2026年2月17日
実力伯仲のペアSP 日本勢は波乱の展開

ペアSP首位はハーゼ&ヴォロジン りくりゅうはフリーで逆転狙う 

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ミラノ・コルティナ・オリンピックのペアショートプログラム(SP)が2月15日、ミラノ・アイススケート・アリーナで行われました。世界チャンピオンの三浦璃来&木原龍一組(木下グループ)は、得意のリフトでのミスが響いて、73.11点で5位という波乱のスタート。初出場の長岡柚奈&森口澄士組(木下アカデミー)はジャンプでミスが重なり、フリー進出は叶いませんでした。いっぽう首位に立ったのは、自己ベスト80.01点を出したハーゼ&ヴォロジン組(ドイツ)。2位は2026年ヨーロッパ選手権優勝のメテルキナ&ベルラワ組(ジョージア)、3位にはカナダ・チャンピオンのペレイラ&ミショー組がつけています。

ハーゼ「4年間でいちばん準備ができている」

ペアSP最終滑走で登場したハーゼ&ヴォロジン(ドイツ)は、冒頭のツイストリフトをあざやかに決めると、3サルコウ、スロウ3ループも成功させ、気品ある存在感を示して自己ベスト80.01点でSP1位となった。ハーゼは「今日は点数や順位は気にしないようにしました。練習通りの演技ができたので、明日もそれが目標です」とコメント。前回北京大会には別のパートナーと出場していたハーゼは、2022年10月にヴォロジンと新チームを結成。ドミトリー・サーヴィンコーチのもと、2024年世界選手権3位、2025年同2位と着実に実力を伸ばしてきた。ハーゼは「この4年間でいちばん準備ができていると感じています。この2、3週間はもっともハードな練習をしてきたので、あとは明日どうなるかですね」と話した。

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2位は、今シーズン、快進撃を続けるジョージアの新進ペア、メテルキナ&ベルラワ。20歳と23歳の2人には2026年1月のヨーロッパ選手権で初優勝を飾り、勢いに乗ってミラノにやってきた。団体戦では、SP、フリーとも、りくりゅうに次ぐ2位をキープし、好調を維持。だが、個人戦SPでは、スロウ3フリップで小さなミスが出て、75.46点。メテルキナは「ミスが出てしまって、結果には満足していません。パートナーが私を支えてくれてうれしく思います。明日のフリープログラムでは、もっとよくできるよう願っています」と語った。

3位についたのが、カナダ・チャンピオンのペレイラ&ミショー(カナダ)だった。すべての要素でレベル4を獲得し、自己ベスト74.60点をマークした。2人は、大会前週に負傷した2024年世界選手権優勝のステラート=デュデク&デシャン組に代わって団体戦に出場したが、ミショーはそれが個人戦での成功の一因になっていると考えている。「団体戦で滑ることができたのは本当に大きかったです。すでに一度しっかり競技を終えたような感覚がありましたし、実際そうでしたから」とミショーは話した。「今週はコーチと一緒に、休養日の取り方や1週間を通してどうコンディションを管理するかを綿密に計画しました。そして今日、この演技を披露できることを本当に楽しみにしていました」。

北京オリンピック金メダリストで、今回のオリンピックのために昨年再結成したスイ&ハン(中国)は6位発進、冒頭の3トウループでスイの着氷が乱れたものの、団体戦で転倒したスロウ3フリップは成功させ、後半は情感あふれる圧巻のステップで観客を魅了した。40歳で世界チャンピオンに輝き、42歳でのオリンピック初出場となったステラート=デュデクとパートナーのデシャン(カナダ)は、最後のリフトで転倒があり、14位と大きく出遅れた。

ペアフリーは、2月16日(日本時間17日午前4時)に行われる。

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