2025年12月18日
いよいよオリンピックシーズンの国内頂上決戦が明日開幕!

全日本選手権2025 鍵山優真、中田璃士、壷井達也、佐藤駿 前日練習コメント

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国立代々木競技場第一体育館で明日12月19日から競技がスタートする全日本選手権2025。12月18日、前日練習に参加した選手たちが練習後に取材に応じ、大会への意気込みをコメントしました。男子の最初のグループで練習した選手たちのコメントと写真を2記事に分けてお届けします。まず鍵山優真選手(オリエンタルバイオ/中京大学)、中田璃士選手(TOKIOインカラミ)、壷井達也選手(シスメックス)、佐藤駿選手(エームサービス/明治大学)です。

鍵山優真「チャレンジャーとして高みを目指して、ガツガツ頑張りたい」(SP21番滑走)

―― 公式練習を終えて手応えはいかがですか。

鍵山 ファイナル終わってからしっかりと練習してきたので、現地に入ってから何か新しいことをするとかっていうよりかは、もう本当に今まで練習してきたものをこの場で出すだけなので。調子はしっかりといいところを維持できているので、そこをしっかりと自信として、今日調整できたので、そこは良かったと思います。

―― グランプリファイナルからいい流れが来ているのかなと思うんですけど、ご自身ではいかがですか。

鍵山 ファイナルでもたくさんいろんなものを収穫できたりとか、課題も見つかったので。それを生かして、本当に全エレメンツ、スケーティング、表現を含め、バランスよく練習してきたつもりではいるので。でも、ジャンプを決めきることがやっぱりいちばん大事になってくるので、そこを中心とした練習っていうのを、全日本に向けてしっかりと行ってきました。

―― 明日のショートへ向けてはどんなところがカギになったと思いますか。

鍵山 ファイナルの時にかなりいいパフォーマンスができたので、それ以上を目指すっていうよりかは、ファイナルと同じぐらいの出来のパフォーマンスを目指すという形にしていけたらいいなとは思ってるんですけれども。ファイナルの時もまだ伸びしろがある演技だったので、自分に程よく期待をかけながら、そして、自信を持ちながら、やっていけたらと思ってます。

―― オリンピックをかけた全日本の意気込みをお願いします。

鍵山 全日本選手権は本当に大事な試合なので、オリンピックの1枠目を必ず勝ち取りたいので、本当にそこに向けて自分自身が今できることを全力でやりたいと思います。

―― グランプリファイナルの時に、最後の1ピースがはまったと言っていたマインド、改めてお教えいただきたいのと、あとは前日ですけれどもそこの気分的な部分、教えていただけますか。

鍵山 けっこう引っ込み思考っていうか、マイナスなことをすごい考えちゃうので、自分に足りないものっていうのが、かなり自信だったりとか、ちょっと強気に行く姿勢っていうのがすごく大事だと思うので。そこをしっかりと忘れずに、全日本とはいえど、チャレンジャーとして常に高みを目指して、ガツガツ頑張りたいと思うので、そこは自分自身を超えるためにもしっかりと自信を持って、そして、できれば笑顔で試合を迎えたいと思います。

―― 自分のことを周りが信じてくれているから、自分も信じなければとお話ししていたのが印象的だでしたが、どの程度まで信じられていますか。

鍵山 そうですね……まあ90、95ぐらいは信じてるんじゃないですか。本当におっしゃってくれたように、本当に応援してくれてる方々たち、そして、いつもそばで見守ってくれてるコーチの方々が本当に自分のことを信頼して、応援だったり指導だったりしてくださるので。あとは自分自身が自分を信じてあげないと、自分を裏切っちゃうというか、自分に失礼だなっていうふうに思うので、自分のこれまでの積み重ねてきた練習だったりとか、生活だったり、そういうのも全て含めて、あのー。正しい選択をしてきたと言ってあげれるように、それを自信として、この全日本選手権では、ある意味1個の集大成みたいな感じじゃないですけれども、そんな感じで自分自身の全てを出し切れるように頑張りたいと思います。

―― 4回転フリップはフリーに入れますか。

鍵山 入れないですけれども、構成を少し変えまして、コンビネーションジャンプを後半に2つっていうふうに変更したので、そこは少し難易度というか、点数を上げるためにも。後半に2本なので、絶対にリカバリーっていう概念がないから、絶対に成功させなきゃいけないんですけれども、ある意味、自分で自分を追い込むじゃないですけれども、いい意味で、本当に1点でも多く、自己ベストに近づいて追い越していけるように、そうしたので。後悔はしてないですし、自信もしっかりとあるので、それがしっかりとパフォーマンスに出せればいいなというふうに思います。

―― フリップは(構成に入れるか)検討していく?

鍵山 そうですね、まあ、オリンピックでやりますけども。(笑)オリンピック行きます。頑張ります。

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中田璃士「4年後のオリンピックに選ばれるように」(SP19 番滑走)

―― 公式練習を終えて、今のお気持ちは?

中田 氷の感触とかすごく良くて、ジャンプもすごくいい感じに合わせられたので、準備はできていると思います。

―― 足のコンディションは?

中田 足は全然大丈夫で、まだ治ってないですけど、これ終わってから少し休むと思います。

―― グランプリファイナルからここまではどんな練習を積んできましたか。

中田 やっと1年ぶりにショートで4回転ができるので、ショートで4回転を入れる練習をしたり、フリーをたくさん練習したり、色々やってきました。

―― 初めてのオリンピックシーズンでの全日本に戦うと思うんですが、お気持ちはいかがですか。

中田 ぼく以上に皆さんは、オリンピックが懸かっているので、すごく緊張すると思うんですけど。ぼくもそれと同じくらい緊張感を味わって、4年後のオリンピックに選ばれるように、まずここから少しずつ近づけれるように、結果を残したいです。

―― 目標はありますか。

中田 しっかり練習でやってきたことを本番で出して、見てる人を笑顔にできる演技をしたいです。

―― 去年2位ですけど、心持ちとしてはもうちょっと行きたい?

中田 もうちょっと行きたいって、1位しかない。(笑)去年2位だったので、目指すのは1位ですけど、去年みたいにそう簡単に2位とか獲れないんで、しっかりやることをやって、その後に結果がついてくると思います。

―― ショートとフリー、それぞれ4回転の構成は?

中田 ショートは2本で、フリーは昨日まで4本だったんですけど、パパに昨日、「4本やっても変わんないよ」って言われたんで、3本で行きます。

―― (4回転の)精度的には?

中田 「基礎点とか変わんないよ」って言われて、なんか、せっかく2週間前から練習したのに、そんなこと言われたら……。3本で行きます。

―― もっと早く言ってほしかった?

中田 はい。(笑)

―― トウ+サル?

中田 はい、トウ+サルで。もしかしたらループ、やるかもです。

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