を出して、それ以上は望まなくていいやと思って、吉で落ち着いて。この前取材していただいたときに、もう1回末吉が出たので、引き直して吉を出しました。4回引きました。(笑)願いごとが「人の助けあって叶う」って、全部4枚とも同じように書いてあったんですよ。

―― 長岡選手は、「はたちのつどい」で代表あいさつもされていましたが、二十歳の決意はありますか。
長岡 二十歳ということで、大人としての自覚をしっかりもって、言動に自分でしっかり責任をもって、大人な行動をする。先シーズン終わりに立てた目標が「強い女性になる」だったので、強い二十歳の女性になれるようにがんばりたいと思います。

―― イメージする強い女性像は?
長岡 私の周りは強い女性、見習いたい女性がたくさんいるんですけど、ペアだと(三浦)璃来ちゃんも自分の芯をもっているのが見ていて伝わってきますし、同じチームのドイツのミネルヴァ(・ファビアン・ハーゼ)もすごく自分をもっていて強くて、「絶対に折れない心!」というのがこっちまで伝わってきて、ペアの女性はすごく自信がありますというのを醸し出しているのが伝わってくる。連盟さんからも、「自分は強いんだぞというところを見せなさい」と言っていただいているので、そういうところを尊敬して見習っていけたらなと思います。



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