2026年2月2日
全日本選手権2025前日練習で表明

三原舞依、18年の集大成 今季限りで競技生活に別れ

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三原舞依選手(シスメックス)が12月18日、明日開幕する全日本選手権の公式練習に参加し、今回の全日本選手権を競技生活18年の集大成とし、今季限りで引退することを表明しました。三原選手は、浅田真央さんにあこがれて、地元神戸の中野園子コーチ、グレアム充子コーチのもとでスケートをはじめました。一歳下で同門の坂本花織選手と切磋琢磨しながら、日本女子を代表するトップスケーターの1人に成長。体調不良やケガに見舞われながらも、2度の四大陸選手権優勝(2017、2022年)、22年グランプリファイナル初出場初優勝、世界選手権2回出場(2017、2023年、ともに5位)など、輝かしい成績に彩られたキャリアを築いてきました。前を向き続けるアスリート魂と繊細かつエモーショナルなパフォーマンスは、多くのスケートファンに愛されてきた三原選手。明日からの11回目の全日本選手権が、三原選手にとって最後の全日本となります。

感謝の想いをすべて込めて

―― 前日練習の感触は?
三原 今日、(練習開始の)5分後に曲がかかるっていうことで、もう最初から上着脱いで、急いでジャンプ跳んでっていうふうに思ってて。ジャンプは、悪くはなかったんですけど、3本目の3回転+3回転、ちょっと力が入りすぎたかなっていう反省点を今日見れることができたので、明日に向けてしっかり調整したいなと思っています。
―― 力が入りすぎていた理由は、思い入れもありますか?
三原 やっぱりけっこう今シーズン、3回転+3回転を試合で跳ぶっていうのを目標に掲げてきて、ショートではまだやってないので、しっかりそこで、全日本でしっかり決めたいっていう思いが強くて。練習の精度としてはすごく上がってきているので、それを本番で出そうとすると、けっこう力んじゃうので、リラックスして臨めたらいいなと思います。

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三原舞依のスケートを

―― 全日本が18年間の集大成というお話もありましたが、改めて、三原選手にとって全日本の舞台っていうのはどういったものですか。
三原 本当に初めて出たときから、会場の床だったりとか、カーテンの色が大好きな青色で、今日も会場に着いたときに、「うわ、すごい青い」と思って。会場の一番上まで上がれたんですけど、本当に大きな会場で、この素敵な会場に、観てくださるみなさまがたくさん来てくださって、いちばん上のお客様まで届く演技をしたいっていうふうに小さい頃から思って、スケートをいままで長く続けてくることができたので。しっかりお届けできるような、感謝の思いをすべて込めて、少しでも恩返しできるような演技をしたいなと思います。
―― まずはショートプログラムですが、どんな演技をみなさんに見せたいですか。
三原 本当にたくさんの思いが詰まったショートプログラムで、昨シーズン、(棄権のため)フリーの演技ができなかったっていうすごく悔しい思いがあるなか、いろんな時期を経て、いろんな思いもいままで以上にあるので。それをしっかり込めながら、滑っているときに1人でも多くのお客さまと目を合わせられるように、本当に笑顔で最後終えれるように、1つ1つ、一瞬一瞬を楽しみに滑りたいなって思います。
―― 西日本の頃から比べて、コンディションとしてはどうですか。
三原 自分もびっくりするぐらい、練習で久しぶりにノーミスできるようになったりとか、そういう日々が続いてきてるので。ショートもしっかり3回転+3回転の完成度を上げてこれている状態なので、しっかり本番で出し切りたいなっていう思いでいっぱいです。
―― 故障に関してのケアについては?
三原 本当にトレーナーさんにケアしていただいて。本当に春頃からトレーニングをコツコツ始めて、最初は階段に昇り降りから始めたよねっていうお話を振り返ってくださったんですけど。いまでは本当に足を速く伸ばすだったりとか、本当にけんけんのトレーニングもすごくたくさんできてるので。足首に関しては、すごく安心できてる状態かなと思います。
―― 18年間の集大成という言葉の意味を考えると、そういうことなのかなと思ってしまうんですけど、そのあたりというのはいかがでしょうか。
三原 今シーズン始まる前から、自分がどこまでスケートを……氷の上で、ショートとフリー、選んだプログラムのなかで、どこまで復活させられるかっていうのをすごく自分のなかでこう……強く、自分にプレッシャーをかけながら、前滑っていた時よりもいい、素敵な演技をっていうふうに思いながら滑っていて。シーズン始まってからは、本当に自分が思っているところまで行きたいっていう思いと、どうしてもついてこないところっていうのがすごくあったりとかで、いろんな葛藤もありながらだったんですけど。どうしても、全日本に11回目の出場をすることができて、今日も東京に着いて、「わあ、東京だ」って思いながら、すごく幸せを噛みしめているので。すごく自分の中で……シーズン最初は明言するのはすごく、自分のなかでちょっと辛かったりだとか、寂しいなっていう思いがすごく強かったので。自分の願望としても、もっともっと長く続けていきたいっていう思いがすごく強かったので。本当に自分のなかで、自分と自分がしゃべってる、話してるっていう感じで過ごしてはいたんですけど。毎日チームのみんなと練習していく中で、すごく応援してくれたりとか、舞依ちゃんならできるっていうふうに言ってくれたりとか。そんな日々が本当にあと数日なんだなっていうことを考えながら、12月に入ってから過ごしてて。本当にいままで18年間こうしてスケートができてることを感謝しながら、その全てを込めて、この全日本で出し切りたいなっていう思いがすごく強いです。


―― 確認ですが、今季が競技生活ひと区切りっていう感じですか。
三原 はい。
―― 決めたタイミングは?
三原 インスタグラムに投稿する少し前ぐらいに。そこまで練習も詰めていて、まだまだ上を目指していきたいっていう思いもすごく強いと同時に、本当についてこないところっていうのも、もどかしさだったりとか、いろんな思いもあったりして。スケートだけじゃなくて、こうして毎日を生きられていることも、すごく幸せなことですし、こうして会場に来たら、音響をかけてくださってる方だったりとか、製氷してくださってる方、カメラマンさん、記者の皆さまとか、本当に笑顔で迎えてくださるその一瞬もすごく嬉しくて。今シーズン、「18年の集大成としてのラストのスケートを、三原舞依らしいスケートをして」っていうふうに先生にも言っていただいているので。中野(園子)先生からは、「最後なんだから、三原舞依のスケートをしなさい」っていうふうに、言っていただいていて。本当にその言葉の通り、自分の納得のいく演技をして、笑顔で終えれられたらいいないいなっていうふうに思います。
―― 全日本で締めくくりなのか、今季まだ試合はあるのでしょうか。
三原 わからなくて。全日本を終えてから考えるかなっていう感じではあって。
―― 今後のキャリアで何かか決まってることはありますか。
三原 やっぱり大好きなスケートを、ちょっとでも長く。競技からは離れてしまうとしても、少しでも、ちょっとでも多く氷の上にいたいなっていう思いがすごく強いので。もしショーに呼んでいただけたら出たいですし。振付だったり、コーチだったり、本当に大好きなスケートに恩返しをしていきたいなっていう思いが強くて。まだまだ応援してくださるみなさまに、感謝をすべてお伝えしきれてないと思うので。これからの私の人生をかけて、”いつも本当にありがとうございます”っていう思いをお届けできるような、スケートをしていきたいなっていうふうに思います。
―― 中野先生とか、坂本(花織)選手とは、改めてお話しされたりしましたか。
三原 先生方も、言葉にせずとも本当に心をもって、通じているというか、アイコンタクトですごく……なんかこう先生がこう頷いてくださったりだとか。かおちゃんとも、シーズン始まるときにかおちゃんが明言されてたので、その直後にお互い涙うるうるしながら、もしかしたらっていうことも、会話というか、氷の上で泣きながら「頑張ろう」っていうふうに、かおちゃんも言ってくれたので。今日、公式練習でちょうどいちばん上に上がった時に、かおちゃんのショートを見ることができて、もう本当に心から応援してて、本当に幸せな、一緒にこうして全日本にまた出れて、すごく幸せだなっていうふうに思ってます。

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