四大陸選手権の男子シングル競技が1月24、25日、北京で行われ、三浦佳生選手(オリエンタルバイオ/明治大学)が優勝しました。SPでは三浦選手、友野一希選手(第一住建グループ)、山本草太選手(MIXI)が今季ベストの演技を連発、得点は三浦98.59点、友野97.19点、山本94.68点とハイレベルな戦いで、1、2、3位を日本人選手が占めるスタート。フリーでは三浦選手が追い上げをかわして首位を守り、合計273.73点で2023年以来2度目となる四大陸選手権金メダルを獲得したいっぽう、会心の演技を披露したチャ・ジュンファン選手(韓国)がSP6位から三浦選手に0.11点差まで迫る総合2位に浮上、山本選手は3位でシニアでは初のISU選手権メダルを獲得し、友野選手は4位となりました。日本男子が顔を揃えたSP会見と、メダリスト会見を続けてお届けします。
SP後会見 三浦佳生「祐奈ちゃんの演技に泣いたし、その後寝れなかった」
―― 今日の演技と、上位に入りスモールメダルを獲得した感想を聞かせてください。
山本 今シーズンは怪我などがあったり、苦しい練習の期間だとか、試合だったり、シーズンを通して悔しい思いが多かったんですけれども、今日はすごくやってきたことをすべて出し切ることができたと思いますし、全日本もショートでミスがあったので、リベンジを果たせたと思う。フリーもやってきたことをすべて出し切って、リベンジしたいなと思っています。
友野 今シーズン本当にたくさん練習を積んできて、今日はすごく楽しく滑れたかなと思います。緊張ももちろんあったんですけど、すごい自然体で。今シーズンはショートプログラムはすごくいいリズムでどの試合もできていたので、それを信じてやれたのがよかったですし、何より日本男子、女子に続いて、これだけみんないい演技ができたのが、すごくなんか激アツだなと思っています。
三浦 今日はすごく落ち着いてできたなというのがいちばんで、大会自体を楽しめているなという印象もありますし、今シーズンから自分の前の人の演技を見ないように見ないように……と心がけてシーズンを送っているんですけど、まあ今日はちょっと見ちゃってて、だいぶ。(笑)1番一希くん、2番草太くんというグループの流れだったので、シーズンを通してぼくたち多分結構苦しんでると思うので、なんて言うんですかね、まあある種仲間っていう感じもあって、個人競技ではあるんですけど、純粋に頑張ってほしいなっていう気持ちがあったので(演技を)見てて、2人が素晴らしい演技をしていたので、勇気をもらったというか、なんか自分も、「ああできんじゃね」みたいな根拠のない自信が湧いてきたので、それがいちばんよかったです。
―― 3選手に質問です。友野選手が言っていましたが、日本女子の活躍に影響を受けましたか。同じように成功を収めたい?
山本 昨日もライブ映像を見て、応援していて、日本女子みんないい演技で、祐奈ちゃんも本当に全日本に引き続きいい演技で、すごく刺激をもらいましたし、ぼくも、全員そうだと思うんですけど、男子も全員でメダル獲得したいという思いもあったと思うので、全員で一丸となって頑張っていけたらなと思います。明日も女子に続いて出し切りたいなと思いますし、メダルをしっかり目指して頑張っていけたらなと思います。
友野 本当に女子の演技を見て、影響を受けたのももちろんですし、たくさん勇気づけられたというか。祐奈ちゃんもすごくいい表情で滑っていて、自分もこういうふうにスケートをしようって思いました。あとは、勢いはそのままに、んー、メダル欲しいとか、何位になりたいっていう気持ちはあるんですけど、演技中はあまり気にせず、リラックスして。緊張は間違いなくあると思うんですけど、フリーは自分がやってきたことを信じて、フリーをやり切って、また明日笑顔で3人でここに戻ってこられるように頑張っていけたらなと思います。
三浦 そうですね、昨日、自分ももちろん見ていました。ライブで、1個の画面でゲームして、もう1個の画面でスケート見てたんですけど。とくに祐奈ちゃんのときはゲームの手が止まってしまうくらい、本当に引き込まれたし、なんか鳥肌が立って、その後もう寝れなくて、いま寝不足なくらい、本当に印象に残った。まあほんとに、祐奈ちゃんのときは泣きましたし。そのくらい素晴らしかったし、自分もこういうスケーターになりたいなあと思いながら、四大陸という”試合”ではありますけど、スケーターとしての価値というものを見させてもらったなという気がします。もちろん競技ではあるんですけど、自分自身のスケーターとしての価値を上げたくて、ぼくも今日頑張りました。
―― 友野選手、日本男子がSP後にトップスリーを独占している状況は2回目の経験だと思うんですけど(2022年世界選手権)、プレッシャーにしないための知恵は。
友野 正直デジャヴは、まあ「またかぁ」というふうには思います。でもぼくから何か言うことはもうなくて、2人はすごく強い選手だと思っていますし、それぞれたぶん、自分自身との戦い。自分のやりたい演技をやり切れれば、結果はついてくると思いますし、それがどんな結果でも、ちゃんとそのときできるベストができればいいと思います。プレッシャーはどうしても絶対、まあぼくはですけど、意識してしまうところはあると思いますし、でも前回も経験していて、ぼくは駄目だったので、リベンジもありますし、世界選手権と四大陸選手権はまた違う試合ではありますけど、そんなに考えすぎずに、もちろん女子がよくてうれしいけど、男子は男子でちゃんとそれぞれのベストが出ればそれでいいと思います。
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