2026年2月8日
三浦璃来&木原龍一が自己新、坂本花織が今季世界最高得点でSP首位に!

フィギュアスケート団体 日本2位発進!うたまさ、りくりゅう、坂本花織へ繋いだバトン

- AD -

ミラノ・コルティナ・オリンピックの団体戦が2月6日に始まり、アイスダンスのリズムダンス(RD)、ペアショートプログラム(SP)、女子SPが行われました。初日の3種目を終え、日本は順位点23点をマークし、2位発進。トップは25点のアメリカ、イタリアが22点で3位、4位以下はジョージア(20点)、カナダ(19点)、フランス(17点)、韓国(11点)、英国(11点)、中国(10点)、ポーランド(6点)となっています。素晴らしいパフォーマンスを大舞台で披露した日本選手たちの様子をお伝えします。

吉田唄菜「いいバトンを渡せた」

ミラノ・コルティナ・オリンピックでフィギュアスケート競技の最初の種目、日本の団体戦の栄えあるトップバッターを飾ったのが、“うたまさ”こと吉田唄菜&森田真沙也だ。演技前、「絶対にできるから、落ち着いて最後まで頑張ろう」と声を掛け合って臨んだ2人は、90年代のダンスミュージックに乗って、躍動感あふれる滑りを見せ、自己ベストに迫る68.64点を獲得、8位となった。吉田は「後の日本チームの皆さんにいいバトンを渡せるような演技がしたいという気持ちでリンクインしたので、そこが少しでもできたかなと思います」と話し、チームキャプテンを務める森田は「日本最初の演技だったんですけど、自分たちのやり切れることはしっかりやった。点数は目標としていた点数には届かなかったんですけど、盛り上げられたかな」とパフォーマンスへの自信をのぞかせた。フリーダンスに向けては、「最初から最後までスピード感のある演技をして、私たちの存在をしっかりとアピールしたい」(吉田)、「自信を持って、最初から最後まで1つひとつ積み上げて良いプログラムにしていきたい」(森田)と抱負を語った。

三浦璃来「4年間で2人とも心身ともに強くなれた」

好演が光ったアイスダンスの吉田&森田からバトンを受け取ったのは、前回北京大会の団体銀メダリストで、世界チャンピオンの三浦璃来&木原龍一だ。ペアSPの最終滑走者として登場した2人は、静かな威厳をたたえた表情で「Paint it Black!」に乗って演技を開始。高さのあるトリプルツイストやGOE(出来栄え)2.90点がついたアクセルラッソーリフトをはじめ、3トウループやスロウ3ルッツも成功させ、スピード感に満ちた圧巻の演技で、自己ベスト更新となる82.84点をたたき出した。ペアSP1位となり、この時点で日本は6位に浮上した。

演技が終わった瞬間、2人は拳を振り上げた。三浦は「いままで積んできた練習がうそじゃなかった。心からのガッツポーズが自然に出ました」と説明。「1つひとつきちんと集中して、自分たちができるベストを尽くせたので、次の個人戦につながるかな」と充実した表情で語った。

歴代世界3位の得点について、木原は「歴代の方は雲の上のレジェンドの方々ばかりなので、ぼくたちはまだまだそのレベルには達していないと思うんですけど、今日の自分たちのパフォーマンスは誇りに思っています」と真摯に答えた。

北京大会の後、世界選手権で2度の優勝を果たしている2人。三浦は「4年間で2人ともケガもありましたし、うまくいかないこともたくさんあって。それを経験して、2人とも心身ともに強くなれたと思っている」と振り返った。木原は「チームジャパンの力になりたいと2人で話していたので、しっかり貢献できてよかった」と話した。

坂本花織「4年前から目指していたものが、少しずつ近づいてきている」

団体1日目の最後の種目は女子SP。各国選手の好演が続くなか、最後に坂本花織が登場した。坂本は「Time To Say Goodbye」に乗って、3ルッツ、アクセル、3フリップ+3トウループを着氷し、後半のステップシークエンスではミラノの観客の温かい声援を受けながら、情感たっぷりにリンクを駆け抜けた。今季世界最高得点となる78.88点で1位。順位点10点が加わり、日本は順位点合計23点、アメリカに次ぐ2位で団体1日目を終えた。

– AD –

今季世界最高得点の感想を聞かれ、坂本花織は「うれしいです」と答えたものの、プロトコルを確認し、冒頭の3ルッツにアテンションマークがついているのに気づくと、「ああ、あんなにルッツ頑張ったのに(笑)」と悔しがった。とはいえ、PCS(演技構成点)を唯一9点台でそろえる別格の演技に、「直前まであまり試合感がなかったんですけど、うたまさを見て、りくりゅうの結果を聞いて、どんどん自分も緊張して、気持ちが昂ってきて、いい緊張感、いい集中力でできたので、今日の演技は満足です」と話した。

うたまさの演技中には、応援席で鍵山優真と涙を流す場面も見られた。坂本は「アイスダンスって、大変だし、オリンピックの場でうたまさが滑り始めて、すぐ手拍子の嵐で。それを見て感極まって、うるってきた」と言い、涙を止めようとしたが、「パッと見たら、優真くんが死ぬほど泣いていたので(笑)、あれ、同志いるな。じゃあ泣くかって(笑)」と涙の理由を明かした。

坂本にとっては、平昌、北京に続く3度目のオリンピック。団体戦への思いは格別のようだ。「初めて平昌オリンピックで団体を経験したときは、出られるだけで、フリーまでみんな滑れるだけでもすごいという状態だった。北京は自分たちも予期せぬメダルだったので、本当にうれしかったし、みんな頑張ればメダルが獲れるんだということに気づいた。そこから、りくりゅうや優真くんと団体戦の話をするようになり、『ミラノでは金を目指して、自分たちのレベルアップをしっかりやっていこう』という話をしての、この大会の1日目でした。4年前から目指していたものが、いまこうやって少しずつ近づいてきてるかなというのが凄く実感できた。うれしいというか、誇りに思っています」

団体金メダルを目指して、好スタートを切った日本。団体戦2日目は、2月7日午後7時45分(日本時間8日午前3時45分)から男子SPが行われ、決勝に進む上位5ヵ国が決定する。同日、フリーダンスが行われる。

【オリンピックの団体戦】出場は10ヵ国。予選では、男女シングルとペアのショートプログラム(SP)、アイスダンスのリズムダンス(RD)を行い、1位~10位に10点~1点が与えられ、4種目の合計上位5ヵ国が決勝に進出。決勝では、男女シングルとペアのフリースケーティング(FS)、アイスダンスのフリーダンス(FD)を行い、1位~5位に10点~6点が与えられ、予選と決勝の順位点の合計で最終順位が決定する。

- AD -

 関連バックナンバー

ワールド・フィギュアスケート No.104

フランス・グランプリ、カップ・オブ・チャイナ、スケ...

フィギュアスケート選手名鑑2025-2026シーズンガイド

総勢175名(組)を紹介する選手名鑑のほか、坂本花...

関連記事

- AD -
spot_img

最新記事

最新刊

error: