本日、競技がスタートする全日本選手権2025。昨日の前日練習で女子選手たちが語った試合への意気込みを、ダイジェストでお伝えします。前記事に引き続き、住吉りをん選手、青木祐奈選手、中井亜美選手、松生理乃選手、吉田陽菜選手のコメントです。
住吉りをん「もう全部出しきるだけという前向きな気持ち」(SP27番滑走)
練習の最初のうちは氷の感覚をつかむのに必死だったんですけど、後半どんどん慣れて、自分のいい動きができたと思います。フィンランドGPのあと、すぐには気持ちが立て直せなかったんですけど、帰ってから原因分析をして、不安の芽を摘むことができたので、いまは自信を持った状態に切り替えて臨むことができています。4回転は今シーズンでいちばんいい状態で、今日もいいジャンプが跳ぶことができたので、しっかり集中するだけだなと思います。できることはすべてやってきたので、初めからオリンピックを見るのではなくて、1つ1つ丁寧にやっていく先にあるものなのかなと思います。(地元開催で)家で過ごせることが自分にとってアドバンテージが大きくて、いつも通りの心境でいられる。今日、一緒の練習で(三浦)佳生とも話したんですが、「ここまでやれることをすべてやってきたから、もう腹くくってる」と佳生が言っていて、私も同じ気持ちだな、もう全部出しきるだけという前向きな気持ちでいるなと思います。
青木祐奈「自分がやってきたことは間違いじゃなかった」(SP30番滑走)
全日本に8回も出させていただいているのはすごく光栄ですし、でも自分がショートとフリーで満足する演技というのは、本当に数えるほど……。今回は決めていきたい。MFでは、本当に誰がオリンピックに行ってもおかしくないと思っていて、(中井と渡辺の)2人も、それ以外の子たちも応援しています。私のフリーは「ラ・ラ・ランド」で、本当に楽しく、オリンピックシーズンのピリつきみたいなのを、一瞬でも忘れられる時間になったらいいかなと思います。(「アート・オン・アイス」への出演決定は)たまたま「ファンタジー・オン・アイス」のスケーターの方が「アート・オン・アイス」の振付をやっていて、「この日空いてる?」と普通にインスタでメッセージいただいて、「空いてるよ」と言ったらメールが。(笑)夢がかなったと言っても過言ではないくらい、試合で結果を出せないときもアイスショーをモチベーションに頑張っていたので、「夢かな」と思ったんですけど、もうそわそわしてしまって。ジャンプだけじゃないフィギュアスケートのよさを追求していった結果がこのような形になり、本当に光栄ですし、自分がやってきたことが間違いじゃなかったと改めて認められた気分になりました。
中井亜美「トリプルアクセルを2本とも着氷するのが大きな目標」(SP24番滑走)
去年とはだいぶ立場も違いますし、緊張感も違ったのが出てくると思うんですけど、それを乗り越えた先にオリンピックがあると思っているので、まずは乗り越えられるように頑張りたいです。オリンピックは夢舞台、いちばん目標にしている舞台でもあるので、絶対に逃してはいけないチャンスだなって思います。いままでいい成績が出た理由は、1つ1つの試合を着々とこなしてきたから。今回も結果は気にせずに、まずはしっかり自分の演技に集中できれば、結果はついてくると思います。トリプルアクセルは、いちばん調子がよかったフランスGP前くらいに調子が上がっていて、すごく試合が楽しみ。優勝はそこまで意識していなくて、表彰台に乗れたらいいなというくらいの気持ちで、それよりも自分のトリプルアクセルを2本とも着氷するのが大きな目標なので、そこをかなえられたらいいと思います。中庭先生は「よくここまで来たね」と言ってくださって、今シーズンどうなるかわからない状態で迎えていたので、まさかこうなるとは私自身も、先生もきっと思っていなかったですし、「この経験を大事にして、楽しみましょう」と言ってくれました。MFのいつも一緒に練習している先輩と大きな舞台に出られることはいい経験ですし、最後かもしれないので、しっかりとこの経験を大切にしたいです。倫果ちゃんとは「見ててね」とお互いにアクセルを跳んだり、いつも通り、すごくいい練習でした。
松生理乃「ちゃんとノーミスをして、最後に後悔なく終わりたい」(SP29番滑走)

フィンランドGPからはジャンプの正確性を上げたいと思って、いっぱい本数を増やしてジャンプを跳んで、ステップやスピンも全日本ではレベル4をという思いを込めて、たくさん練習してきました。セカンドのトリプルをちゃんと回るために、2回転+3回転の練習をしたり、曲かけのなかで跳べる回数を増やせるよう、何回も曲をかける練習をして。このまま自分の思い描くような演技ができたらいいなと思います。前回のオリンピックシーズンの全日本は、追われているような感じで、「やらなきゃ、やらなきゃ」という気持ちで出ていたんですけど、今年は自分の立場も理解しつつ、自分的に使命を感じて、落ち着いてできると思うので、そこが大きな違いかなと思います。この大会の目標としてはあまり数字的には考えていないんですけど、ショートとフリーでちゃんとノーミスをして、最後に後悔なく終わりたいなというのが一番にあります。シニアの選手として海外でも経験を積んで、ここまで来られたと思うので、経験してきたものをちゃんと映し出せるような演技ができたらいいなと思います。
吉田陽菜「のびのびと、自分らしく滑れたらいいな」(SP21番滑走)
トリプルアクセルに挑戦したい気持ちが大きいので、しっかり調子を上げられるように、イメージトレーニングをして臨んで、できれば挑戦したいなと思っています。GP2戦終わったあとに、やりたいという気持ちがあったので、少しずつ調整してきました。そのほかはステップシークエンスでレベル4を取れるような練習を。この代々木は6年前に初めて全日本に出たときの会場なので、そのときみたいにのびのびと、自分らしく滑れたらいいなと思うので、とりあえず楽しんで、自分らしく終えられたらいいなと思います。練習でも楽しむことを意識しているんですが、試合ではお客さんと一緒に楽しめるようにと思って滑りたい。トリプルアクセルが自分の武器としてずっと来たので、ここでしっかり着氷させたいです。オリンピックへは、ここに出ている選手みんなにチャンスはあると思っているので、最後まで自分の精いっぱいの演技ができるように、自分に集中したいなと思います。




