男子SP会見 佐藤「思い入れのある大会でもう一度優勝を」
―― 今日の演技についてコメントをお願いします。
佐藤 まずノーミスの演技をすることができてうれしく思っています。6分間が本当に調子よかったので、その流れで本番も成功できてうれしく思っています。
グラッスル 今日の演技についてはハッピーです。もちろんもっとよくしていけるところもあるし、もっといい滑りができるとは思っていますし、最初のジャンプが普段の練習ほどよくなかったりもしましたが、全体を通してはよかったと思います。このプログラムを滑れたこともうれしいです。
シャイドロフ 全体的には今日の演技は悪くなかったと思います。いくつか小さなミスはありましたが、演技の内容にも結果にも満足しています。フリーではもっといい演技ができるといいなと願っています。
―― シュン、前回大会のチャンピオンとしてこの大会へ戻ってきて、再びSP1位の席に座っているのはどんな気分ですか。
佐藤 中国にまた来ることができてうれしく思っています。去年、優勝することができてすごく思い入れも強いので、また優勝できるように、よりいっそうがんばっていきたいなと思っています。
―― 佐藤選手へ質問です。去年からSPを継続して滑ってきて、実際に数試合やってみて、どのくらいよく機能していると実感していますか。
佐藤 まず、このショートプログラムはすごく自分にとって好きな曲で、自分で選んだ曲です。ギヨーム(・シゼロン)先生と一緒にブラッシュアップした今シーズン(のショートプログラム)なので、去年よりもいいショートプログラムにできるようにしたいと思っています。
―― ダニエルとミーシャは、オリンピックシーズンに向けて、夏はどのような準備をしてきましたか。
グラッスル 昨シーズンの後半に怪我をして、足を骨折していたので、ヨーロッパ選手権と世界選手権はものすごい痛みを感じながら出場していました。だから、世界国別対抗戦でも新しいことは試さなかったんです。指が当たるだけで痛かったので、世界国別対抗戦のあとは2ヵ月のオフをとって滑りませんでした。その後、8月に準備を始めて、クールマイユールで高地トレーニングに入りました。そこで2つのプログラムの練習や、スタミナ強化も、ほとんどのトレーニングをすることができた。でも、2ヵ月休んだときはそれほど心配していませんでした。もっと長い期間滑れなかった時期もありましたから。リンクに戻ったときはただ自分に集中するようにして、いい準備ができたと思います。とくにジャンプには成果が出ていると思いますが、もう少し回転が必要かな。そのあとは、トリノに戻って練習しています。
シャイドロフ 準備は簡単ではなかったですが、満足いくものができたと思います。主に新しいプログラムの準備に取り組んできて、多くの変更も加えましたが、その結果として、今シーズンはいい滑り、多くのジャンプ、成熟した演技ができていると思います。準備は万全なので、その成果はシーズン中にみなさんに見ていただけると思います。
◎山本草太
「怪我があってなかなか練習を積めていないところはあったんですけど、とりあえず腰の怪我の状況も大丈夫で、本番で4回転をやってみても悪化はなく、挑戦できているだけでもうれしいことなので楽しもうという気持ちでいきました。周りの選手も、日本男子も、今シーズン(SPの)4回転1本できている人はいないので、怪我もありますが、言い訳しているうちに終わるので、やるしかないという気持ちで腹をくくってやっています」







